ナッツリターンの違和感 ― 2015/02/13 19:26
執行猶予なしですと。
「ナッツ事件」の大韓航空前副社長に懲役1年の実刑判決=裁判所
[ソウル 12日 ロイター] - 機内でナッツの出し方に腹を立て、搭乗機を引き返させたとして航空保安法違反などの罪に問われた大韓航空(003490.KS: 株価, 企業情報, レポート)の前副社長、趙顕娥(チョ・ヒョンア)被告に対し、韓国の裁判所は懲役1年の実刑判決を言い渡した。
身内の会社で帝王然とふるまい、やりすぎてこけたものを今度はみんなで寄ってたかって叩くという、「水に落ちた犬は打て」を地で行く展開ですが、、、
いうことをきいてしまう社内体制を問題にしないと根本治療にはならないと思うんですがねえ。
指揮権というものがある。
手術してるところにたとえば医師でもない理事長がやってきて指図はできないということです。医師をその場で解雇して手術をやめさせるのは可能だが、そういう専門性の高い分野で、立場を与えられたものがその立場で正当な業務として行うことには、たとえ部署が上のものでも、直接の指導的立場にあるわけでなければ、指図してはいけない。
原子力エンジニアからきいたところでは、日本には、メルトダウンしている炉の制御室の作業にくちばし突っ込む馬鹿がいたようでw
で、ナッツリターンですが、たかがナッツで引き返しを命じた副社長もたいがいですが、引き返しちゃったところにも問題はあるのですな。
つまり、「指揮権のないもののいうことをきいてしまった機長」も、組織としてはまずいわけで本来は処罰対象のはずです。
韓国企業はそういう組織である、というなら、韓国内ではいいでしょうが、そういう慣例のある組織に国際線旅客機なんかの運用させてええんかという検証があるべきでしょう。外国の空港で乗り入れ拒否されてもおかしくない。
また、機長が、副社長が言ってるのは会社の意思なのかとCEOに確認してそうだということになったのなら、会社そのものが裁かれるべき。
副社長だけ吊し上げるのはどうも違うような気がします。
by 稲亀石 [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
残業代ゼロ? ― 2015/02/13 20:43
そういう法案が審議中とか。引用は去年のものですから、その後またいろいろかわったかもしれない。
2014.07.02 「残業代ゼロ法案」はどうなる? ブラック企業を容認する日本の労働制度
対象の条件を満たす労働者の残業手当をなくし、成果をベースにした報酬の支払いへの道を探るとして、 安倍政権によって推進されている政策です。その条件はもともと「年収1000万円以上」という議論がなされていましたが、先月には見直しが行われ、年収は問わず幹部候補の社員などに限定されるという報道が出ました。
残業代を目当てに、日中はだらだらしてて残業に持ち込んで仕事するパターンがあるのでこういうことになるのだと思う。
勤務医でも、公立病院など、医師の給与はほかの公務員と同様のベースできめられて、世間で思うほどに高くない。当直や、時間外やらなきゃやってられんと思う。医者の場合は外来も手術も容赦なくやってくるからさらにきつい。
当院では当直明けは時間外扱いされますが、そうじゃないというなら、みんな外来なんかほって帰って寝るぞw
残業するなというなら給与をもうちょっとなんとかしろ、日本の職場自体が、職場にいる時間の長さで個人を評価するんだからどうしようもない。
それをかえるために、ある一定以上の収入については裁量労働を拡大させて成果給という考え方もおかしくはないが、ただ、求める成果がはたしてその給与に見合ったものかという検証が日本人にはできなかったからこうなってきてしまったのです。
それに、平均年収の3倍つっても、その分野内で比べないと意味ないべ。
そもそも、無駄な残業をなくしたいなら、残業代を馬鹿高くしたうえで、残業の多い(つまり仕事に対する能力の低い)被雇用者の解雇を容易にした方が、効率化にもいいと思うんですがねえ、もちろん、残業せざるを得ない仕事量を与える上司を能力不足で解雇するの二者択一ですが。
それでも残業しろというなら、それだけの価値がその残業にはあるのだからそれでいいのです。
裁量労働拡大は身分保障とセットであるべきだとは思うし、日本の制度は解雇がなかなか困難にできているからそれはいいのだが、それだけではブラック企業がなくならないでしょう。「残業代高額ただし解雇容易」とどちらがいいか選択できるようになっていいと思う。
なににしても役人が自身の組織には適用したがらない時点でどうだかとは思いますねえ。
by 稲亀石 [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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