医療機関の口コミと訴訟 ― 2024/07/02 18:40
尼崎の遠谷眼科院長先生が悪質な口コミに勝たれたそうな。
「勝手に一重まぶた」…グーグルマップの悪評削除まで3年 眼科医が挑んだ名誉回復闘争
2024/7/1 08:00 Sankei-web
「「グーグルマップ」の悪質な口コミで名誉を毀損(きそん)されたとして、眼科医院を運営する医療法人が投稿者に削除と200万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。大阪地裁は5月、請求を丸々認めたが、グーグルが投稿者の情報開示に反論したこともあり、口コミの発見から勝訴まで3年の月日を要した。「噓を噓と証明するのが、こんなにハードルが高いとは」。院長の苦闘からは、一つの口コミがはらむ〝罪深さ〟が浮かぶ。」

遠谷先生頑張られて偉いです。
大概の医者は砂を噛みながら我慢している。
「1審神戸地裁尼崎支部は「肯定も否定も率直に投稿できることが信用性を生み出しており、否定的な評価もある程度受忍すべきだ」と指摘した。」って、信用性をあるものという前提でやってる、いつもながら現実無視の地裁なんとかしてほしい。
どういう誰が何を根拠に書いてるかわからないものに信用性も何もあるかよ。
メタでは、投資詐欺に名前使われた有名人のことでこれも悶着おこっている。
プラットフォームを用意しただけという口実はもうやめたらどうか。
そこで誹謗中傷がおこって風評被害が生まれて、そのときプラットフォームに抗議したって、通り一遍の返事しか来ないんだからね。まともに対応する気がはじめからない。
「誹謗中傷のうたがいのある投稿は、IPアドレスを公開いたします」くらいな文言をはじめから載せておいたらどうなのか。
口コミが参考になるとかいう人もいますけど、「どれが本当に参考になる」かわかるのか。
まるっきりのウソを書いてあることも結構ある、うちでも息子が医院内うろうろしてることになってたり(息子はいるけど医者じゃないので医院内にはいない)。
私はもう、自院の口コミなんて一切見ない。
業者が、こんなこと書いてあります対策しますよと売り込んでくることもある、その業者がわざと書いたんじゃないかということも多い。ただのマッチポンプだ。
サクラ業者に依頼していい評価をわざと入れるのだって出鱈目は同じ。
生命に関するインフラについて匿名で口コミ流すシステムは害しかない。医者の良しあしなんて科が違えば医者にだってわからんことは多いのだ。
自分のブログだのタイムラインだのアカウントだので、誰が書いたかいざとなったら追跡できる形で感想書くのはもう仕方ないが、すくなくとも匿名の口コミのためのプラットフォームを業務として提供するのは禁止するべきです。
by 稲亀石 [医療] [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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