キャッサバ粉でウガリ ― 2010/10/03 23:27
アフリカ帰りの若い知人(30台なかば独身)が、その友人の結婚式で京都に来るので、そのあとうちに遊びに来て、タンザニアから持ち帰ったキャッサバ粉でウガリを作ってくれるという。
共通の知人である夫婦(40台なかば)が食いたいというので、私の家族もあれこれ(子供は学祭、家内はそれを見に行く)で不在なのもあり、昼からうちでウガリパーティーしようということになった。
当日。約束どおり14時ころにやってきたのはいいが、前日の結婚式(平安神宮のあと祇園の料亭だったそうな、うちも親もそうだったしパターンなんやろね)の後朝5時まで飲んでいて、しかも迎え酒に失敗したという。大丈夫ですとかいいながら結局、知人夫婦を待つ間にアフリカ君ソファで寝てしまった。
私は、ジャスミンライスを炊き、ことによってはクスクスも出せるようにしながら、
1) 玉葱 鶏手羽先 の塩味のスープ ドライドトマト使用 ブーケガルニで風味付け タンザニアで食ったものを再現トライ
2) ラム ブロッコリ オクラ 豆類 のタジン煮込み 水煮トマトのほかPoivrier で買ったタジンスパイスとクスクススパイスで風味付け
3) かぼちゃ人参蓮根のカレー 鶏脂使用 DiDiのカレースパイス使用 これも水煮トマトや野菜ジュースを添加
4) 鹿肉の唐揚げ粉焼き
を用意。
知人夫婦はやってきたが、肝心のウガリ調理予定者は寝っぱなし。
ジャスミン米で上記を食いながら、いまやもっともむかしの日本のビールの風味を残すサッポロラガービール、国産葡萄酒「甲斐国一ノ宮」のほか、ネパールのロキシに酷似した雑穀焼酎「とんでんなか」やらあまったるいパパイヤリキュールやら非常に偏ったものをやりつつ、アフリカの写真や先日終了した極楽京滋軽音楽部アニメを見ていた。
夕刻16時半、アフリカ君起きだした。でウガリをつくってくれたのはいいが、起動時間は30分程度でまた就眠。
でも、キャッサバのウガリが食えてよかった。上の写真の、右上の鍋です。ほぼ同量の沸騰水にダマになるのは気にせず放り込んで、ひたすらへらで混ぜるということらしい。
ちょっと色が濃くてかなりねばっこかった。玉蜀黍のウガリと違って、蕎麦掻みたいであった。
手前の料理は、手前味噌ながらとてもそれっぽくできていた。その程度のつくり方のもんなんでしょうといわれたが、
夫婦も帰り、アフリカ君は21時ころにやっとまた覚醒。
水煙草(シーシャ)を玄関先で吸い、客用ベッドで夜をあかして帰っていった。朝飯のオムレツにはカトマンズで買ったホットケチャップ。
うちは、かなりエスニック度の高い家なんだろうと思う。
共通の知人である夫婦(40台なかば)が食いたいというので、私の家族もあれこれ(子供は学祭、家内はそれを見に行く)で不在なのもあり、昼からうちでウガリパーティーしようということになった。
当日。約束どおり14時ころにやってきたのはいいが、前日の結婚式(平安神宮のあと祇園の料亭だったそうな、うちも親もそうだったしパターンなんやろね)の後朝5時まで飲んでいて、しかも迎え酒に失敗したという。大丈夫ですとかいいながら結局、知人夫婦を待つ間にアフリカ君ソファで寝てしまった。
私は、ジャスミンライスを炊き、ことによってはクスクスも出せるようにしながら、
1) 玉葱 鶏手羽先 の塩味のスープ ドライドトマト使用 ブーケガルニで風味付け タンザニアで食ったものを再現トライ
2) ラム ブロッコリ オクラ 豆類 のタジン煮込み 水煮トマトのほかPoivrier で買ったタジンスパイスとクスクススパイスで風味付け
3) かぼちゃ人参蓮根のカレー 鶏脂使用 DiDiのカレースパイス使用 これも水煮トマトや野菜ジュースを添加
4) 鹿肉の唐揚げ粉焼き
を用意。
知人夫婦はやってきたが、肝心のウガリ調理予定者は寝っぱなし。
ジャスミン米で上記を食いながら、いまやもっともむかしの日本のビールの風味を残すサッポロラガービール、国産葡萄酒「甲斐国一ノ宮」のほか、ネパールのロキシに酷似した雑穀焼酎「とんでんなか」やらあまったるいパパイヤリキュールやら非常に偏ったものをやりつつ、アフリカの写真や先日終了した極楽京滋軽音楽部アニメを見ていた。
夕刻16時半、アフリカ君起きだした。でウガリをつくってくれたのはいいが、起動時間は30分程度でまた就眠。
でも、キャッサバのウガリが食えてよかった。上の写真の、右上の鍋です。ほぼ同量の沸騰水にダマになるのは気にせず放り込んで、ひたすらへらで混ぜるということらしい。
ちょっと色が濃くてかなりねばっこかった。玉蜀黍のウガリと違って、蕎麦掻みたいであった。
手前の料理は、手前味噌ながらとてもそれっぽくできていた。その程度のつくり方のもんなんでしょうといわれたが、
夫婦も帰り、アフリカ君は21時ころにやっとまた覚醒。
水煙草(シーシャ)を玄関先で吸い、客用ベッドで夜をあかして帰っていった。朝飯のオムレツにはカトマンズで買ったホットケチャップ。
うちは、かなりエスニック度の高い家なんだろうと思う。
危ない症例 ― 2010/10/17 11:32
先日2つ症例を経験。
1週間前から頭痛があり朝から手がしびれる見えにくいと時間外夕方受診、たしかに視力低下あり、相手してた若手がなにもないので明日他科診といいたそうな顔しているところに割り込んで、念のため脳外(うちは神経内科が非常勤しかいない)日直に確認をお願いしたら、下垂体腫瘍で即入院。
これは緊急性そんなにありませんでしたが一旦帰されるのとはかなり印象が違いますわね。なにもしてないんだけど。
もうひとつ。
朝からなにも見えないという患者が搬送されてきて、うちの中堅が外来でキャリアに寝かせたまま診察。意識はそこそこ清明、やはり眼になにもないのでこれも脳外科に頼んだら、細菌性髄膜炎で次の日には亡くなったらしい。
これなんて、わかりもしないのにうちであれこれやってたらどうしようもないです。
わからなかったら、まずは下駄をさっさと預けるのが大切。脳外科の先生(どっちも同じ先生)ありがとうございました。
それにしても2番目の症例、外科当直中にきたらどうしようもないですな。眼に何も無い時点で神経内科相当として内科当直に押し付けるしか仕方ないかもしれない。ああ怖い。
1週間前から頭痛があり朝から手がしびれる見えにくいと時間外夕方受診、たしかに視力低下あり、相手してた若手がなにもないので明日他科診といいたそうな顔しているところに割り込んで、念のため脳外(うちは神経内科が非常勤しかいない)日直に確認をお願いしたら、下垂体腫瘍で即入院。
これは緊急性そんなにありませんでしたが一旦帰されるのとはかなり印象が違いますわね。なにもしてないんだけど。
もうひとつ。
朝からなにも見えないという患者が搬送されてきて、うちの中堅が外来でキャリアに寝かせたまま診察。意識はそこそこ清明、やはり眼になにもないのでこれも脳外科に頼んだら、細菌性髄膜炎で次の日には亡くなったらしい。
これなんて、わかりもしないのにうちであれこれやってたらどうしようもないです。
わからなかったら、まずは下駄をさっさと預けるのが大切。脳外科の先生(どっちも同じ先生)ありがとうございました。
それにしても2番目の症例、外科当直中にきたらどうしようもないですな。眼に何も無い時点で神経内科相当として内科当直に押し付けるしか仕方ないかもしれない。ああ怖い。
知ってる世界のフィクション ― 2010/10/17 22:55
夕方リビングに行ったら、画面で「らきすた」流しながら高校生の娘が勉強していた。
ちょっと通してみようと思って、という。
これって女子が見て面白いもんなのかときいたら怒って部屋にあがってしまった。なぜ怒る(笑
これにしても京滋極楽軽音楽部アニメにしても、男がみる場合絶対自分にありえん世界なので、「野生の王国」見る感じで見てると思うんだが、リアルにその世界に抵触する立場の場合どんなふうにみるんですかね。
家内にきくと、ふうんと思ってみてる、そうだが。ま、女子からみても「ありえねー」でするーできるということなのか。
「医龍」なんかはよその科のことで、人間関係が極端な分リアリティも無いし、フィクションとしてふつうに読むが、全体に医者がネタのコミックは見るに耐えんものも多い。
目医者が主人公になったらよほど面白いかリアルじゃなきゃ読まんやろうなと思います。
ちょっと通してみようと思って、という。
これって女子が見て面白いもんなのかときいたら怒って部屋にあがってしまった。なぜ怒る(笑
これにしても京滋極楽軽音楽部アニメにしても、男がみる場合絶対自分にありえん世界なので、「野生の王国」見る感じで見てると思うんだが、リアルにその世界に抵触する立場の場合どんなふうにみるんですかね。
家内にきくと、ふうんと思ってみてる、そうだが。ま、女子からみても「ありえねー」でするーできるということなのか。
「医龍」なんかはよその科のことで、人間関係が極端な分リアリティも無いし、フィクションとしてふつうに読むが、全体に医者がネタのコミックは見るに耐えんものも多い。
目医者が主人公になったらよほど面白いかリアルじゃなきゃ読まんやろうなと思います。
実際にありえない設定を受け入れるか ― 2010/10/17 23:22
前に触れた「少女ファイト」です。網膜色素変性症の兄とその弟なのですが。
http://inakameishi.asablo.jp/blog/2009/12/04/4741051
「網膜色素変性症の親」
こないだの勉強会で実際にやってる教授に聞いたのですが、遺伝子相談しても、兄弟で「こっちはかかる、こっちは大丈夫」なんていえるもんじゃないそうだから、シゲルとミチルの扱いの違いは、ミチルの種がはじめから違うかどうでもいいかどっちかだろうと、やはり思わざるを得ない、リアルな話ならね。
まあいろいろ強引で極端な話だから、他の部分も作者のこじつけだろうと思いつつそんなに嫌いではない。フィクションにはこういう、破綻をものともしない強引さがあってもいい。整合の取れた退屈なものよりはまし。
私のかってのボスは「パラサイトイブ」の作者が研究室に見学に来た折、科学的な矛盾を指摘して、「そこはまた書き直します」と言わしめたそうだが、「あそこを直したらストーリー成立せんやろう」とボスは笑っていっていた。ま、実際書き直されたとは聞かない。「アニメ時かけ」だって肝心なところ(1回分が戻ってくるあたり)で設定上の矛盾がある。でもまあ楽しめたし。
誰がみても矛盾もなく迫力のある作品なんてそうそうできないものなのだろう。それができたら一流か、超一流とまでいうべきか。
http://inakameishi.asablo.jp/blog/2009/12/04/4741051
「網膜色素変性症の親」
こないだの勉強会で実際にやってる教授に聞いたのですが、遺伝子相談しても、兄弟で「こっちはかかる、こっちは大丈夫」なんていえるもんじゃないそうだから、シゲルとミチルの扱いの違いは、ミチルの種がはじめから違うかどうでもいいかどっちかだろうと、やはり思わざるを得ない、リアルな話ならね。
まあいろいろ強引で極端な話だから、他の部分も作者のこじつけだろうと思いつつそんなに嫌いではない。フィクションにはこういう、破綻をものともしない強引さがあってもいい。整合の取れた退屈なものよりはまし。
私のかってのボスは「パラサイトイブ」の作者が研究室に見学に来た折、科学的な矛盾を指摘して、「そこはまた書き直します」と言わしめたそうだが、「あそこを直したらストーリー成立せんやろう」とボスは笑っていっていた。ま、実際書き直されたとは聞かない。「アニメ時かけ」だって肝心なところ(1回分が戻ってくるあたり)で設定上の矛盾がある。でもまあ楽しめたし。
誰がみても矛盾もなく迫力のある作品なんてそうそうできないものなのだろう。それができたら一流か、超一流とまでいうべきか。
網膜剥離手術、バックル置き直しは「失敗」か ― 2010/10/19 23:42
知人の眼科部長の話。
数年前に彼が経強膜で網膜剥離手術した患者、いつのまにか彼の部下の外来にやってきて、僚眼(もう一方の眼)も網膜剥離していたと。
その部下は研修医レベルなので、ほっといてもどうにもならない。
そこで、入院させたときに、彼は、自分も手術に入るつもりで、回診で診察して話してたら、患者、「前の手術がいっぺん失敗してるので親族にもぼろくそいわれましたが」とか言い出したそうな。
たしかに、いっぺん手術したあと、1週間後にバックルおきなおしている。しかし、それで治っている。
バックルがおもったよりずれてしまうことはありうることだし、バックルの奥にべつの孔ができてやりなおしだってありうる話。医者の眼から見たらこれはただの合併症であって「ある確率でおこる仕方の無いこと」、早いうちのやりなおしでうまくいったならそれでいいのです。
一度目の手術からすぐにやりなおしになったので、気の毒になって、一度でうまくいかず申し訳ないといったら、失敗したと声高にいわれるなんてと、、、、頭にきたそうな。
で、現在剥離になってるもう一眼だが、白内障も強いのでまずはその研修医に白内障手術させた。指導は自分で入る気にもならないので部下の中堅(専門医はとってる)にさせたが、時間がかかって痛がって大変だったそうな。
その上で剥離の手術になるのだが、研修医にやらせるつもり、指導も中堅にやらせようかと思ってると。何度もやるかもしれんがその説明もしとけ、俺が入ったらまた何度もやらんといかんかもしれんから、君らでやってくれとか言ってるとのこと。
術前に医者に文句つける阿呆な挙に出た患者は哀れだがまあただの非常識としよう。おこっても仕方ない合併症相当に文句言われて、じゃあ今回は頑張りますとは思わないよな。じゃあ他所に行けよとふつうの医者は思う。
今回、実際に患者が、こっちの眼は一度でちゃんとやってほしい、とか言ったので、ちゃんとやってもやりなおしはおこりえるし保証なんかできないと言い放ったそうな。医者からしたら当然ですがね。
でも、それで、研修医にやらせる自分のところは研修指定病院だし指導医は専門医だから問題ないそれで痛かろうがやり直しになろうが仕方が無いというのも、ちょっと極端でまともじゃない。
決定権のある医者を怒らせると怖いということです。筋は通った、でも実際は危ないことがいくらでもできる。
患者も、前の対応が気に入らなかったのなら他所に行けばいいのに。
実際どうなったかまたきいてみます。
数年前に彼が経強膜で網膜剥離手術した患者、いつのまにか彼の部下の外来にやってきて、僚眼(もう一方の眼)も網膜剥離していたと。
その部下は研修医レベルなので、ほっといてもどうにもならない。
そこで、入院させたときに、彼は、自分も手術に入るつもりで、回診で診察して話してたら、患者、「前の手術がいっぺん失敗してるので親族にもぼろくそいわれましたが」とか言い出したそうな。
たしかに、いっぺん手術したあと、1週間後にバックルおきなおしている。しかし、それで治っている。
バックルがおもったよりずれてしまうことはありうることだし、バックルの奥にべつの孔ができてやりなおしだってありうる話。医者の眼から見たらこれはただの合併症であって「ある確率でおこる仕方の無いこと」、早いうちのやりなおしでうまくいったならそれでいいのです。
一度目の手術からすぐにやりなおしになったので、気の毒になって、一度でうまくいかず申し訳ないといったら、失敗したと声高にいわれるなんてと、、、、頭にきたそうな。
で、現在剥離になってるもう一眼だが、白内障も強いのでまずはその研修医に白内障手術させた。指導は自分で入る気にもならないので部下の中堅(専門医はとってる)にさせたが、時間がかかって痛がって大変だったそうな。
その上で剥離の手術になるのだが、研修医にやらせるつもり、指導も中堅にやらせようかと思ってると。何度もやるかもしれんがその説明もしとけ、俺が入ったらまた何度もやらんといかんかもしれんから、君らでやってくれとか言ってるとのこと。
術前に医者に文句つける阿呆な挙に出た患者は哀れだがまあただの非常識としよう。おこっても仕方ない合併症相当に文句言われて、じゃあ今回は頑張りますとは思わないよな。じゃあ他所に行けよとふつうの医者は思う。
今回、実際に患者が、こっちの眼は一度でちゃんとやってほしい、とか言ったので、ちゃんとやってもやりなおしはおこりえるし保証なんかできないと言い放ったそうな。医者からしたら当然ですがね。
でも、それで、研修医にやらせる自分のところは研修指定病院だし指導医は専門医だから問題ないそれで痛かろうがやり直しになろうが仕方が無いというのも、ちょっと極端でまともじゃない。
決定権のある医者を怒らせると怖いということです。筋は通った、でも実際は危ないことがいくらでもできる。
患者も、前の対応が気に入らなかったのなら他所に行けばいいのに。
実際どうなったかまたきいてみます。
ムツミ堂破産 古い嗜好品 ― 2010/10/20 01:10
ムツミ堂破産ですか。三条サクラヤも南に移ったし、もうなんだかです。
http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20101019000086
「ムツミ堂」 破産申請へ 京都新聞
大手家電量販店との競合から不採算店舗が目立ち、2003年2月期には赤字は1億9400万円。四条店を含めた不採算店舗の閉鎖など経営縮小を進めていたが、金融支援が得られなかった。
【 2010年10月19日 14時41分 】
カメラが独自の商売になる時代はほんとに終わったのですなあ。てか、教養が必要という時代があって、写真はかって金持ちの子弟の趣味だった。カメラは高かったからねえ。田舎から都会に出てきた学生達は、オーディオでクラシックききながら謡曲をやったりしていた。やがて、映画を見て一人旅して酒飲んでバイクに乗ってギターを弾く時代があった。
バブルを越えて、今おっさんは変わり果てた時代を見て呆然としながらネットに浸るばかりですな。
今でも、なんちゃってホームシアターで映画を見て、本を読み、カメラを並べ、オーディオ機器に囲まれ、バイクを持ち、旅行し、酒飲んで、ギターを習うのですがね。
仕事の上でも、トラベクロトミーだのジアテルミーだの古い手術するしちょっと硬い核だったらECCEするしPMMAのレンズ入れるしERGもとるし、自分が古い本をあつめた図書館だかの管理人に思えるという台詞にときに共感を覚えます。
話はぜんぜん違うがこの村上春樹的なモチーフって、ポールオースターと関係ないんだろうかとずっと思っているのですが。あったとしても誰も大声でいわんだろうし。やってるひとが偉くなるとそうなる。たとえば桑田の稲村ジェーンがビッグウェンズデーのパクリということすらほとんど言われないしね、これなんか黙られてるのはむしろ本人も不本意じゃないかとも思うが。
http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20101019000086
「ムツミ堂」 破産申請へ 京都新聞
大手家電量販店との競合から不採算店舗が目立ち、2003年2月期には赤字は1億9400万円。四条店を含めた不採算店舗の閉鎖など経営縮小を進めていたが、金融支援が得られなかった。
【 2010年10月19日 14時41分 】
カメラが独自の商売になる時代はほんとに終わったのですなあ。てか、教養が必要という時代があって、写真はかって金持ちの子弟の趣味だった。カメラは高かったからねえ。田舎から都会に出てきた学生達は、オーディオでクラシックききながら謡曲をやったりしていた。やがて、映画を見て一人旅して酒飲んでバイクに乗ってギターを弾く時代があった。
バブルを越えて、今おっさんは変わり果てた時代を見て呆然としながらネットに浸るばかりですな。
今でも、なんちゃってホームシアターで映画を見て、本を読み、カメラを並べ、オーディオ機器に囲まれ、バイクを持ち、旅行し、酒飲んで、ギターを習うのですがね。
仕事の上でも、トラベクロトミーだのジアテルミーだの古い手術するしちょっと硬い核だったらECCEするしPMMAのレンズ入れるしERGもとるし、自分が古い本をあつめた図書館だかの管理人に思えるという台詞にときに共感を覚えます。
話はぜんぜん違うがこの村上春樹的なモチーフって、ポールオースターと関係ないんだろうかとずっと思っているのですが。あったとしても誰も大声でいわんだろうし。やってるひとが偉くなるとそうなる。たとえば桑田の稲村ジェーンがビッグウェンズデーのパクリということすらほとんど言われないしね、これなんか黙られてるのはむしろ本人も不本意じゃないかとも思うが。
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