耳掻き殺人判決 謝罪する加害者を殺すのは誰であるべきか2010/11/02 20:03

あれですけどねえ、、、

まず、耳掻きという職種、これ、特に被害者が勤めてたのはどう考えても、性的な快感を目的に男性が女性の接触サービスを受ける、風俗稼業の変形なわけですね。女性がそんなつもりはないといっても男の側はそうです。
風俗というとへんな男客がいくらでもいる。
被害者はいい子だったいい子だったというが、なんで家族はいい子をそんなものにほいほいバイトしに行くように育てたのか。本人は金が欲しかったのだろうが身売り女郎じゃあるまいし、その金がなきゃ死ぬというんじゃないだろう。
古い価値観というかもしれんが男は狼であって、草食が増えたといってもみんなじゃない。たいがいの男が自分の胸に手を当てればわかる。
「箱入り娘」にはそれなりの理由があるのだ。若い男女は機会があれば簡単にヤる。変形風俗を含む風俗稼業はその幻想を利用して金にするところなのだ。自分からそういうリスクの高いところに行ったわけで、不運とは思うが、不運を呼び込んでしまったのだね。自己責任とまではいわんけど、この世は危険なところであるという認識は必要でしょう。
危険にも濃度差はありますから、被害者のバイトがレジうちであれば話はべつですけどね、レジ打ちしてストーカーじゃ社会生活そのものの割りがあわない。

で、あんのじょう頭に血の上った中年が引っかかったわけだ。
こいつはこいつで、謝りまくってるようだ。いらんこともいいつつ。
「死刑にしろ」と確信を持って殺しまくって死刑にされる奴と、擬似風俗から頭に血の上ったアホが同じ死刑では、バランスが取れない。いや、遺族感情としてはそんなバランスどうでもいいのだろうけど(それはよくわかる)、「謝っても何をしても自動的に死刑」ではたぶん今後2人殺した時点で開き直ってさらに殺しまくる奴、最後まで憎まれ口を叩いて謝りもせず消えていく奴、ばかりが出てきそうに思う。それは社会の安定につながらない。
謝罪し悔いればそれが匙加減に反映する、という現象はどこかで必要です。ここがそうかというのはわからないが。

ま、「加害者はカスだが、なんでそんな変なバイトしたんだよ、おばあちゃんはまきこまれてかわいそう」というところで今回の判決はそんなに、私の感覚としては変ではない。

たとえば私が、自分の娘が殺されたら、謝罪しようがなんだろうが出所した加害者をどうにかしに行くだろうとは思うが、それは国家に求めるべきものでもない。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101102/trl1011020259000-n1.htm
【主張】耳かき殺人判決 極刑回避は妥当だったか 2010.11.2 02:59

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