ヴィノスやまざきの日本酒 ― 2024/03/01 21:27
久しぶりに四条烏丸のヴィノスやまざきに寄ったら、そこそこスペースとって一角に日本酒コーナーができていた。お店の地元の静岡の酒がたくさんある。喜久酔もある。

常盤通りの山崎酒店さんは静岡に35年前にいたころよく寄せていただき、その後もしばらくお酒を送ってもらった。
ヴィノスやまざきをはじめられ、ワインでどんどん事業がでかくなり、この京都店も殆ど日本酒おいてなかった。
いまになってこれとは、ワイン離れが来てるのか円安のせいか日本酒がまた流行りはじめたのか。
私のいっていた本店は、もう閉めてしまわれたらしい。
喜久酔は、当時に山崎酒店のご店主に教えてもらった。ですが私は、その前に勧められた磯自慢ばかり飲んでいた。
90年代に磯自慢が、杜氏さんの入れ替えがあってちょっと好きではない味になったのと入れ替えに、熊野神社前の富永酒店さん取次の満寿一が気に入って飲んでた。
満寿一は大塚杜氏の頃は、山崎酒店も、独自ブランド「安倍川の雫」に使ってられたと思う。大塚杜氏のあといろいろあった挙句、蔵元ご主人(専務)が杜氏されて味も安定したかとうれしく思っていたら、病気で蔵元ご主人が亡くなって蔵も廃業されたのだった。
そのころには磯自慢も味が戻っていたのでそれを飲んでいたわけですが、満寿一をしのばせるものもあったらうれしい。
満寿一は志太杜氏ということだった。
喜久酔にもその流れの杜氏さんがいるということで、この数年、手に入る喜久酔のなかでいちばん気に入った純米吟醸を常備する酒の一つにしている。こういう選び方は気に入らない向きもあるかもしれんけどね。
京都にはなかったので通販で買ってたが、通販のラインが最近ちょっとおかしいので京都で買えるのはうれしい。
冷蔵庫には満寿一、大塚杜氏のも専務の最後のも、1本づつあるんですけどね、20年たって、どんな味になっている事やらw
山崎酒店の話に戻ります、静岡在住当時、日本のワインはどうかとご店主に頼んで、ご店主もあちこちの手ごろな(安いということ)日本ワインを試したいと言われて、いろいろ取り寄せてくださった。北野呂ワイン、ごいちワイン、源作ワイン、ホイリゲなどなど、ネットの情報もないし日本のワインなんてという感じの80年代おわり、親切で物好きな酒店主にぶらさがって買わせてもらえてありがたかった。
矢作酒造に取引申し込んだらけんもほろろに断られたと苦笑してられた。バックで犬が吠えて、へんな感じだったと笑ってられたから、ちょっとむっとされたのかもしれない。
ヴィノスやまざきの日本酒コーナーの磯自慢は吟醸ばかりだった。本醸造が好きなのでこれはこれからも今買ってる店で買います。
そのほか、静岡の酒が並ぶ中で、山口の 獺祭 が目を引いた。今どきの有名酒を客寄せにしてるんかね。
こないだ蟹食いに城崎行き特急に乗ったときも、通路向こうの中年男女は列車が出ると、男は目の前のパックを開けて山のような唐揚げをむさぼり食い、女は窓際に獺祭のボトルをおいていた。この人らも城崎で蟹食うのかと思ってたら福知山で降りていった。
さすがに有名な酒と、意味もなく思いました。
ビフカツと顔見世 ― 2022/12/08 20:49
川端四条の「菊水」の2階でビフカツコースをいただいた。
一階は待ち合わせに使ったりしたが、クラシック洋食の2階ははじめてと思う。
丸太町東洋亭がビルになり京大楽友会館レストランがなくなったいま、こういうむかしながらの古風な(といっても窓はアルミサッシだけど)クラシック洋食店は貴重。
町中洋食(キッチンゴンみたいな)とはちょっと違うしね。

一階ででるビフカツはみるからに冷凍で衣へろへろでした。前の記事です。
2階のはひたひたの油でそれっぽく仕上げた感じ、見てないけど。叩いてないけど歯ごたえしっかりした赤身なのでよろしいかと。
ブラウンソースは家内のオーダーのボルドー風ビーフシチューと共通。ボルドー風ってほんまにそうなんですかね、ブフブルギニオンではないという程度の意味じゃないでしょうね。

ここにきたのは顔見世をみるためであり。

三部構成だと特に後のある部はでかい仕掛けできないのか、座り込んでずっと喋ってばかりで聞き取り悪い私には辛かった。
「松浦の太鼓」ってのはバカ殿コメディですよね、と確認。
ところで幕間に手洗いに行ったら、女子だけものすごい列。右側に男子トイレもあるんです。
女子トイレ、ユニット自体は多いようで回転も速い。
家内も間に合うかと思ったらわりとはやく帰ってきたが、男子のほうは外に出るほどの列もなく、つまり生物特性としては違うんだなあとあらためて思ったり。

いまさら京都ヨド地下 ― 2021/11/07 18:43
コロナ事態宣言解除した、ひと月ほどまえに気づいたのですが。
京都駅前のヨド地下のスーパーマーケット、グローバルキッチンがなくなっていた。
全体の品ぞろえがよかったので残念。
そりゃあんだけ、日持ちしない弁当に総菜まで大量においてたら、コロナで客足が落ちたらどうしようもないですわな、こんなにものがふんだんにある店がいつまでここで続くんだろうとずっと思ってましたが。
奈良そごうの閉店を見送った奈良県民はこんな気分だったんだろうか、もう20年前になるが、天理の病院の事務女性が、夢見るように「そごうは、よかったですよー」と言っていた。
そごうそのものがもうないものなあ。

いった店 鰻 牛肉麺 ほか ― 2019/09/06 15:23
「百歳牛肉麺」 蘭州と台湾の牛肉麺 京都 伏見
龍谷大の南側は、外国人の日本語学校のせいで中国人等が多いのだそうです。
日本にもあちこちにできつつある蘭州牛肉麺の店。
目の前の公園のわきにはしょっちゅうタクシーがとまってる。便所か。

ちょっと味濃いスープに菜っ葉と薄切り牛肉など、ラー油はあとから足す。麺は手延べ、わるくないものです。
セットの排骨飯は、肉は煮込み過ぎで缶詰肉のようにかすかすなので私にはいまいち。
台湾牛肉麺のほうは、麺が太目なわりに汁を吸わず、スープも漢方薬っぽくて好き嫌い別れると思う。

「まつき」 鰻 京都 高野
ネットで見る限り、完全予約制で、それも夜は前日までに。「江戸川 錦」の箸袋です。
中はカウンタ居酒屋っぽい、居抜き?がんばって安くしてはくれてるんでしょうが、それだけに物足りない。鰻は、がんがん高くとっても大丈夫な店しかもう残れんのやないかという気がする。接客はご夫婦でそこそこちゃんとしてくださるんですが。
セットのだし巻きはう巻きにできるようですが(追加料金は不明)、いわれなきゃわからないよ。やわらかいお江戸風鰻、たれが、残念ながら甘みが少なくて私好みではなかった。ふらっと寄れるようであればまだなんとかなるのかもしれないのですが、どうやろね。

「龍鳳」 中華 京都 新京極
新京極の六角広場をすこし東に。このへんの角、40年前ペットショップがあった、35年前ビニ本屋があった、がそれはともかく。いったときは時間外れでご主人が新聞読んでた。小さい、むかしふうの町中華。京風中華の名物らしい「からしそば」をいただいたが、たしかにマスタードで涙が出そうだ。やわらかい麺に芥子風味の五目あんというのか。なるほどとは思いました。

「もり一」 とんかつ 京都 三条新町近く
外見古そうで、外が狭いのでなんとなくびびるが、中は奥へ長くカウンタにしっかりしたテーブルも並んでなかなか広い、かってはこのへんのサラリーマンがお昼にはたくさん入ってがんばってとんかつ食ってたんだろう。昼下がりに行ったので客は私のみ。
とんかつはロース、ひれ、串、ほかエビフライや野菜炒めもある。千切りキャベツと来る。ヒレカツいただいたが、揚がりはいい、油は臭くなく、肉ちょい硬め。か〇くらみたいなふにゃふにゃの肉と水っぽいキャベツに比べたら、ありようも含め私好みですが、遠くからくるかというとびみょーな感じ。

「土井活鰻」 鰻 伏見 京都
伏見稲荷から師団街道にいって上がる。
歯触りの硬めの上方風としては、なかなかおいしいとは思う。たれもちゃんと甘い。
創業長そうに書いてるけどこの場所ではけっこう新しい。観光客がくる方面でもないし、がんばってほしいですね、昼でも客はいた。むかしこの近所でバイトしてたのがなつかしい。

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