いった店 鰻再訪 なくなった店 「寄生獣」感想 ― 2015/02/07 21:44
遠出したり人にあったりして外食回数増加。
「まるや 名駅店」 名古屋名鉄百貨店レストラン街 鰻
映画「寄生獣」のあと入りました。23時までやってる。映画の前、夕食時間帯に入ろうとしたらえらい行列だったのね。名古屋風、しっかり焼いた甘みの強い鰻です。ウェイトレスはみな155センチくらいだが採用身長基準でもあるのかね?

「山本屋総本家名駅店」 名古屋名鉄百貨店レストラン街 味噌煮込みうどん
上記まるやがいっぱいで、映画見る前に入った。うどんがしっかり硬いね。きしめん系のほうが好きですがまあ好みの問題。具はさまざまで、ねぎと揚げのみのものからあるのはいいですが、それで1K超えはちょっと高いかな。
既出から
「淡水」 天理。ごはんにタレ混ぜ込んだ鰻重を私があまり好きではない理由に、ここで鰻重コース食ってて、やっと気づいた。まんべんなくたれを混ぜるまむしは、どうしても、ちょっと冷めてしまうのだな。しっかり熱いごはんで食うのが私にはよいようだ。蒲焼ごはんじゃタレがかからないし。 「旭亭」 榛原。だからここでも、ひつまぶし(並)を食って、私は仕合せであった。今期あと3回は食えるだろう。 「彩華ラーメン屋台店」 天理。便所がないのがちょっと困ることあり。 「天房」 築地てんぷら。まえからの店内の貼物がどんどんなくなり、単品の表示もなくなった。移転で規模縮小? 「オ‐シザーブル」 六本木。トリュフ尽くしいただいた。なんとなくトリュフの味がどういうもんなのかわかってきたような気はする、好きかどうかはともかく。
なくなった店
「HUB京都京劇店」 京劇のビル取り壊し予定で終了。日を勘違いして、私がいったのは、店のなくなった翌日だった。2階席の景色が好きだったし、アサヒスパドラになくなったフィッシュアンドチップスがこちらにはあってよかったんだが。
で、感想ですが、映画「寄生獣」。ネタバレ注意。
もとのままつくったんじゃ尺が足りないし、ただでさえCG多いんだからCGせずにすむところはすましたいというのもわかるので、プロットというか人間関係やストーリーの変更、単純化は仕方ないと思う。むしろよくやった。
役者もそこそこちゃんとやってるんですよ。橋本愛はよい。
でもなんかなあ。もったいぶったセリフが多いし、「地球上の誰かが」を繰り返しすぎ、そのわりに響いてこない。カメラワークも映画のようなテレビのような中途半端さ。
仕上がりや原作とのギャップの印象としては「奇談」に近い。がんばってんだろーけど、それだけに駄目も目立つという、、、せっかくなのにね。
ミギーは、どう作ったって不自然なんだからこれはこれで仕方ないか。こんなことに文句は言わない。
母親の、体だけが勝手に動いてシンイチを守る、というのはジャイアントロボ以来の日本製見世物のパターンですが、こういうのがいけない、こういうフィクションは、基本のウソ以外の細部が科学的に説明できなきゃどうしようもないぞ。
原作知ってるからまあ面白かったが、原作知らなきゃ、ノれずに終わりそうに思う。
原作に忠実だけど作画がどうしようもない、いまやってるアニメ「寄生獣、生の格率」もどうかと思いますが。
映画としては、キムタク版ヤマトよりはまし。あっちはあっちで笑えたとはいえ。
4月公開の後半分も見に行こうとは思います。
いった店 蕎麦ほか ― 2015/02/18 08:57
「蕎麦人」 精華 蕎麦
ちゃんとした蕎麦です。個性になりますが、丸抜き蕎麦も玄蕎麦もそのままではやたら歯応えがいい。天麩羅も、料理店ふうのぱらっとしたものではなく、ころもは汁がかかっても外れにくくへばりついている。総じて、汁のかかった状態、もしくはたっぷりのあついつけ汁で頂くのに向いているように感じた。ふつうのざるもあるんですけどね。

既出
長浜
「バガボンド」なかば居間みたいなところで、すくないメニュ数、あるじとおそらくお母上が接客しながらやってられる。いまどき需要のすくない「洋食」でやっていくならこうなるんだろうね。常連はことさらに居心地よかろう。 「あい然」 そこそこ安いし店主も客に気を遣ってるし、まともですよ。 「能登」 もろこや小鮎など、地元のものでイッパイやるのはいいこと。
京都
「萍萍 (ピンピン)」 ラウンジなんかに行く前になんかお腹に入れるのに適している。
症例の相談 ― 2015/02/18 10:33
以下、フェイクとして読んでください。
むかし一緒に働いたもと部下の医師に、勉強会であったところ、いまこういう症例があって難儀している、という話になった、との設定です。
申し訳ないけど、非常に見通しの暗い症例で、なにをやってもほぼ失明状態になりそう。いってみると、PDR の NVG で、きれいに PPV すみ CB なかばまで術中 LPC してるが眼圧がどんどん上がっている、それを、今の上司部長は抗ベバシズマブ抗体いれたきり、それでも下がらないのになにも方針が出ないどうしたらいいだろう、という感じのぼやきです。その地域中核病院では、ことのほか指導が厳しくて、もと部下はすでに専門医であるが方針はすべて今上司がきめるのですと。
全身状態不良、視力はすでに0.1切って視神経も真っ白中心もとんだというなら、ま、急いできついことやっても仕方ないということやろう、この先はまず濾過手術か毛様体破壊やろねえ、でもあの上司さんは、難しい硝子体手術が多くて緑内障まで手が回らず、緑内障症例は緑内障が売りの眼科専門病院におくってたけど全身状態が悪いと無理だし、どうなるだろうね、と、ふつうに返事。たまたまそこにいた、もと部下のいまの同僚も、ふんふんときいていた。
ところがその後日、今上司は、もと部下を、他院に情報を流すな信用できないと叱りつけたんだそうだ。いまの同僚がチクったとw で、急遽、濾過手術することになったらしい。本当に急遽なのかは知りません。
フェイクありですよもっぺん念のため。現実に似たような症例があってもたまたまです。
部長なんてものはその部局の最高決定権者です。おおよそトップというものは、部下に裏でとやかくいわれるのが半分仕事みたいなもんで、ましてや変なことをやったらあっという間に部下の世代に情報は回る。こっちの部長は白内障術後翌日ループが出てばかりだとか、あっちの部長はきつくて術中患者が泣き出したとか、それは本当だかわからないと、聞く方も心得て聞くものだ。
上司が部下に、言うなといって、それで部下が黙るわけないやろう、次は、まわりにチクりそうな人がいないかみまわしてからいうようになるだけです。そもそも異動したらもうコントロールのしようもない。
みんなが見ている、箸をころばしてもすぐに知られる、という自覚が、立場とともにあったほうがいいんじゃないかとと思ったものであった。いや今回の件に関しては、べつに変なことやってると思ったわけではないが、それだけに神経質さがきわだつ。
医師というのは自分のやってることがどうなのか、いつも気にしているものです。だから、いま悩んでいる症例についての相談というのが、世間話のようにふつうに行われる。下のレベルになるほどそうだ。
患者個人の特定ができるわけじゃなし、いろんな話をきいて自分でまた考えて医師は育つのであるから、うまくいかない症例の情報は囲い込まずにむしろ積極的に交換するべきでしょう。
部下が他院の先生に相談したというなら、「へえ、で、どういってたの?」と訊いてもいいくらいだ、私ならそうする。
思うように治癒しないなんて知られたら沽券にかかわると思ってるのかもしれないが、まともな医者がきけば、そういう困難な症例もあるよね、どんな経過になったか教えてほしい、でおわりの話なのだから。
最近のコメント