アメリカの台湾カード ― 2017/01/18 22:20
いってるだけにしてもこれはすごいですな。
「在沖縄米軍の台湾移転を 元米国連大使が提言 2017/1/18 07:38」
「【ワシントン共同】ボルトン元米国連大使は17日付のウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿し「米軍の台湾駐留によって東アジアの軍事力を強化できる」と述べ、在沖縄米軍の台湾への一部移転を提案した。ボルトン氏は強硬派として知られ、トランプ次期政権での国務副長官起用が取りざたされている。」「ボルトン氏は、米軍の即応体制にとって「台湾は地政学的に東アジアの国に近く、沖縄やグアムよりも南シナ海に近い」と指摘。海洋進出を強める中国へのけん制に加え、在沖縄米軍の一部を台湾に移すことで「日米で摩擦を起こしている基地問題を巡る緊張を和らげる可能性がある」と述べた。」
これで本当に国務副長官起用されたらその路線で進めるということですかね、すごいなあ。
ま、外交というものは、ぐたぐたいってくるからといって引くのは禁物で強く出ないといかんし、沖縄は基地韓国はサードですんなり話が進まないなら、米軍は最前線におくしかないということか。
台湾なら東シナ海も南シナ海も両方みれるし、正しいと言えば正しい。
いきなり矢面の台湾かわいそうにとは思うけど、本当はずっと紛争地だったはずですしねえ、台湾のことは台湾が考えるとして、どういうレスポンスくるでしょうか。
台湾としては、公式の立場の人の発言じゃまだないから、とりあえずするーでしょうが。
さて、沖縄県の知事はどういう反応でしょうかね。出ていくはずないと思ってるだろうし、基地で潤ってる人もいるわけですし、台湾に米軍を押し付けるのは人道上許せんのどうの言い始めそうな気がしますねえ、、、w
でも、米軍は案外平気で出て行きますからねえ、スービック基地とか。
こういうと、「戦争になるじゃないですか」とかいう人がいる。
ブラフでもそれぐらいいえるだけの実力はあるし、必要なときには言ってみせるのも外交というものではないかと。
おまけに「個人的見解」ですわねいまのとこ。
この話のアメリカにとってすばらしいのは、中東もそうですが自国が戦場にならんことです、いつのまにか中国対台湾の図式にすり替わってしまっている。
中国にとっては自国に爆弾が降ってくる要素満載ですからハードルは中国のほうが高いはず。いやまあ、日華事変中も、日本軍の行動を阻止するためといって川を氾濫させて数百万人の居住区を水に沈めるような戦い方をする連中ですから(キャパが記述しています)、気にせんかもしれんけど。
中東でやった結果はイスラム教徒テロリストの大増産でしたが、現実的な大陸非居住中国人はそこまでなりますかねえ。
これであとカードとして使えるのは台湾の国連復帰ですかね、オブザーバでも。むかしはむしろ中国代表やったんやし。
アメリカは「太平洋戦争で米軍とともに戦ったのは国民党軍で、当初の同盟相手も中華民国、その後も正当な政権交代をしたとはいいがたい」といって卓袱台ひっくり返すくらいのことはやってのけそうです。かっての国民党は腐敗しまくりでどうしようもなかったけど、いまの台湾ならパートナー組むのになんの問題もなし。
口に出すだけでもとんでもない拒否反応出ます罠。
こういう嫌がらせをちくちくできるのが外交なんですなあ、、、
でもそうなったら中国国民自体が共産党政府自体に対してどうなることやらとは思いますねえ。
それくらいわかってるでしょうから、とことんのところで中国政府はひくでしょう、中国保有の米国債もぜんぶ紙切れになってしまうしねえ、こないだからせっせと手放してはいるそうですけど。
中国軍はわかりませんw
で、実際に戦うのは台湾かあ、、かわいそうに、、、、
by 稲亀石 [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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