ムツミ堂のあと ほか、いった店2013/06/09 22:16

三条河原町あたり地盤沈下でどうなるんやろうという感じですが。

あんなにあったカメラ屋も、ムツミ堂がなくなってすべて消えまして。三条サクラヤはずっと南に移転したしね。
ところでふらふら北上すると、「フォトハウスK」なる店が、以前ムツミ堂があったより南側、画廊プチトール884の1階にある。カメラ、写真用品小物ちょっとおいて、まあちいさなカメラ屋さん。ムツミ堂におられた店員さんがやってられた。




ムツミ堂はもう写真事業をしないので、もと店員3人ではじめられたそうだ。
頑張って欲しいとは思うものの、通りすがりになにか買うだろうかと自問。河原町かいわいの旧市中は、カメラもそうだがパソコン関係のものが、四条寺町までいかないとないので、そっち売ったらどうなんだろうとも思うが、需要ないからやらんのやろうな。

京都駅ビルにパスポート更新に行った。
用意していった写真は影があるからとはねられた。あの程度の影で個別認識できなくなるわけなかろうと思うが、ちょっとのことでも事大にとらえて相手を押し込めるのが好きな日本人の、しかもシステム維持が自己目的化する傾向のある女性をそろえた窓口に、なにをいっても無意味。
胸糞の悪いままちょっと休もうと、北上。

「YEBISU BAR」 




京都ヨドバシカメラ南側。
いい感じのはず。目の前、京都タワービルの、通用口に運送トラックが出入りしゴミ入れコンテナがおかれてるんじゃなければ。店のせいじゃないんですけど。

「六曜社」 三条河原町下がる 喫茶
地下では夜には酒もでる。むかしながらの喫茶。ご年輩の見るからに常連多し。おおむかしはここは、いまはなきリラ亭のマスターのご兄弟がされてたはずだが、それ自体が50年以上前だしねえ。

「蓉蓉」 烏丸寺之内 中国料理
以前「さんみ」なる洋食屋があったところを居抜きで、中国語がネイティブのひとがやってる。「さんみ」の中の人は大家として上階におられるそうです。




上海料理と称する。なんでもやる日本人の中華と違って、芙蓉蟹も青椒肉絲も麻婆豆腐もない。昼の定食はかけるもの2種類×かけられるもの2種類の4パターンで550円、量は多くてこれはお得なんだが、ふつうに注文すると、いつのまにか、ちんまい皿とスープつけた750円セットになるから要確認。250円程度の小皿はびみょーに割高、近所でちょっと中華でつまんで飲みたいなら、いいかもしれない。


ほか、まえに書きましたが、、、、
「のらくろ」 洋食 下鴨
ビフカツが、かって安いAと高いBだったんですが、1600円のひと品だけになっていた。文句は言わない。安いほうにはちょっと疑問があったしいまどき町中の洋食屋さんなんて、それもビフカツなんて、やってくださってるだけでよしとせんと。年輩客と家族連れ、ビフカツオーダー率ちょっと高かった。
以下は写真、マスタードかけて一切れ食ってから、思い出して撮りました。きれいでなくてごめんなさいまし。



クラシックのリスニングルーム 京都2013/06/11 19:01

あいかわらず河原町三条かいわいの話です。

三条大橋を西、タカセビルの2階インド料理屋「スジャータ」がなくなっていた。10年以上やってたっけ、それなりに長い店だったがなあと建物の前にいるうちに、案内掲示に気づいた。




「クラシッククラブ 風信子亭」 とある。音楽喫茶っぽいが、いまさら始める人がおるんやなあ。アサヒスパドラにビールのみに行くのをやめて階段を上った。




15畳ほどの空間、13個のそんなにおおきくないスピーカでサラウンドになっていて、壁面60インチAQUOSモニター設置、それにむかってボーリングのピンのように三角に、ちんまりした肘掛ひとりがけソファが6つほどならんでいる。飲み物は800円で、ノンアルコールだが飲み放題、出入り自由とある。
禁則事項は映画館と一緒ですと。しゃべるな写真撮るなというところか。

ですので、中の写真は、「風信子亭」でぐぐれば出てくるブログサイトにのってるそっちをどうぞ。

サラウンドは実は難しい。うまくやらないと、あちこちから出てくる音であたりがもやけてしまって肝心の音が聞こえなくなったりする。 ALRJordan とJBLのスピーカが主に使用され、アンプは Onkyo、プレーヤは DVD に SACD までおいて、芯のすっきり通る音なのは苦労されたろうと思う。スピーカのケーブルも、壁の後ろを通してあって、つまり部屋ごとそのために手を入れている。たくさんあるCD等は、お宅から棚ごともってこられたのだろうかね、棚は不ぞろい。アナログ一切ないのは潔いのでしょう。

狭いせいもあるだろうし金の問題もあるだろうが、パーティションが一切なされてない。ご年輩のやや脂っぽいご主人(?)は、部屋の隅に存在感まるだしで座っておられ、ときどきのしのし歩いてあれこれ用事される。コーヒーメーカーがしゅうしゅう鳴り出す。ソフトの入れ替え時もボリュームしぼらないし、映画館て、、、、、

がんばったオーディオファンが、名曲喫茶やリスニングルームをつくるという設定は、夢の一つとしてとてもよく理解できる。知人であればよろこんで通うだろう。
知らないハイエンドオーディオファンの、リスニングルーム兼リビングで、800円払って心安くくつろげるのであれば、非常によい場所と思います。背の低い一人がけソファですがうたた寝は出来なくはない。

より新しい発売の、いい音質の音源を選んでおられるのでしょう。前にブルックナーの胸像があり壁にクナの写真パネルがかざられ、音源リストのブルックナーもけっこう数が多かったが、昔たくさん買って最近買わないブルックナーファンの私の所持とは、かさなりがほとんどなかった。モノラルではフルトヴェングラー、ステレオではメストによる5番は、私のオーディオ比較原器のひとつなんだがみあたらない。カラヤンもない。ブロムシュテットはある。文句いってるんではない。好みはひとそれぞれだし、自分の持ってないものがきけるのはいいこと。
映画関係の音源もあり、小津のサントラなどはうらやましくもあり。

ホームページをみると、


サイトアドレスみるかぎり関係者に中国の人がいるんやろかと思いたくなりますがどうなんだろう。まあ柳月堂だってそういえばそうなんですが。便所にぶらさがった[Bar Amsterdam] の札といい、どうでもいい謎もあれこれある。

いった店 京都 めなみ 他2013/06/19 23:55

電子カルテの悪口を今更ここに書いても仕方ないので、お店話ばっかですが。

「めなみ」 京都三条木屋町 居酒屋
ちょっときれいめ、かっちりした感じの居酒屋。ご年輩のなじみは多いようです。焼酎のお湯割りはやや小さめのグラスだが濃かった。ずらずら並んだ惣菜鉢といい、観光客を安心して連れて行けると思う。




夏野菜の炊き合わせは冷製とろみあんかけ。つぶマスタードかかった角煮に、焼酎2杯で3K。割烹にダウングレードした懐石(どことはいわんが)と、結果的に感じが似てる。厨房作業はあきらかにこちらは居酒屋なんですが。

「博多一風堂」 京都東洞院錦 ラーメン
この歳ではラーメンはいいはずないのでふだんなら行く気しませんが、2軒店が入れなくてかつ雨で客待ちも少なかったのでついつい。何も文句言う気はない。「めなみ」もそうですが、ほんとに「こぎれい」になったねみんな。

既出。
「グリル花」 長浜
ビフカツの写真をあげます。一切れを立てるおしゃれはこないだまではしてなかった。




「能登」 長浜
琵琶湖鰻登場。とてもよいものなのですが、値上がりで漁師さんがやる気出してるって、すぐ枯渇しませんよう、、、、再生産できない資源を安売りするコンビニ、丼や、イオン、なんとかならんかしら。

いった店 京都フレンチ 大阪蕎麦 ほか2013/06/23 15:28

「ビストロ スリージュ」 京都 出町柳 フレンチビストロ
こじんまりしたビストロ。すべてアラカルト、一皿 1.5K-2.5K 程度。種類多いがつくりおき感もない。量も大きく、呑むに適したしっかりした味で、グラスワインの選択もある。テーブル4つほどにカウンタがあって、一人でも浮かないが、ペアでいくか数人の女子会に向いた感じ。よいビストロ。混んでるので、特にいきなり複数で行くならちょっと遅い目がいいと思う。予約しろという話w




内装について語るなら、にぎやかなドールハウスの奥で腕を振るうシェフ、ってな感じ。サーブはちゃんとしてるが、気が回りすぎることもあるよう。まあお気楽に。

「プティプランス」 京都 松ヶ崎 フレンチ
工繊大の南の住宅地、1980年頃に開業。むかしの喫茶店みたいな感じですが改装したばかりできれいです。「星の王子様」が入り口などにかざられ、店内にはビートルズの写真があって音楽が流れるあたり趣味全開。シェフの好みかマダムの好みか判らんがこういうのがやりたい、んだろーなー。「アットホーム」売りなのだと思う。




ランチは2K程度からのコース肉も魚も、日替わりのみか。ちょっと味濃い目、美味しいとは思ったが、ソースを食うようにかスパゲッティつき。サラダもミニサイズ。洋食屋ぽくて、値段は高くはない。
ご近所のほか中高年の常連らしい人たちをみかけたが、こういう店ってどういう経緯で常連になるんだろう、逆算すると20歳台のデートコースとしてこういうのは昔はありだった、かな。もっと高価くてしっかりフレンチやってるらしい夜行かなきゃ、これ以上はわかりません。

むかしの喫茶店と言うと、深泥池南の喫茶「池」も廃業した模様。ビフカツ食ったと思ったが画像がみつからなかった。

「総本家 更科」 大阪 新世界通天閣近く 蕎麦
大阪での本家ということらしい。更科蕎麦としておいしいとは思う。店がなかなかに匂うようなクラシックな大箱です。むかし一時期天婦羅モノの表示に紙が貼って隠してあったが、このへんがドラマネタになってブームになった以来そんなことはない。ほんとに寂れてたんだろうねあの頃。




ふたむかし子連れでアメリカから UA に乗り帰国時、エコノミーだったのがなんでかビジネスクラスにアップグレードしてくれた。いまの個別ベッドソファ型じゃなくせいぜい椅子がゆったりするくらいだったが、そのときにおとなりに座られた方が、大阪のN電機のおそらく次期社長相当の方であった。
1歳児がときどきぐずって申し訳なかったのだが、話をしていると、その会社の応接室に手回し蓄音機のコレクションがあるということで、羨ましかった。
蕎麦の話になって、おすすめの店として上記「更科」をいわれたのですね。で、まあ、このへんで蕎麦食うならこの店にしている。ええかげんなきっかけです。
ちなみに。田舎蕎麦系についてはミナミあたりの「出雲」とかいう店のことをいっておられたような気がするが、こちらに入った事がなく店の名前も不確か。

名刺渡されて、これ店頭でみせてください安くしますよと、しっかり営業されました。
当時日本橋に数軒の店舗があった。「モグラ館」「クラゲ館」などと称して売るものをかえていて、日本橋がふつうの家電を売る町としての最後の頃。
Mac の Powerbook Duo 買ったのですね。売り場の兄ちゃんがまた癖の強い人で、当時最新スペックの8倍速だかのCD-ROMユニットの話を得々とされた。
その後その兄ちゃんは店でみなくなり、店自体もみななくなってしまった。N電機はどうなったのか、手回し蓄音機のコレクションとやらはどうなったのか、ときどきぼんやり思い出す。

いった店 京都 厚い肉のビフカツの出し方2013/06/28 23:47

「プチレストランないとう」 柳馬場竹屋町下がる 洋食
裁判所南側は新しい店が増えつつあるが、ここは前からの洋食屋。




客は年齢層幅広い。
いろいろ力の入ったきれいな洋食屋だからちょい高価めは仕方ない。町家フレンチを思えば安いとは思う。比べることかとも思うが。
ビフカツがあった。5K円超。やわらかいヘレ赤肉、ぶあついが、衣はよろいのように硬く揚げてあった。焼き野菜と共に登場。




日本の「カツ」は、ころもが外れて下手するとソース味のころものみ食うことになるのが難点で、いっしょくたに切って食いやすい薄い安いビフカツを私は推している。肉の厚いビフカツは高級路線であって、いまはない「与太郎」や「長崎屋」にもあったが、ころもがここまでは硬くなかった。へろへろ外れた。
歯応えもざっくり硬いころもが肉についてくるここのビフカツは、よくできている。洋食屋は箸を出す。箸でつまむのはむしろ殻のようなころもで、肉がそのなかにはいってついてくる感じ。
値段も値段だが、ビフカツ者はいっぺんくらい食ってもいいかな。
もっと安い献立も、ちゃんとしたものが食えます。ランチが2.5Kくらいから。

このあたり、畳大座敷洋食「竹富亭」がなつかしい。カウンタステーキハウスの流れの「はふう」は2店になった。どっちも、ビフカツを食うた事があるので名を挙げておく。