学会 飲み食い-1 お昼 東京2011/05/14 18:58

東京は節電でなんか薄暗いし、人はたしかに減ってるし、関西じゃわからないですなこの古くなったセットのような雰囲気は。
山手線では乗り込んですぐに座れた。地下鉄通路では、短いエレベータはとまり、蛍光灯も間引き。




バブルが崩壊したときは、それまでの金ぴか極楽都市が一気に色褪せた印象だった。今回はさらに20年ほど老化する形で未来に進んだか。

学会会場も、ポスターは、2日目にショートトークとパネルディスカッションのある組は、1日目には貼りにもこないのが増えてるのか?
むかしはなんだろうが1日目から貼り出してたと思うのですが。ショートトークなんかするからかえってこういうことになる。



知ってる先生にあうことも、ことのほか少なかった。

学会でみたものとしては中央産業扱いのスコットランド製品「Optos」が面白かったかな。2mmの瞳孔径で眼底200°が数秒で走査可の SLO。散瞳したら ora まで撮れる。2波長のレーザー使用でもともとは1000万程度だが、中央産業によると、日本向けに FA いれたから高くなって2490万、なんだかな半端。じゃあFAない方はちゃんと安く売るのかね。言い訳はともかく、それなら FA 光源も利用して擬似3原色画像にできないか、2原色では、少年ジャンプの安いカラーページみたいでなんともです。
今年中に IA まで組み込むって、 confocal で広い範囲をちゃんときれいに切り取れるんだろうか。色がまともになってIAが入ったら、 HRA2 どころか眼底カメラもいらなくなるんですが、そんな結構な話はふつう世の中にない。
なににしても画像系の装置は電子カルテと相性がいいのは確かで、使いやすいものが出てくるのはいいことです。
Optos ですが、まつげがたいがい写りこんで邪魔になってる。ふつうの開瞼器は、日本向け機種に標準装備のシリコンゴム隔壁にひっかかるそうです。シリコンの筒の開瞼装置がむかしどっかの賞をとってたと思うのですがあれ使えばいいとして、実用化されたんでしょうか、あれ。久留米の先生の発明(内臓手術時のプロテクタの応用)だったと思うが。

あと、再生医療、ねえ、、眼胞ができたといっても中枢とほいほいうまくつながるとも思えんし、神経網膜組織移植は論外として、色素上皮もどうだろう。黄斑変性などは結果的に脈絡膜がおかしくなるにしても、もともとは神経網膜のおそらく錐体代謝から色素上皮経由でおこる現象なんだろう。初期はそこそこ視力もいいのである。さてそのいい視力のところをわざわざいじくりに行くはずがない。視力が悪くなった時点では、神経網膜のほうが今度は傷んでしまってるわけです。再生した色素上皮を導入するにしてももとあった色素上皮とのかねあいだとか、その後さらに視細胞を修復できるんかいとか(視細胞-双極細胞のシナプスの微細構造を知ってしまうとこれもまた大変そうで)、あまりにも今後のハードルも高い。むしろバリアフリー社会を目指せといいたくなる。

目標は必要ですが、べつに夢だの真理だのが目的じゃなく予算のつく口実があるからみんな寄ってきてやってるわけで、科研費の世界はきれいごとではなくサル山の餌の分配に近い。
日本の科学の最大の問題は、廃れた分野はほんとに無人になることです。予算が少なく、物好きに金を出す金持ちもいないので、流行ってる分野にみな動く、関係ありそうなふりをする。結果、むかしは普通にあった技術があっというまに消えていく。

まあなんでもいいです。学会前後やその合間に飲み食いした店を順不同で羅列。お昼の部から。なんせ、ランチョンにはでませんでしたものでw

「伊万里」 秋葉原 喫茶
秋葉原の、濃いあたりから道をはさんで北側の、奥に長い喫茶。20年前に何度もきたのがこの店なのかもう判然としない。やや酸味の強いコーヒー。壁に伊万里の陶器がならび、ラジオつけっぱ、私はこういう店が落ち着く。おっさんやな。







アキバでは、石丸電気でCD探して回ったのも遠い昔になった。メイド喫茶にも今回は寄らず。GM管(いわゆるガイガーカウンタ)売ってないかとなんとなく見ていたが、1軒で売り切れ、あとは見なかった。自分で作れるもんが材料探しに来るところといわれたら、その通りなのかね。店先にランタン類が目に付いた。扇風機も多いし、LED電球も並んでいる。停電節電を商機とするとそうなるのでしょう。


「銀座ライオン」 銀座 ビアガーデン
東京に馴染みのないものとしては、ちょっとした空き時間にビール飲んでだらっと本読んでられる、ひろびろとした場所がほかに思いつかない。客は少なかった。




「del Sol」  並木通り3丁目  バー
昼下がり、店先でゆっくりビールやスパークリングワイン飲むのによかった。



イタリアの夏の道端のバルに精一杯似せました、てな感じです。メニュにはないがミネラルウオータもあるそうだ。この時期にして、すでにけっこう暑いのですがほんとうに夏になったらどうなるんだろうと心配にはなる。



国際フォーラムからもほど近いw
この通り、もっと西に立ち飲みバーがあったと思うが、もう見あたらない。

「牛かつ おか田」 新橋
駅前のビル地階。やわらかい厚いスライスはほとんどレア、この路線のビフカツ(というのか)はほかに見ないので、東京で余裕があったら、くる。フィレは売り切れでロースだった。ときどきドアの前に人が数人たまる程度に混んでいた。



「まつや」 神田須田町 蕎麦
お昼、「出羽香庵」がなくなっていて、それでも蕎麦が食いたくてこちらに来た。ぎっしり詰め込む式の店内。おばちゃんがたが忙しそうで、オーダーを3回訊きに来るのはどうだかと思うが、ほっとかれるよりましか。蕎麦の見栄えは京都で不満だった店のものに似てなくもないのに、香り歯ごたえともに、バランスがよくて、おいしい不思議。お江戸効果?
近所の「藪」にはとんと行かなくなった。


飲み食い-2 早朝の築地、フレンチなど 東京2011/05/14 19:06

築地は2日連続で早朝にいった。食い終わってじゅうぶん学会開始に間にはあうのですが、ついついビールを呑むと、会場では眠いw
 
「寿司大」 築地市場内 寿司
この場所で、あまりここに勤めてる人の邪魔したくないと思うと、あきらかに観光客向けにやってるこういう店にどうしても並んでしまう。おいしかった。ほがらかな接客で、万人向けと思う。
築地、寿司の店はたくさんあって、場内で仕事してる人のための定食屋もよさげ。上京のたびに、順番に朝ごはんにまわってもよさそうな。これらをなくしてしまうのか、あの老人は。



「天房」 築地市場内 てんぷら
寿司大のすぐ近く。寿司大の行列は、土曜朝は金曜朝の2倍あったが、このてんぷら屋は空いてた。食ってるうちに客がどんどんきたので、たまたまかもしれない。早朝に新聞みながらてんぷらでビールw


ごま油が入ってる。素材のわかるうすいころもで、かりっとしていて、おいしかった。この揚げ方は好きです。



「タワシタ」 赤羽橋 フレンチ
ほんまに東京タワー目前の、そとからはよくわからない、電話も公開しないフレンチ。食べログなんかに店についてはのってはいるものの、連絡方法自体は口コミで知るという設定になってるらしい。もちろん私も、知ってる先生に連れていってもらう立場。
ビル1階の奥の名札でかろうじてそれと知れる。




2階でエレベータ出ても、店の入り口がこれで、やっぱりわからないw




前菜と主菜がそれぞれ8品程度、値付けして列挙してある。そこから選ぶのでもいいし、6品おまかせセット(メニュからいくつか希望はいえる、9K)にしてもいい。われわれはおまかせにした。ふつうに単品いくつか選ぶのであれば安くもあげられそうで、秘密基地参加料金としてお得な感がある。接客もいいです。常連にとっては使いやすかろう。空いているのか、なにも言わずに、窓側に通された。
暗くなると東京タワーが、この程度にライトアップ。




しつこいが、紹介のある客オンリー的な魔法もあって、なかなかおいしいw 魚は前菜のほうにしかなかったが、鯛とトマトは相性がいいね。生のコリアンダーは思ったほど香りがたたず。パン粉にくるんでかりっと揚げたホワイトアスパラの食感が牛蒡みたいで面白かった。シャンパンと赤ワインでボトル2本に加えて各人、おまかせセット、スイーツ、コーヒー、で、3人で50K弱になった。

以下は既出リピート。

「オシザーブル」 六本木 フレンチ がつんと濃いフォアグラ。最後までくっきりした味。金曜夜なのに6人で貸切状態。




「M」 表参道 バー 真空管アンプでボサノバがいい感じ。遅いとはいえここも客なし、狭い範囲で判断するのもどうかとは思うが、東京ほんとさびれてるんだね。

そして、2時間半で帰ってこれる京都はじめ関西も、いっしょに沈まないはずがない。


鳳飛 京都2011/05/14 19:32





いまはない「鳳舞」の流れの京風中華、らしい。
店の感じは「白雲」に似てる。
汁麺の気分でかやくラーメン(柳麺)食ったが、みな揚げそば食っていた。焼きめしはおいしいと思う。汁もやきめしも、醤油の風味がちと強め。
あきらかに常連ばかり。こういう店があちこちに、いつまでもあったらいいなあとは思う。

ところでアメリカの中華料理屋では湯麺というと、最小限の塩味しかつけない鶏がらスープのみのラーメンがよく出てきて、なかなかおいしいものなのです。日本ではなかなか見ないのが残念。ここでも、そういうものではなかった。文句言う気はぜんぜんないけどなんとなく。


映画ブラックスワン 町は警官うろうろ 京都2011/05/15 20:26

高校生の娘の人が、映画にまた連れて行けとおっしゃる。「アンノウン」はどうかとかいう。

ここのところ娘の人と行った映画は「シャッターアイランド」「インセプション」と夢と現実がようわからんという映画が続き、「ツーリスト」で誰が誰だかわからんという映画だった。「アンノウン」だと誰が誰だかとおなじよーな路線になってしまいそうだ(見てないので偏見)。
週刊ビッグコミックスピリッツ連載の「昴」新編で、ちょうど白鳥の湖やってるので、「ブラックスワン」にしたいというと、えらく嫌がる。じゃんけんで「ブラックスワン」にきまり、「アサヒスーパードライ」で昼飯をたらふく食わせて、Movix京都へ。

たしかに、父親が高校生の娘といくもんではなかった。今は反省しています。しかも結局「夢と現実が」のパターンになるので、「シャッターアイランド」「インセプション」との違いは、ブラビがいないことぐらいか。
映像についての手間は面白かったが、プリマできる程度に狂わせないといけないから脚本も演出も難しいなあとは思いました。

その後、娘の人は新京極を下がっていった。
私はだらだら三条を歩くが、警官が目立つ。




こっちの警官とあっちの警官をいっしょに撮ってみた。




写真としてはぜんぜん駄目なのだが、どうも目をつけられたようで、私をやりすごしたあと後ろをついてくる。
面白いので目の前で三条通り通常車道を突っ切ってみせたら案の定追ってきて職質、免許の名前住所をひかえられました。この情報はどういうデータベースにどんなふうに入れられるのだろう。
「多いですね」と警官のことをいったつもりが、「葵祭りですから」と流された。「ここの横断で交通事故もありましたから注意してください」って、べつにそれで職質したわけじゃないだろうけど。
三条から川原におりて北上。
川原は自転車の走れそうな道の両脇に芝生。むかしきれいな石畳で、それがきたない石畳にわざわざ敷きかえられて、今はまあ、ましか。





二条上がる、ホテルフジタのあたり、おおむかしはみそぎ川の両側に何も生えてなかったのだが、今はずいぶんな街路樹と植え込みです。なにもなかった30年前の様子は、そのころの銭形平次をみればわかる。

どの橋の下もホームレス対策されてる。昭和50年代なかばまではやはり鉄条網処理されていて、その後バブルのあとまでは橋の下に、そういう意地の悪いものははなにもなかった。
つまり、橋の下にしかいられない人を気にする必要がなかったのは、せいぜい10年のことだったのですな。

花粉症もなく黄砂もゆるいので、ひさしぶりに外出が楽です。
しろつめぐさが一面に生えていた。馬が喜びそうと、馬なんか知らないのに思った。



ちょっと暑い昼下がりであった。出町あたりのベンチで本読んで、うたたねして帰った。
キーボードとフルートで勝手に演奏会やってるが気にならないくらい寛大な気分になる、いい天気。



鴨川条例までは、桜の時期に限らず休みとなるとデルタでBBQする集団がいて(たぶん毎回同じ連中だったと思う)このあたり臭いが体につきそうだった。川原で火を使うなというのは私は好きではないが、あの状況ではこの場所に関しては仕方なかったかと思う。

あと1ヶ月、梅雨までが、むかしはほんとにいい季節だったんですが。

笹屋 京都 けいおんうちわ2011/05/16 21:34

烏丸四条あたりシリーズ。

「笹屋」 蕎麦 烏丸綾小路を東に入り、すぐの南行きの小路をさがってつきあたり。
数人座れるカウンタと、座敷にはたたみ食卓部分と掘り下げテーブルの部分がある。きれいなつくりで、デートか数人連れじゃなきゃ気後れしそうだ。出来合いも含めて一品が多い。町家改装居酒屋式コンセプト優先のつくりで、「修行積んだ京都の料理人が、蕎麦や料理を出しながら客の相手をする店」の売り方ではない。そういう値段でもないわね。
しかし、なかなか香りのいい蕎麦ではある。ポイントはしっかりおさえている。
カウンタのむこうの戸棚の上に、ウルトラセブンの、ポインターとアンヌさんのフィギュアがある。オーナー(というのがおられるわけだ)の趣味だそうです。私は、これだけですべてが許されてもいいと思いますがね。

食べログでは、分煙がなってないとぶうぶういうアホがいるようですが、この店のコンセプトを間違ってとらえてるんじゃないか。ここはまずは、連れ客相手の「居酒屋」、ちゃんとした蕎麦を「売り」にするのでそれについてもかなり資本投下しており、その分まで回収すべく昼食も蕎麦メインでやってる、と思うのだが。
勘違いならごめんなさい。




ついでに、、、、
ローソンの「けいおん!フェア」で、「むぎが食べたかった焼きそば」を今日も食おうと思ったらもう売り切れでした。そういう口になっていたので、どうせ同じ内容の焼きそばUFOのミニなんてものを食った。さすがにゴールデンチョコパンはちょっと。
病院の近所にはうちわはまだまだある。もっと都市部の知人の近所ではあずにゃんのうちわは即効でなくなったそうですが、明日2品何か買えばうちわが全部そろう。
さすがにカードまでは手を出す気はないが、うちわをそろえる時点で、京アニ商法にのせられまくりですな。

院内男女交際(笑2011/05/20 14:04

他科の部長がぼやいていた。

彼のところの研修女医30才前、世間知らずのメンヘルらしいのですが、診察の合間に院内PHSでメールばかり打ってる、相手は、これも院内他科の同年代研修男医。
患者の目の前じゃなし、ほほえましいじゃないのというと、いや相手は2人子持ちで、奥さん3人目妊娠中は震災地出身であちらといったりきたり、その合間のできごとだそうな。

そのへんのナースにきく。こういう話はすぐ広がるらしい、目撃情報多数、女医は男医の送り迎えで通勤、男医はキスマークだらけで外来をやると不評。主任クラスがすでに隠す気もなく話題にするのだからこれはもう。
飲み会で、これはまた別の科の熱血部長が話を聞きつけて、不倫男医を大声でしかりつけ(研修中の身をわきまえろだのお前はまだまだおたまじゃくしだのw)、医者もみな「おおっぴらに」知るに至ってしまったとか。翌日男医は、酔っててなにもおぼえてないとばっくれたそうだが、そりゃそうでもいわなきゃ出てこれないよなとかいってたら、宴会のあと男医、酔いつぶれて帰りしに警察に保護され病院に連絡が来てたという。シチュエーションに凝るなあ、という評であった。

相手のメンヘル女医は、適応障害で薬飲んでいる代物。既婚でよくもまあそんなもんにとあきれた、男医、出身大学でも心療内科の患者に手を出して追い出されたという。なにがあったか実際には分からないけど、依存的な症例に対するガードが低いということなのだろう。地雷を踏むのが好きなのかもしれない。へらへらした黄色いへちまのような男なのですがね。

私は非常に疎いほうなので、このネタ久しぶりだなあと面白がって聞いていると、手術部のおばちゃんナースが、そんなのしょっちゅうよと言い出した。3人の子持ちの医師が、赴任時家族も連れてくるからと新しい大きい宿舎一戸建てを支給されたが、結局家族は来ず30前のナースが住み着いているそうな。
そのナースなら、わりと物怖じしない慣れた感じのナースやなと思ったことがある。
ナースについてそんなふうに感じた経験は過去にもあって、たいがいは、医師のお手つきナースであった。手がつくと、距離感が近くなるようだ。

こっちは相手にされないおっさん医者だから面白がるだけですんでいるのですが、どこの世界も男女は大変。

以前も、いろんなオペレータに口説きのメールを送りまくった挙句、就業時間中にだれもいないとおもった病棟詰め所でオペレータにキスを迫ったアホ既婚医師もいたな。新聞種になって、転勤していきました。不慣れだとこっちになるからご用心である。

飲み食い 能登 (長浜) 徳寿 東洞 (京都)2011/05/20 23:43

飲み歩きの記録。

「能登」 長浜 駅前 割烹料亭
長浜駅前、湖魚がちゃんと出る。広い小上がりや、カウンタも小さいけどある。
黒壁のあるエリアの反対側で、表に値段もないし前知識のないフリの客がくることはなかなかないと思う。
出てくるものはまともだし接客も感じいいが、値段も木屋町の割烹並、黒板に値段がないので内心あたりをつけたより2割高。突き出し、2品、ビールに酒1杯で約5Kであった。うなぎは食いたいが更に高かろうな。むしろそれをメインでやるべきか、小上がりの3人客はしょっぱなからそうだったしね。
のんべんだらりと安酒を飲みに通う店でもなくそれを目指しても居ないのだろう、これで値段を下げてその分売り上げが増えるとは思えんからね。金を持ってたらわざわざいってゆっくりしたい店なのですが、この町この景気この人出ででやっていけるのか心配。



「Mason de Feu」 長浜 楽市南
ショッピングセンター隣接の、それなりに広いバイトがまわず安パブ風居酒屋。現地人の宴会にはいいと思う。


「徳寿」 京都 荒神口下がる
荒神口と丸太町のあいだ、いつからこんなに飲食店増えたんだろうね。
たん熊ながれで行ってみようと、ネットで調べて飲み連れといった。カフェ改装のカウンタはタイルが変。エスプレッソメーカもある。いまいち雰囲気びみょーで、結果的にどのあたりをターゲットにしたいのだろう。それなりに何でも食えるけど、特に何かがよくて遠くから行くという設定でもなさそうだし。
ネットでの印象よりは、まともな店です。大阪資本、焼肉とかやってる同じオーナーの他店からヘルプがまわされてきていた。接客はいい。板さんはたしかにたん熊出身で、いまはない松岡に数度ヘルプにもいったといわれた。
おっさん2人で、コースは多くてなんだよねえといいながら結局アラカルトでたらふく食って安ワインボトルあけて、2人20K弱、汁物は2人前ずつにしたせいもあるが、調子に乗って食いすぎだわ。子供づれもきてるし、味がちょいくどいのはわかりやすくということか。お気楽で、近所にあったらいいかなとは思う。




「東洞」
東洞院の竹屋町をさがる。知人が、よく通るところで気になっていたと。
ここは京都資本ヤマトヤダイニングらしい。シェフはひげで風格がある。腹がふくれているので魚料理一皿を少なめにいただき、グラスワインだの蒸留酒だので、2人6Kほど。少なめでもけっこう濃い皿の印象。
気に入った数皿をつまみにワインというのがいいのかも。食後酒にカルバドスがほしいものだがイタリアンだとグラッパでしかたないのかね。
盛り場からはずれた町家イタリアンのコンセプトはよくできてるが、あとはこの不景気で客が来るかということか。



徳寿といい東洞といい、そこそこシェフの存在感のある店なのに、オーナー(金主)の存在を堂々というね。雇われるにしてもそれだけのことはあるという自負があると、今じゃ隠すようなことでもないのだろうね。とくに東洞、町家改装なんてなかなか個人じゃできないものな。出町の里空木さんは、1K万だか2K万だかかかったといってた。

カメラの値付け シグマ SD12011/05/22 17:22

そこそこ開発に手のかかった、でもファン以外にはあまり訴求力のないカメラ、というジャンルがあります。ちょっと古いが平面モニターでいうと SED というところですか(笑

仕事の上でどうしてもいるようなシステムは平気で数百万する。Phase-one しかり。逆に、よく売れるのでそこそこ値段が下がってきたりする。キヤノンニコンのフルサイズもずいぶん安くなった。

ここまで開発してやめてしまうのはなんだけど、もとはぜったいとれないよなー、という代物も含め、「ファン」というのが趣味のためになんとかひねり出すのに、このへんでどうや、という値段があって、どうやら70-80万円のようです。

むかしコンタックスのフルサイズデジ1眼があって、80万だった。レンズも、かってのコンタックス/ヤシカマウントと互換性無し。
ちなみにこのあとほどなくコンタックスブランドは消滅した。同様のものを予定していたペンタックスは発売予定を引っ込め、なんとか現在も存続している。

そのペンタックス、後発の安めの中判デジイチを称した645Dは70万ほど。これならファンのみんなはがんばって買うんだね。
ライカのM9もそのあたりの値段です。
この2機はともに以前からのレンズを持っている人が多いし、趣味のカメラといえる。

さて、シグマから、このたび Foveon センサー搭載の新型デジ1 SD1 が出るのですが、やはりこのあたりの値付けに落ち着きました。

http://www.sigma-photo.co.jp/news/110520_sigma_sd1.htm
↑ 価格はオープン、ヨドバシやMAPでは70万設定の模様。

社長だかが「中級機の位置づけで」とかいってたもんで期待してたファンがいっせいにブーイングしているようですけどね。その後の震災で安売りが無理になったのかもしれんし、よくわからない。

プロが買うという自信があるなら平気でオーバー100万だろう。それには期待できないからコアなファンからせいいっぱいふんだくるのであれば、この値段しかないやろうとは思うが、上記ペンタやライカのレンズ資産の厚さとは比較にならないのだから、この先危ないんじゃないか。

NCAP各マウントで受注生産するならたぶん40万でも儲けがそこそこくるくらい売れると思うのだが、いやそれこそ70万円でもそれなりに売れると思うのだが、いくらお安いものがあるといってもシグマのレンズですからねえ。ふつうに使いたくなるのが17-50と30だけでは、システムの広がりを妄想する楽しさに欠ける。
しかも Feveon でしょ。読み込みに10秒以上かかるんじゃないか。使いにくさは私も DP-1 もってるので知ってる。どのみちメインカメラにならない高価なサブカメラということか。
社長の言うとおり中級機のつもりでやってたとしたら「ガワ」もそんなに高級感なさそうですし、耐久性も期待できまい。かなり切ない持ち物になりそうに思う。

「高くて売れないのはわかってるけどせめてこれくらいとっておく、安くしたってその分売れるわけじゃない」という線は、何にでもある。そこからの展開まで考えんとあかんし、商売は難しいですな。

Raining のコード2011/05/23 23:08

すみません、当たり前のことなんでしょうが気がついたので。

Cocco の有名なリストカット曲 「Raining」 、ギターで弾こうとコードをみたがしょっぱなから B だの F# だの G#m だのああ面倒、ところが半音あげると、 C G Am といった非常にやりやすいコード譜になるのですな。
もともとこういう譜面だったのが、彼女が歌いやすくするのに半音下げるためにバレーコードばかりになってしまったということなんでしょうか。上げるほうならカポでできるんでしょうけど。

Cocco については一時期はまっていた。この Raining の日本語はぞくぞくする。
一時引退して、絵本をつくってみたりゴミ拾いしてみたりしたようですが、その後新ユニット SINGER SONGER で「初花凛々」を歌った。可憐といえば可憐な曲だったが、「ハローハローハロー」というのは、あの世からの呼びかけなのか、新生の挨拶なのか、と思っていたのですが、子供ができていたと知った。

再生とともにふつうのひとになったんだろうなと勝手に解釈、めでたく思ったことがあります。勝手な感想でした。
ふつうというのは健常とか健全とか言う意味ではありません、創口が瘢痕化しても機能障害が残るのは珍しくないし。一般論として、念のため。

おっさんパターン2011/05/26 23:21

以下、おっさんはそうらしい。
俺は「おっさんである」と自認しており、「おっさんである」ことを否定的にとらえる風潮が気に入らないのですが、その「おっさん」像が非常にステレオタイプやね。

女性に「オッサンだな~」と思われる言動9パターン(スゴレン - 05月26日 07:14)

【1】飲食店のおしぼりでゴシゴシと顔をふく

←気持ちいいからします。しばらく顔にのせてたりもする。
 資源の有効利用です。日本のよさです。

【2】食後に「シーシー」と音を立ててつまようじを使う

←しないな。かめへんやんとは思う。

【3】髪を切った女性に「失恋したの?」と聞く

←しません。髪切ったってわかるかい。

【4】女性に年齢を聞かれたら「何歳に見える?」と聞き返す

←訊かない。ふつうに答える。つか、なんでそんなこときかれんとあかんねん。

【5】座るときに「どっこいしょ」と言う

←何に限らずいいます。「よっこい庄一」とまではいいませんが。

【6】周囲を気にせず鼻をほじったりオナラをする

←するときはします、昔から。

【7】若いころの武勇伝を語る

←そんなもんないからね。

【8】自分より下の世代がはしゃいでいるのを見て「若いな~」とつぶやく

←元気そうやなーとおもうのは仕方ない。

【9】仕事を早めに終えて帰ろうとする女性に「デートか?」と聞いてニヤニヤする

←そんな余計なお世話しません。


おっさんの特徴は飲むとすぐ寝ることと思うが、それはいいのか、どうでもいいのか。

総じて、若い女性のご機嫌が取れないのがいけない、という論調なのが気に入らない。あんな面倒な生き物は、こっちから求めて接触したくない。若い生意気なナースとやりとりした医者はそう思うだろう。
「若い女子のここがイタイ」というのもやったらどやねん、と思うが、考えたら若い女子はふつうに「イタイ」のだった。いや男子もイタイけどあれはすべて若気の至りのはず。

なににせよそんなもん気にしなくてもやってけるんだったら、おっさんとしてそれでいいじゃん、と思うのですがね。
まあネタにあれこれいうのもなんだかんですが。