続 「不明」な野菜 若冲 ― 2026/06/30 12:07
福田美術館で、「果蔬図巻」(本館蔵)公開に合わせ、、「菜蟲譜」(佐野市立吉澤記念美術館)が後期日程でこないだから出ている。
「菜蟲譜」のなかの「不明」の果実、56番 です。

「果蔬図巻」にもムラのつき方は違うが形状同じようなものがあってパッションフルーツになってるのね。19番。

納得しようと思ったけれど、日本でも沖縄でとれるような熱帯の果実を江戸時代の京の青物商が扱うとはどうにも思えんのです、
調べたら、そもそもパッションフルーツが日本に入ったのはせいぜい大正らしい。
百合根にみえるものを、百合根じゃないかとあちこちからいわれるのに百合根じゃないといってる、福田美術館関係の有識者の意見でそうなったんですかねえ(しつこい
「不明」な野菜 若冲 ― 2026/06/15 14:37
福田美術館で展示している、若冲の「果蔬図巻」のなかにある「不明」な野菜です。
下の引用写真の 41番。

百合根ではないか、と思ったがどうか。
とっくに検証はされてるんでしょうが。
これは収蔵品なのでここで見る機会も今後いくらもあろうが、これにあわせて公開になってる「菜蟲譜」の後期展示は6月20日から。栃木の佐野美術館まではなかなか観によう行かんから、もっぺん来るかな。
まあかわりに「果蔬涅槃図」が観られたんではあるが。
ところで、90年代のサンフランシスコでは、ジャパンタウンには日本人向けの食材があり、そのほか市内にコリアングローサリー、チャイニーズスーパーマーケット、さらにオーガニックフードの店もあり、サンノゼにはヤオハンもあって、質はともかくとして、日本で食うもんの大概が手に入っていたと思う。
ですが、百合根だけは見つからなかった。
研究室の中国人(文革を経験したほんもの)は「中国じゃ lily root を食う」と言ってたから、中華食材にあってもおかしくないと思ったんですが。今はどうなのかは知りません。
(追記)
福田美術館によると、百合根ではないかという声は多く寄せられるが、有識者は、違うと判定した、そうです。へえ。
ネコのはなし ― 2026/05/10 22:39
三毛猫です。
毛色の遺伝子はX染色体上にあって、黒と茶はいっしょにはないので、三毛猫は基本XXでメス、オスは実はXXYだから不稔、とこないだ読んだのですが、ネコの染色体いじくって黒と茶の遺伝子をタンデムにしてオスで配偶可能な三毛猫をつくりだす、というのは問題があるのか、どこかでやってないんだろうか。
倫理的には青いバラをつくるのとかわらない気もするんだけれど、いじくるのがネコだから嫌がる人は多いような気もする。
そのネコが自然界に出たらやっぱり問題になるんだろうが、ネコの iPS細胞も作成されたことだしいろんな生物工学的操作の対象にできるということだから、中国人の富豪が金出してやらせんだろうか。
なんのためにといわれても困りますが。
私は三毛は小学生時に一度飼ったきり、名前はミミだった。あとはトラ、その後実家で飼ってたのは黒であった。
トラでも黒でもキジでもネコは何でもいいけど、やや希少気味な三毛猫がそのへんをうろうろする町に住みたい。
自分じゃもう飼えそうもないですからね。
自分じゃもう飼えそうもないですからね。
奄美大島で田中一村美術館にいった ― 2026/05/03 22:04
素人の感想ですから突っ込まないで
一昨年の、都美術館での「田中一村展」以来気になっていたもので、奄美大島にいった。

田中一村美術館に2回ほど行ってあれこれ考えたわけです。
奄美の景色はいろいろ濃くて、それで思うに、、、

観察力と体力が暴走していた田中一村がいろんな空回りをへて、過剰で濃厚な南国に、最後に居場所を見つけたんじゃないかと。
ゴーギャンはどうやったんやろね。
言い換える。このひとの作品は、煩雑でイラっと来るものも多い。ものによるがやりすぎでバランスが悪いのね。そこをむしろ、どこまでもやりすぎても題材として押し返してくるこの島の風物があって、最後の画風にいきついたんだと思った。
千葉では薄かったんでないか。
ルソーの影響を受けた形跡がないというのが意外ではあったかな。
昭和20年前後の本人の日本画でちょっと似た技法のもののあったから、そのあとあれこれコンクールに出しては落ちて苦しんだ挙句にあらためて路線をみつけたんだろういう、素人の感想です。
美術館に自前の図録がないのは残念だった。常設展の入れ替えごとに来いってかw
都美術館展の図録を見直します。NHKと太陽のムックがいまもあるのかはまだ確認してません。
あと、終の棲家というものが離れたところに観光地としてあるけど、移築されてるし本当に最後に住んだ場所でもないんだし、これこそ田中一村美術館の前の、一村の名前つけたようわからん植え込みに移築した方がええんでないの、ぼろぼろやんか、と思った。

まぜ麺などいろいろ ほぼ京都 ― 2025/09/24 14:46
最近、ラーメンは、豚骨がしんどい気もしてきて鶏白湯、もっというとスープもしんどいのでまぜ麺を選ぶようになって、歳やと自覚するわけです。
天下一品で腹下すようになって20年。
お盆の旅行からかえって体重が1-2キロ増えてしまい、ちょっと減らしてもラーメンなんか食うとあっというまにさらに1キロ増えたりする。すごい食いもんです、あれ。
といいつつ、ちょっと前からのラーメン。
なくなるものも出てきたのでここであれこれまとめてしまいます。写真撮り漏れ、写真はあるけどどこの店かわからんものなど数軒入らず(久世のふくなが、四条河原町の杉千代とか、行ったはずですが)。
好きなのは、単にスープがないだけあとはふつうの具の、熱いまぜ麺なのです。
まぜ麺は、台湾系、担々麺系、油ぞば系が多くてなかなか気に入ったものがない。
世界一暇なラーメン屋

京都は河原町三条上がる。しばらく表に大々的に看板出してスープなし麺をやってた。

麺ごく少なく、飲んだ後に軽く入れるにはいいかもしれんけど、いったのは7月で、9月に前を通ったら、もうこの麵はやってなかった。ませ麺自体やってなかった。名前もかわって(人類みな麺類、だっけ)つけそば専門店になった。
7月にいったときには、店内綺麗ですが、奥の方はちょっと異臭があった、店に人に訊いたけど気にしていないようだった。隣の客の匂いだったのかもしれない。
ラーメン大戦争

河原町三条を下がって味ビル一階、長く寿司屋があったところです

魚臭いまぜ麺 中太ちぢれず固めのやや茶色い油そば系。麺少なめはいい。肉1-5枚で選べる。いかにもなコンセプト店
いっちゃん

京都伏見大手筋。もともとはここのまぜ麺が好きだったのが、メニュなくなったのです。
その後、冷釜玉麺というものになったのですが、冷やし麺は好きではないので行かんかった。「冷やし釜」玉というのがそもそもよくわからん。
ところがこれの熱いバージョンができた。

前のまぜ麺に比べると、トリュフ玉子別添えではなく黄身が初めから入ってトリュフオイルが添えてある、けずり節がかかり、鶏チャーシューは一枚じゃなく刻み、になってる。麺は太めのしっかり味のあるもので、ご店主らしい方がいると中までしっかり熱い 最後に入れるご飯も含めてそれなりに最適化は出来てると思う
逆にいうと、、、
明らかなバイトさんがやってるときにこれ注文すると、盛り付けに時間がかかるのか、きれいな盛り付けではあっても、麺が冷めてきて外側がなんとなく硬くなってることがよくある。きっちり熱くないこれはよくない。だから、しつこいですが、ご店主らしいひとが厨房にいるか確認してから入ることにしている。
富貴製麺研究所

京都、河原町の三条から一筋下がった東入ル、かって親不孝通りといわれてたところ、ずいぶん店もかわった。むかしの南一の通り西向かい。

濃い醤油味の油そば。よくあるタイプ。チャーシューは分厚い。
おもての立て看にはおむすびの表示ばかり、中の壁メニュにまっさきにあるまぜそばはなく、この油そばのみで、大丈夫なんやろかという気にはなった。
焼飯と麺

京都は河原町の、三条商店街を東から入って新京極寄り。

細い麺、味の濃い焼きビーフンみたいな食感の油そば、嫌いではないが。
麺屋キラメキ キラメキのトリ三条河原町

三条河原町上る、これは四月の限定油そば、ここはふだん台湾まぜそばなんで食ってみた。

あ、うん、そうだね、な感じの油そばであった
くそオヤジ最後のひとふり
河原町の三条商店街入口にこの数年ある汚い名前の店、なかはきれいですが。


今年三月の限定、ホタテバターまぜそば、量少ない。麺を楽しむ感じにはならないがそういう食い方のものではないのだろう。
荒海
新宿

油そば、ちょっと二郎を感じさせなくもないもやしの山。

麺や 轍 (わだち) 木屋町店

木屋町の、駐車場より南。

魚粉は好きじゃないが、あまり茶色くない麺は好きです。
麺屋昊鶏

そらどり、と読むらしい。
滋賀、堅田南、バイクで通りがかって気になっていた。ここはまぜ麺ではないので、ラストにおきます。

アルファルファと刻み紫玉葱が差別化か、悪くない鶏白湯、臭みがないのが好みは別れるかもしれない。ご飯セルフ無料はえらいけど、金とってもいいと思う。
最近読んだコミック ― 2025/04/20 19:04
最近、たまにいくラウンジの女子(昼職あり)がけっこうアニメコミック大好きらしくて面白かったものを教えてくれる。
好みとしていまいちなもんもあるけど、知ることもなかったようなもんを教えてくれるからありがたくはある。
ドライアイと難聴で、動画を見続けるのも活字本を読み続けるのもちょっとしんどいというダメダメな状況なんでコミックはありがたい。活字にはじわっと戻りつつあるけれど。
教えてもらって気に入ったのは「レッツゴー怪奇組」「あくまでクジャクの話です」かな。若いコの読むもんは主人公も若いわ(偏見
どうでもいいけど、むかし赤名リカの真似して爆死した女子はそんなにおったんやろかと、クジャクの観察学習の回で思った。どうみても元ネタのひとつはあれでしょう。
ほか、ちゃんと定期購読してるのは「ひとりでしにたい」「新九郎奔る!」「らーめん再遊記」「使い魔サンマイと白の魔導師」。ぜんぶ紙の雑誌と単行本を買い、ものによってはデジで買って、jpgにしてコミックビューワで読む。
それなりに気にしてるもんはいくらでもありますが、現状のマストはその程度です。
なんとなく読んだ「しあわせは食べて寝て待て」は、NHKのほうがどうかは知らんけど、蘊蓄人情系かと思ったらリタイヤ系でもあり、極端な自然派やスピな方にいきそうで危ないと(失礼)思いつつ、こうやってコミックは進化するんやなと。割と好きですがそれをいうのは恥ずかしいような
「あおのたつき」はバトルものになるかとひやひやしたが回避されてめでたい
「特別のEGOIST」はもう続かんのやろかねえ、、、まあ、かなりの無理は感じたが
観た映画 ― 2024/07/05 12:07
ほぼ半年分。2月くらいからしばらく気分がハングしてしまって数か月なにもインプットしなかった。
「ルナシー」 DVD
いわゆるシュルレアリズム映画、面白くなくはないけど、まだそんなことやってるのという感じ。時々入り込む駒撮りアニメでいろいろ考えるのもアホらしくなるだけの効果はある。
「アンダーザスキン」 DVD
宇宙侵略ものということになるが、思わせぶりなところが多いがなにがなんやらさっぱり。美女型人喰いエイリアンとか、それが人間らしくなってきてとか、今更だし、ものとして自主製作映画並みにしか見えず。スカーレット-ヨハンソン使ってるが、もとはとれたんやろか。
「ミッション:8ミニッツ」 DVD
瀕死の状態の人間を過去を再現する道具に使う。いい感じによくできたようにみえるが、これを「時間軸移動」ものとした場合、主人公が乗り移った学校の先生のほうは消えっぱなしなんか、もともと死ぬ運命だったといってもなんだかな気はする。
「浮き雲」 尼プラ
フィンランドの失職中年夫婦の話、最後にいいように転がってめでたい、まともな映画。レニングラードカウボーイズはやけくそやったんかカウリスマキ監督。
「過去のない男」 尼プラ
これもカウリスマキ監督。列車食堂で寿司と日本酒が出てきてバラッドが日本語なのは笑った。じわる面白さ、ちゃんとした映画で突っ込みようがない。どこまで実際なのかわからんがゆるい社会やなあ。
「The roots of evil」 ようつべ
ショートホラーで売れてるらしい。スエーデン製で、ミッドサマーな感じ。日本語字幕ついてる。https://www.youtube.com/watch?v=FpCGELWL4WU
「5時から7時のクレオ」 尼プラ
時系列でだらだら流れる。若い女性歌手が病気に悩んでうろついてナンパされる映画、面白かった。
「罠」(1939) 尼プラ
戦前のフランス映画やなあと思わせる。前半はものすごく面白かった、後半謎解きも含めてよくわからない。
「関心領域」 京都シネマ
背景もヨメも異常な状況とはいえ一見大したこともおこらないのに最後までちゃんと面白くみられた。ホロコーストのネタでいつまでも映画をつくり続けることにも感心する。アウシュビッツとか知らん人もじつはいくらでもいると思うけどそういう人はどんな風に見るんだろうかね。
「ぼっち・ざ・ろっく Re:」
ただの総集編前編どうしようかと思ったが思った以上にみたはずの放送版を忘れていたようで楽しく観ました。
ライブの後の虹夏の台詞で前編終了という予想も当たった、つかそれしかない罠。
高校生年齢女子のうぞうぞ出てくるアニメは最近もう見る気にならないがこれは主人公のコミュ障ぶりと廣井姐さんの呑んだくれぶりがよい。観客は8割くらい男子
「ホールドオーバーズ 置いてきぼりのクリスマス」 京都シネマ
昨年制作だがお話は1970年。作品自体はリメイクらしい。デジタル上映なのにフィルムっぽいのは加工だった。もうちょっとぬるいものを観るつもりだったが、人生をひとのために差し出す「恩師」ストーリー、監督は黒澤明のファンだそうだ。先生がまったく恩着せがましいことを言わないあたりは、「生きる」の設定も流用してるかもしれんと思った。生意気なガキが最後まで生意気なのはいい。
50年前のボストンの風俗とか車とか、見た人間がまだいる、ぎりぎりの再現になるな。大正初年に幕末をネタにしたものをつくるようなもの、ではある。今の話にすると携帯がでてくるのでびみょーに成立しにくい。
プレップに黒人がそんなにいたのかとは思ったにしても、それっぽい音楽とか、今の時代の映画でこれやるんか思ったけど、よくできてるんだろう。
感想 DUNE part2 ― 2024/03/18 18:37
part1 と同じ感じ。前はちょっと感心したけど。
公開後はじめての日曜日夕方、 movix京都、字幕版で客20人弱。
コワい敵方がスキンヘッドなのは最近どこもいっしょ。
重厚だけど画面転換のキレはいまいち。砂虫に乗ってみんなで南に行ったあと教母に会うところとか、どこですかここはと一瞬思った。
似たような画面が多くてイメージ画面みたいなんもくるし、人物もまあ定型的、原作がそうなんでしょうけど、サル顔メイクのチャ二と白系美人メイクの皇女みながら、顔の感じを逆にしたらまた感想かわるよなあとか思ったり。
すみません原作知らないのですが、退屈はしないし話はまあまあ分かるとして、おなかいっぱいな感じになってきた。
まだやんの?

騎士団のいる帝国軍vs遊牧民軍 かつ帝国が負けるという図式はラングの無声映画「ニーベルンゲン」を、前作もそうだったが彷彿とさせるというか。今回は「クリムヒルデの復讐」の方です。
「ニーベルンゲン」は、「メトロポリス」もそうだがとんでもないモブ動員人数とセットの規模だったのでして、昔は人件費が安かったし、フィルムも発達途上でセットもそんなに精密じゃなかったからできたんだろうとも思うのですが、やっとまたあそこまでのことがCGでできるようになった、という気分でみていた。実際下敷きにしてたんではないか、似たシーンがいっぱいあったような。
まあ似てしまうとは思うが。「トップガン」が無声映画「つばさ」に似るようなもんか。








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