好きな酒の話 ― 2025/05/29 23:06
川端三条上がるの酒屋「やまもと」京都店さんが7月いっぱいでテナント切れらしく、今後静岡の「磯自慢」本醸造系を、枚方店まで買いに行かんとあかんかと思いつつふと調べたら「やまもと」さんはネットサイト持ってられて、そこで「磯自慢」も買えるらしい、ほんまに買えるのか(ネットでは品切れというのも世にはよくある)わからんけど、ちょっとほっとした一方、閉店までになるべくたくさん買っておこう(アカンw)と思った次第。玄関には酒瓶がいっぱい。
「磯自慢」は静岡で研修医してた頃「山崎酒店」で勧められて好きになった。販路が限られ、山崎酒店から送ってもらったり尼崎ワールドで買ったり、中書島の富原酒店で買ったりしてきたが、富原さんはいきなり閉店した。ヤマモトが京都にできて有難いと思っていたのです。なくなるのは残念。
静岡の山崎酒店は代がかわってワインショップ「ヴィノスやまざき」を全国展開して烏丸四条にも店がある。日本酒も置いてるけど、「磯自慢」は吟醸系しかない。これは買わない。
ついでにいうと、山崎さんの先代が「磯自慢」に並んで勧められてた「喜久酔」も、これは一時そればっか飲んでた「満寿一」なき今志太杜氏の雰囲気のある少ない酒なんですが、私の好きな純米吟醸はヴィノスやまざき京都店においてない。これは尼で買えるので楽。
最近好きになった長浜は佐藤酒造の「湖濱」も、通販で入りにくくなって、長浜に行くたびに駅前ストアのモンデクールで、4合4本買って帰ってくる。「悪くない」酒というのがよろしい。
あとは「不老泉」。私は熊野神社前の富永酒店さんで買う。
以上、「磯自慢」「喜久酔」「湖濱」「不老泉」4銘柄を、家ではほぼ常備しております。ほかにもおいしいお酒はいくらでもあるだろうけど、自分から探しに行く方に今の興味はないわけで、より好みに合うのでこうなった。置く場所には限りがある。
。
むかしいろいろお酒飲む機会があったのは面白かった。職場の近所の酒屋に「風の杜」ののぼりが立ってるのを懐かしく見たりする。
でも、ひとにあげるときは、「越乃寒梅」か、京都を強調するときは「玉乃光」になるのよねw どっちも飲みやすいいいお酒とは思う。
「越乃寒梅」は家でも飲むし、「玉乃光」は割烹なんかであったら注文します。自分で飲まない酒を名前だけで人にあげたりは、さすがにしない。
繰り返すけど、ほかにもいい酒はいくらでもあります。
いった店 ビフカツ ― 2024/09/26 21:08
最近ほんまに新しい店に行かない。
もともと夜はまともに食わない。たまに、なんかの会でホテルフレンチ食って気分が悪くなるとか、久しぶりに回らない寿司屋で好きなもの食って調子が悪くなるとか、末期的。
たまにはビフカツ食おうぜということで、、
「洋食の藤」 JR神戸駅近く。
店名からむかしながらの洋食店かと思いきや、いまふうにきれいな外装店内、ヒルビリーっぽい音楽が流れる。テーブル2つにカウンタ8席ほど。

待ち客もいたけどタイミングよくすぐに入れました。
ビフカツはやわらかい厚い赤身、この厚さだところもがずるずる外れることが多いのですがしっかりついていてよろしかったです。サラダも多い。
時間帯によってはさっさと回転に協力する種類の店かとは思うけど、外で何人も待つなか、お友達と談笑しながらゆっくり食ってる女子客もいたりしていろいろやね。

それと、、
「Beer Thirty 河原町三条」
アサヒフードクリエイトがなくなって傘下の「アサヒスーパードライ」がコロワイドに引き取られ「Beer Thirty」という店になったのですが、、、
河原町店は、天井にLEDライトが埋められて全体明るくなってしまった。クラシックな感じで行くなら京都駅前ルネサンスビル店のほうがいいと思う。
以前はこのふたつの店はメニュも違ったりした。片方にだけオムレツモンサンミシェルがあったり、ビフカツも違ったりしたんですが、いまは統一メニュのようです。
BeerThirtyになって、その、オムレツモンサンミシェルがなくなり、ビフカツもなくなっていたが、こないだいったらこんどは茶美豚のスペアリブが消え、懐かしメニュとしてビフカツが復活していた。メニュがようかわりますねえと思わず古株店員さんに言ったら笑いながら首を振っていた。

ビフカツはたぶん時限メニュでしょう。ここのビフカツはわざわざ塊肉から切るんじゃなく半製品の冷凍をいれて揚げてるとは思うがべつにそれはどうでもいいので、ひさしぶりにここでビフカツが食えてうれしかったので書いておきます。
しかしスペアリブなくしてどうすんのとは思う。

いった店 愛宕菜館 ― 2023/11/11 22:43
京北に行く用事があり、ちょっと遠回りになるが、かって京都のちょっと西で桃花春というラーメン屋をやってたひとが亀岡北の八木の駅前でまた愛宕菜館というラーメン屋やってるというので寄ろうと思った。

桃花春のラーメンはたぶん豚脂ぽいスープの醤油味でチャーシューが一面に載っていた。前に記事にしている。
今の店には塩と味噌しかない。
塩いただいた。麺は細目すこし縮れて味もこしも弱いもの、スープの味は塩がきつくて熱くてよくわからなかった。
まぜそばばかり食ってるうちにすっかり猫舌になってしまったみたい。
むかしふうのラーメンやなあとは思った。
店の壁には、桃花春なる中華料理屋で修業したご主人がその名前をもらってまえのラーメン屋をやった、体調悪くなって2018年閉めたがここでまた復活した、というたぶん京都新聞の地元コラムが切り抜かれていた。
まえにも書いたが、私の学生の頃京都に新心亭(白味噌ラーメンで有名だった新進亭ではない)というラーメン屋があった。桃花春はその流れという噂があったので気になっていたが、それは全然違うのだね。
ギョーザはなかなか美味かったし、地元らしい人でにぎわってたし、あと、味噌も、また京北にいくときはついでに食いに行こう。
そのあとの京北への道はぐぐるまっぷに従ったら途中477号線が通行止めで面倒だった。
ビフカツ 淡路島にて ― 2023/11/03 19:51
淡路島にいきました。ビフカツのことだけとりあえず。
「レストラン大公」 淡路市 ステーキの店
むかしからやってる感じで、駐車場になっている大きな敷地の奥に店がある。

11時半ころでしたがすでにテーブル席もグループが入り、畳にテーブル椅子の個室に入通された。電話でオーダーするのだった。
ビフカツ定食。衣がしっかりついたやや薄い目のビフカツなのは素敵。しっかりあがってるがやや脂多め。もうちょっと赤身の方が私は好みであったが、やわらかいから年寄りにはいいのだろうと思う。

家内はハンバーグいただいていたが、しっかり肉肉しいよいものだった。
ステーキ食わんのかいという感じですみません。
トリュフ風味の卵黄 ― 2023/09/01 09:24
京都伏見大手筋の「麺極いっちゃん」は、まぜそばにトリュフ風味卵黄と柑橘で味変させているのですが、京都の三条下がる河原町木屋町間「麺匠一粒万倍」にも麺具汁ともにぜんぜん違いながら同じ卵黄と柑橘で味変させるまぜそばがあった。
HUBにもトリュフ風味カルボナーラがありもちろんトリュフを削って入れてるわけではない。
これはつまりトリュフ風味卵黄そのものが商品として出回ってるのかと思ってちょっと検索したら、 #トリュフ香る漬け卵黄 で、こんだけそれ使ったラーメンがインスタでひっかかってくるらしい。
日本国中にあるなあ。一粒万倍もいっちゃんもタゲられてる。
まぜそばというと、担々麺にシフトしてそこにあれこれぶちこんで盛りだくさんなラーメン屋が多いものですが、トリュフ卵黄のついたものは、どこも汁が少ないだけで具は通常のラーメン並みのシンプルなものが多いようです。
以下は「いっちゃん」です、卵黄が隠れてますw

ちょっと前から、いろいろ風味づけた醤油だの出回るようになってる。トリュフ醤油で下がすぐに出てきたがたぶんほかにもあるだろう(と思うが違ったらすみません
ここの醤油と組み合わせて卵を売る業者もいるけどともに中部地方。
うえに出たラーメン屋には中部地方みないので、関連は不明。
ラーメン屋についてはトリュフ漬け卵黄が出回ってるのか、このへんのトリュフ醤油に各店卵黄を冷蔵庫で漬け込んでるのかはわからないけど。
卵黄が出回ってるんじゃないならHUBはトリュフオイル振りかけてるんかな。
この話をよく行く居酒屋でしてたら、いまどきほんまになんでも流通してますよと言われた。特にオチはありません。
台湾飲み食い 東海岸編 ― 2023/08/21 11:12
お盆に台湾にいきまして。
台北から、台鐵で東海岸に回りました。飲み食いの記録。
台北
台北駅地下をだらだら歩いて長安東路にあがり。
「中央市場」
毎度の屋台居酒屋。家内といったが好き嫌いとアレルギーのせいであまり選択肢なかったけど。海鮮もエビすり身の揚げたの食ったくらい。鮭(と表示)の刺身とか売り込みに来てちょっとこわくて手を出さず。5皿烏龍茶ビールで1000TDくらいかな。


「新田鰻味屋」
駅へ戻る道でみかけて鰻なので思わず。こぎれいな日式の居酒屋兼丼屋、JポップかKポップかわからん曲がずっとかかってた。ウナギは背開き硬め、小で300TD.。ラーメンやら海鮮丼などもあり。



宜蘭
「正好鮮肉小籠包」
人手不足で外食のみ、家族(と思う)総出で作業してた。
近所のベンチで食ったがこれは美味かった。



花蓮
夜市で羊肉スープ食った。「當歸羊肉」てのは店の名か。パクチー強いね。台湾は飲み物はじぶんで冷蔵庫にとりに行く店が多い。


「鵝肉先生」
ガチョウは雁の家禽のはず、鴨にくらべあっさりしてむしろ鶏っぽい。家内は食わないのですくなめの冷製にしたが、白切鶏をなめらかにした感じで美味。
麵などのメニュもあり。テーブルにアクリルの仕切り、コロナの名残か。


「多福豆花」
あちこちで見るかき氷の店。家内が。マンゴーかき氷を所望。日本のかき氷より濃い。


「戴記扁食」
ここもかなりの行列だが、ほんまにワンタン(スープ餃子)しかなくて、30分ちょっとで入れた。階段にはすごい量のパクチー。




「口福牛肉面」
海鮮の店にいったがいっぱいでもうダメと言われて、ドライバーのおばちゃんのすすめた牛肉麺の店。
意麵は平麺、拉麺(Q)はふと柔らかい麺なのね。新しいっぽい店でちょっときれい。



台東
「Rong Shu Xia Rice Noodles 榕樹下米苔目」
行列に並び米粉麺食う。麺もぶちぶちにやわらかい。
ここ、まず店に入ってテーブルを確保してから店頭に並ぶのね。で、注文はシートに書くがこのときそのテーブル番号を教える、できたらもってきてくれるという方式。
新旧や規模の差はあっても似たような食堂で食う感じが続いて、この路線ちょっと飽きてきた。



「米巴奈山地美食坊」
台湾はあまりクレジットカード使えない。どんどん両替するのも嫌なので、クレジットカードが使える(重要)、原住民料理、の店。原住民というのは、ドライバおばちゃんは aboriginal tribe と表現してた。むかしでいう台湾の「生蕃」ですね。
街の中心部から離れている。フロアマネージャのねえちゃん英語できないが翻訳ソフトでなんとかやりとり、コースを訊くと「二人には多すぎます」とスマホが表示。
店はバーミヤンみたいな感じで家族連れでいっぱいになったし、蒸し糯米にサバっぽいフライだの焼き魚だのベビーコーンのベーコン巻きだのあれこれまあ食って腹いっぱいだが、こぎれいで行列がないからってありがたくもないよなあという感じ。



いまふうのチェーン店には入らんかった、日本の店もよくみた。
地元の人がやるのは食堂が一般的、ファストフードレストランもなくはない、という感じか東海岸。こっちの目に触れないだけかもしれんけど。
大行列の店の近所の食べ物屋ががらがらというパターン多し。
原付で乗り付けて予約のテイクアウト引き上げていくのが地元民で、アホみたいに並んでるのはみな観光客かひょっとして。
あと、3都市すべてスタバあり。
網走のビフカツと博物館 ― 2023/01/13 22:42
書いてなかったことに気づいて今書くのですが。
昨年のお盆時期に北海道に行って、網走にも立ち寄りまして。
「網走市立郷土博物館」にいきました。学生時分の1985年以来なので37年ぶりなのですが、、
以前は、油引いた床の匂いがむかしの小学校舎の印象だったのですが、なんかけっこう手入れされて大切にされてるようでよかったです。ゴールデンカムイのキャラとか出してあっていかにもでした。

ただ、以前来たときはもっと北方少数民族について展示していたと思ったのですが、むしろ江戸時代からの本州とのつながりについてが多くなっていた。分館もあるようなのでそっちにいってるのかとか思いつつ。
ふうんとか思いながら、網走市内で洋食と探しまして、「ホワイトハウス」。夏祭りの時期で露店の出ている商店街のなか。

ビフカツはチーズハンバーグとセットでした。付け合わせ等も野菜ほとんどなし(わずかなレタスになぜかケチャップスパがついてくる)で、ちょっと極端と思った。

まー町洋食こんなもん。
それはまあいいとして、、町から出たところで、「北方民族博物館」なるものにぶちあたった。これは知らなかった。

千里の民族学博物館の1セクションみたいで大変見ごたえあり、よろしかったです。
上記網走郷土博物館のものも一部来ているようで、少数民族の資料も、ある程度こっちに来てるのかもしれない。

郷土資料館で受付のおねえちゃんは分館の話はしたけど、ここのことは教えてくれなかったのですね。なんでか知らんが、ゆきあたってよかったことでした。
熱海とビフカツ ― 2023/01/13 18:05
正月に熱海にいきました。
温泉芸者あげる団体旅行の時代のあとさびれまくり、いま復興しつつあるときいたのですが、MOA美術館から町へ降りる斜面には別荘のあとや保養施設のあとらしい建物や空き地が多かったですね。
泊ったのは「月の栖 熱海聚楽ホテル」の、部屋つき温泉のある部屋。
景色がいいというのに、高所恐怖症の私は簾さげっぱ。

で、ちょっと感心したのですが、夕食朝食ともに、こちらが連絡しておいたアレルギー対策が完璧になされていた。
国内旅行で、ちょっと高価い宿に行っても、アレルギー対策は抜けてることが多い。あとでおかみがお詫びに来たりというのはこないだも城崎のけっこう高価いお宿であったことなのですが、それがなかった。東京に近いとサービス業人材も豊富なんだろうと思わされました。
仲居さん自体はよくしゃべるわりにちょっと抜けた感じw
熱海、砂浜にホテルがそびえる海岸リゾート風で、サンセバスチャンを思い出したことですw まあ海岸リゾートはどこでも似た感じになるんでしょうが。
「温泉」「町がにぎわっている」「景色がいい」という3ポイントをきっちりおさえた温泉地は私は見聞が狭くてあまり思い当たらない。町が温泉街っぽいのも景色つか景観にするなら、城崎、渋、草津はいい感じと思いますが、たいがいの温泉は、お宿の建物から外に出る気にならないことも多いです。
町ぐるみでというと、あとは別府、道後、あたりですかね。町も楽しめるリゾート温泉募集w
で、熱海には、はやりの鮮魚丼の店も多いが、むかしからの観光地なので洋食屋もあるわけです。
「レストラン スコット」 店のあるあたりの曲がり角に行列があったのでびびったが、隣のラーメン屋のだった、スコットにも行列はありましたけど開店前のもので全員入れた。

ビフカツをいただきました。ランチコースに追加料金で、6Kほど。
しっかりした赤身であった。こないだの菊水に似てる。
木調、由緒ありげな内装で、後継者に調理はまかせたのかもしくは後継者に調理場から追い出されたのか(失礼)、コック服のご主人が奥さんとおぼしき婦人などとともに接客給仕される。こういうよい洋食屋のビフカツが滅びませぬよう。

最近のコメント