小谷いずみ亭 住茂登 (長浜)2011/05/01 18:17



「小谷いずみ亭」 長浜 小谷
長浜市街から車で数十分。田舎国道わき。
あまりきれいじゃない洋食屋と聞いたが、改装したよう。こざっぱりと、こぎれいです。
こじんまりしたドライブインみたい。
↑はランチ。コアな単品メニュがあるわけじゃないにしても、この場所のこういう店としてはええんちゃうでしょうか。

「住茂登」 長浜 大通寺前
大通寺門前。この規模の田舎は、そこそこのものを出してみせる地元プロパーの小料理屋がどんどん減っている。「土手八」がなくなり「阿桜」が消え「住しま」が閉まりっぱ、どうやら「うお義」もギブしたようです。ここの店にしてもカウンタは死んでるよね w
とくに、こういう、湖川魚を売りにした、ちょっと偏った地元田舎料理志向の店はなかなかないので、好きな人にはいいと思う。お寺の参道にあって観光客もそこそこ期待できるからできることか。
もっと田舎ならむしろ一軒家で田舎料理ぶりを大々的にぶちあげるんでしょうけどね、蕎麦にジビエも売りにして。そういうの、最近よくみる。

ほか再訪つかリピート。

「Didi」 京都 田中里の前
いつものごとく野菜カリーを玄米でいただいた。野菜ごろごろ、玄米の歯ごたえも非常によろしいです。家内が運転でビールが飲めてさらによし。
向かいの道を西に行くと、コイン駐車場が徐々に増えています。あまり多いのはなんですが、ないと困る。けっこう駐車員がくる。

「ハマムラ」 京都 河原町三条
常連ぽいおっさんたちのほかに、子供づれ家族連れ客とかもひっきりなしで、2階も人が上がっていくし、めでたい。


街中は、中国人韓国人らしい団体客をほんとうにみなくなったが、そのわりにびみょーに雰囲気の違う人たちは増えている。日本人のようだが、東日本からの人たちでしょうかね。

ふたば書房河原町店閉店 長いアンテナ 京都2011/05/01 18:21



アフタヌーン買うつもりで立ち寄ったら、河原町三条上がるの「ふたば書房」が閉店していました。
子供のころは母の実家から走ってマンガ買いにきたもんだし、いまでも河原町ぶらぶらしたら最後にここで本見て帰ることにしてましたがついに。 ZEST店があるからいいってことか。 サイトみて、西陣が発祥なのははじめて知ったし、かなり手広く店を出してるのも知って驚いた。

これで、河原町通りに面しては、塩小路から今出川まで、新刊書の路面店はなくなったんじゃないですかね。20年前は御池から四条までだけで7軒(丸善、駸々堂本店含む)はあったと思うのですが。

それにしても河原町、映画館は消え空テナントは増え、カメラ屋もなくなったり業態を変えたり、さびれてきた感がひしひし。コミックランドのあった90年代が懐かしい。四条のほうに丸井が来たといってもねえ、、、

このあたりで17時過ぎまで用事、そのあと、最近知った店で軽く飲もうかと思ったが、タバーンシンプソンは食い物が重そうだし、MICHIYA はあいてない時刻。
明治屋できのう使い切ったクスクスを買う。船はし屋でボディブラシにできる柄つき束子はないかと見渡すもみつからず。たらたら歩きながら、そこそこ外人をみるようにはなったかなあと思った。オープンエアカフェにも、鴨川の土手にも座ってる。川端を上がり、磯自慢を買いたいと山本屋をみるも休み。
帰るつもりで、御池の橋を西に渡る。長いアンテナをあげた車があった。




車体無表記だしマスメディアではなさそう。警察無線の中継?知ってる人は知ってるんだろうが私にはわからん。ただ、一人しかいない。こういう場合複数行動せんかな。
タクシーに乗ったら御所の近所にもパトカーがとまって警官がうろうろしてる。なにかきてる雰囲気でもないけど、メーデー対策とも思えないし。
和風迎賓館ができてからこっち、徐々に、こういう警察関係のよくわからない動員が増えてきてないかな。気のせいか。

タクシーの運ちゃんによると外人はあいかわらずぜんぜんですねえという。ほいほいタクシーに乗る層は減りっぱなしかも。
こんなときにホテルフジタを買って勝算あるのかねリッツカールトン。セントレジスという噂をきいてたんですがフォーシーズンスに競り勝ったのかあっちが逃げたのか。

月曜ひとり飲み 蕎麦の実よしむら 寿司今井 京都2011/05/02 23:13

用事で四条烏丸に出たあと毎度軽く飲みに行く。

新町を南下したが、いってみたい店が連休で休みだった。そのまま勢いで五条まで歩いて。

「蕎麦の実 よしむら」 五条烏丸東入る
蕎麦の出るきれいな今風の居酒屋のてい、そこそこ大箱。嵐山などにも系列のあるチェーン店、若い店員が多く、接客はてきぱき、一階ではガラスの向こうで蕎麦うってる。でも、28と10割を選ばせるのはいいとして、太さまで客に選ばせるのか、ラーメン屋みたい。
おろしそばを28中細で食った。けっこう硬い。
ま、数人でがやがや飲み食いするにはいいか。カウンタのあっちで東日本イントネーションのおばさんが店員に、おいしいわこれ、とかいってる。大通りに面しファストフード店の並びで、商売としてはなかなかうまくいってそうです。

ちょっと物足りず、また北上。途中で「洋食割烹弥生」という店にゆきあたる。困ったことに、好みの感じがする。調べてまた来よう。
東洞院で四条をわたる。「あとむら四条」は満員御礼、軽く寿司がつまみたくて錦を右折。

「寿司 今井」 錦小路、大丸の西
12貫の握りのはいったおまかせがあるが、今日はそこまでよー食いません。
突き出しはない。青物の小鉢一品に、鯛玉子こはだ、穴きゅう巻き、酒燗1合、あわせて4Kほど、ふーん。さっぱりした寿司飯で、ネタにあわせる量も少なめ。もうちょっと腹の空いたときに鮪や赤出汁も頂いてみよう。
メニュ、寿司のほうは当然のように値段が書いてない。値段のついた一品は、あまりバリエーションがないしそこそこする。なので、本日いただいた内容と値段を上記した。
あっちの客ご夫婦がよくしゃべっておられ、あるじも饒舌ではないにしてもその相手されてたもんで、手前はじっと黙ってぽーっと食えたのは気楽でした。やや殺風景なビルの半地下階です。白木のカウンタはきれい。
おぶう、とたのんで、お茶ですね、といわれた。

どこにいっても60超えくらいのご夫婦が元気に食事してられる。好き嫌いはともかくとして団塊は日本の活力源なのか?(笑

京都-琵琶湖大橋-長浜 裏道ドライブ2011/05/03 17:17

裏道というのは、それが「旧道」だからです。

80年代なかばから滋賀の道はどんどんよくなって、武村知事すごいなあと思ったものです。
それまで、近江八幡北の大中湖干拓地で大学の駅伝があり何度か応援にいくことがあった。そのときに教えられた道が、景色がいいので気に入ってその後もなにかと使っている。道は細く(それでも非市街部はまえよりも格段に太くなった)、人も車も少ない。
琵琶湖大橋から干拓地までの間は、その後バイパスはでき湖岸道路は整備されあわせて橋が付け替えられて、いまどき観光ドライブで旧道をつかうことはないでしょう。

京都から、途中を越える。おおむかしは峠の辺りすれ違えないような道で、拡張されるも集落部分が非常につらいのはかわらず。で、バイパスとしてトンネルができた。
ところがこれが有料で、特に業務のトラックは嫌がって旧道、集落の細い道を使う。なんのためのトンネルだか。
最近やっと無料になったので、だれももう集落におりない。あっというまにむこうに出て、琵琶湖大橋へ。


道の駅いわゆる「米印」。駐車場いっぱい、待ってたら整理員さん「いつになったらあくかわからないねえ、近所の人がおきっぱなしとか、この近所で釣りしたりサイクリングしたりする人もみなおいていくからねえ、朝来たときには8割がたつまってる」 笑うしかない。たまたまあいたところに停めてお茶を買った。ここで、最安フォーシーター国産ハードトップカブリオレをオープン状態にした。

琵琶湖大橋をわたる。
むこうのたもと近くでサイン会をやっていた。そら逃げられんわな。私の前はあいてたが、たらたらしていて無傷。

橋を渡った左手湖岸には、むかし「ホテルレークビワ」があった。
小学校時父親の仕事関係(てか地域の医師会)の日帰り慰安旅行で使われ、子供用には「南海の大決戦」が畳の宴会場で上映された。プールがあり、湖面にはでかい噴水がふきあがり、遊覧船もついた。北湖は、70年代まではそこそこリゾートだったのである。
90年代後半に、私は、最後の「谷口シンポジウム」視覚生理部会によんでいただいた。そのときの宿泊所にもなった。朝大浴場に行ったら慶応のその前の教授がおられて、色覚異常の社会問題についてるる説かれた。
ホテルはその後ほどなく廃業。今はまったくちがうものが建っている。

料金所を抜けてレインボーロードとやらを直進。
小学校に入るかどうかのころの私は、琵琶湖大橋ができたすぐのこのあたりに、家族ドライブにつれてこられ、半分寝ながら雨の降る車外を見ていた。なにもない一面の田に、もっと狭かったこの道に沿ってえんえん蒲の穂が立ってたっけ。
やがて斜めに入って集落の中を抜け、洲本東を左折。この、浜街道をいくと、かっては橋にぶつかったのだが、今はちょっとまがっていって右折しなければならない。大水口神社の前をぬけ、野洲川を越えることになる。

琵琶湖の周囲はかって湿地帯だったろうからでしょうが、天井川が多い。つまり川ごとに堤が切り立っている。今は川を道がかなり遠くから立ち上がって、直進してぶちぬいている。武村知事以前は、細い道で土手につきあたると、そこで直角にまがって川に沿って土手を上がり、そこで2台通れないような細い橋に直角に入り、川を渡るとまた曲がって川に平行に土手をおりていったものなのだ。わからんだろーなー今の子供には。

野洲川を超えて道なりに行き、六条というちょっと入りにくいところからわざわざ中主にはいり、バイパスである新道入り口の手前、兵頭神社参道すぐわきの道に左折して入っていく。集落を抜けると、用水路のような川の手前でバイパスに曲がって出なければならない。むかしはこっちが本道だったはずなのに。

しばらくいくと日野川がある。このあたり、草が両側に生えてるようなちんけな道だったのですが、、、、橋は、これもつけかえられてる。今の橋を渡りきって、直進せずに堤の上で右折してそこからおりると旧道。野村の集落。
神社のところで左折して、野村の交差点を渡ってずっと走る。
ひろびろとした田んぼの水路にずっと並木道のあるいい景色があったのだが、いつのまにか片側の田んぼが資材置き場になってしまい、とても残念な景色になった。

牧、大房を過ぎ、近江八幡です。
このまま山沿いの道を行くと日牟禮八幡の中を抜けて町に出るのだが、祭礼の時期だからか途中からこっち向き一通になるとの表示。さきに曲がって町に入り、近江兄弟社高校の前を通り過ぎてすぐ多賀の交差点で左折。県道までいかない。
でもすぐその県道に合流するんですがね。

観光船乗り場のある円山町で右折、水郷のほうに入っていく。白王町の三叉路を右に、水路沿いに行けば、左は干拓地の田んぼが広がり、右は水郷でいい気持ち。曇ってます。



かっての目的地はここなので、ここまではわかる。こっからは当然わからない。走ったことはあっても頻度が違う。

大中の交差点を琵琶湖側にむかって曲がり、さらに右折して彦根に行くのだが。
学生のころ。てきとーに走ってるうちに同乗者が酔ってしまい、みかけた集落内の喫茶で休んでおばちゃんに道を聞いたら、まっすぐいけば彦根城の堀だといわれた。そしてそのとおりだった。今となってはそれらしいものがわからない。
新海浜あたりに橋をつける工事をべつのところから見ていた覚えがある。いつのまにかその橋しかなくなり、その橋を通るようになった。
なににしても先は、湖岸道路を使うことになる。

旧道が湖側に2区間ある。その先は新しい住宅もあり橋もかわっているようで、とくに犬上川から芹川をわたるまでのあいだはさっぱり謎です。
道や橋をつけかえるのは行政の犯罪だと思う。道に迷って死んだらどうするのか、って、まあ死にはせんけど、地理がかわれば歴史も死ぬ。

彦根のあたりは道が混む。彦根城で通り道が限られてボトルネックになっている。そのために、近江八幡あたりは高速からも琵琶湖大橋からもそうだが、彦根以北からも遠い。それがかえってあの町にはいいに違いない。交通の便がよすぎても町は栄えない。

3時間近くかかった。
長浜あたりで13時になり、何か食おうと北国街道に入った。これは甘かった。観光地で売っている上に近江三姉妹のドラマもあるのに駅前の駐車場が昼にあいてる訳がない。

湖岸道路に逃げてさらに北へ。姉川河口の「呑舟」。湖魚料理という。ラウンジのねーちゃんからきいた店。
なんだかな建物は、生簀の上に建ってるのか?一階部分のコンクリ水槽で、どぼどぼ水の音がしている。
みるからに宴会もしくは会食用で、卓ごとに仕切られた座敷しかない。大人数のときは襖を外すのだろう。個人の通りすがりでごめんなさい。メニュ見ると飲めそうなものがいろいろあって、車じゃ楽しめないのが残念。キリンフリーにしたけど、後味の鼻に抜ける香りが、、、ねえ、、、、
これは店のせいではない。



さっといただこうと、「うな丼と赤出汁」のセットにしたところで、出てきたものはどう見ても「うな重と肝吸い」のセット。「うな丼ですよね」「うな丼です」
はあそうですか。





身はやわらかいしよく離れる。皮は、あめだきをあぶったように歯ごたえがあってぱりぱり。おいしかった。
思ったより量が多かった。

その後、所用をすませ、腹いっぱいでなにをする気にもならず帰りました。

サローヤンを読んで、小学生くらいの息子をつれてオープンカーで気が向いたところに泊まってまわる旅行がしてみたいと思っていたのももう昔。すでに息子は二十歳前だし、腹がふくれて気が済んだら、おっさんは家に帰るらしい。

バイク動作確認で京北へ だんらく 京都2011/05/05 14:48

半年以上、YAMAHA の初期型ビラーゴ400が、家の前でシート被ってほったらかし。根性がないので寒いと乗らない。
さすがに不安なのでメンテでチェックを連休明けにはお願いするつもり。さきだってちょっと動作確認しようと、昨夜からトリクル充電とやらをしておいたバッテリを装着。

いい天気です。いつもお願いする、京大医学部裏のバイク屋の健在と本日休みを確認し、鷹が峰から京見峠へ。とちゅうバイパス造成中で、いちばん狭いところをなんとかしたいのはわかるが。

杉坂から、周山街道へ。栗尾トンネルはどこまで進んだんだろうとおもいつつ峠を越える。むこうに京北町が見える。



バッテリがへたるとまずクラクションが死ぬという経験則から、ときどき「ビ」と音をたてながら走る。
京北病院さきの喫茶「Euphoria」でお茶。本来は木曜なので定休日だけど、休日で何も考えずに出てくる私のような間抜けがいるのを見越して、今日は開店明日振り替えで休みにしたそうな。まことに御明察です。
しばらく話の相手をしていただく。ほかにも何人かお客がやってきた。間おいてみるたびにコミックが増えてるような気がする。
ここから美山方面へ向かう。

ところが走りながらきく「ビ」の調子が悪い。
前に、ほんまにあかんかったときは、美山殺伐広場までいって戻して杉坂から貴船に向かおうとして、芹生の手前の無電波山道でエンストして往生した。冗談ではなく、たまたま通りがかった車に工事現場用ロープで山まで引っ張ってもらってなんとかなったわけで。

またああなっては困るので、美山までいかずにカモノセキャビンのさきあたりで取って返し、無電波領域は避けてずっと周山街道を京都市街へ。
中山トンネルの京都側にちょっと前にトンネルとバイパスもできている。通るの2回目。




京都側からみたところ。むかしはこの、右から山沿いにくねくね道があった。いまは直進して、橋が川を越えてそのまま杉の子トンネルです。旧道は通行止め。
便利になるのは、まあ、いいことなんでしょう。でもトンネルは嫌い。

「ビ」は、どうやらスピードを出すとぶれるようで、ゆっくりのとき、とまってるときは大丈夫。これは当たり前やな、最後まで音が出なくはならなかった。
福王子から、立命衣笠あたりを通り、出発地の玄琢かいわいに戻った。

行きかえりを通して、重いアメリカンバイクをけっこう見たように思う。嵯峨あたりではハーレーと併走した。
うちのビラーゴも乗りやすくていいのだが、いつエンストかわからないじゃ不安で遠出ができない。
リッターまでの、そんなに重くなくて乗り回しのいい国産空冷Vツインがほしい。新車じゃ、カタログにはないのですねえ。このダミータンク容量8Lの初期型ビラーゴ、愛着はあるのはもちろんですが、買い換えたいものがないので乗っているともいえる。
知人にXV750整備してもらってることになっています。もっと古いので、不安なのはいっしょかそれ以上w

蕎麦屋で遅いお昼。大宮交通公園東側に入った「だんらく」。



こまごました住宅地の裏で道も狭いのに、ちゃんと駐車場のついたテーブルのみのお店。イージーリスニング映画主題曲がかかり、若い店員が数人。
十割の雪白蕎麦は、蕎麦の味のする太目のしっかりしたそうめん、の感じ。まあおいしい。腹のおさまりには足らず、28のおろし蕎麦を追加。これは歯ごたえいまいちだった。おろし蕎麦は、25年前に静岡で食っていた「戸隠」の「磯おろし」が自分の基準になっているので、それにくらべての、あくまでの好みの話。

バイク、信号待ちではガソリンのにおいが上がってくる。大丈夫なんだろうかね。

南山 京都 生肉騒ぎに思う2011/05/05 21:14




「南山」 北山通り、ノートルダム大北向かい。ちょっと大箱でこぎれいな焼肉屋。むかしは子供の運動会のあとの食事の定番にしていた。はやし式にぜんぶタレに混ぜ込んで焼くのではない気分のときにくる。久しぶりです。以前は人間大学とかいろいろ説教臭いへんな文言が並んでました。いまはみないね。

↓ 生肉騒ぎで、生肉はユッケ等のきなみありませんわw たたき、は出した。



けっこう食って飲んでもひとり5Kまでと思う。今回は私のみビール、ハイティーン2人がそれなりに食って4人で14K。飲み屋じゃなく、もっと高い名の通った焼肉というと、成田屋とか江畑とか太田とかありますが、がつがつした連中を連れて行くのもねえということで、ここになっています。値段並みには食えると思います。

不慣れな新人店員のミスサーブはベテランが卑屈なほどに詫びるマニュアルもできてるし、値段考えたらこれはこれでこんなもんちゃうのん、というのが、あらためての今日の感想。
バイトの態度と商品の質は実は関係ないし、長寿牛って搾りきったホルスタインちゃうんかとか、突っ込みどころはあるけどね。
この時期生肉を出さないのは正しい態度でしょう、ぜったいアホがねじこんでくるんだから。

しかし生肉食中毒事件ですが、そもそも実用にならないような「食用生肉」規格って、もともとが、クレーマ対策に近いものがあるね。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011050400202
生食用牛肉の出荷ゼロ=厚労省基準満たさず、罰則なし-飲食店、加熱用を転用
 (2011/05/04-20:44) 時事ドットコム

それでもそのうち一人歩きするだろう。すでに罰則のある新基準をつくるとかいってる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110505-OYT1T00581.htm
生食用の肉に新基準、罰則も…厚労省方針 (2011年5月5日20時47分  読売新聞)

今回の騒ぎに関してはけっこうな範囲で子供と年寄りがなくなってる、つまりピンポイントではなく抵抗力の弱いものからきているのだから、汚染範囲は広いのでしょう。

実用化されていない「食用生肉」ではない肉としても、表面をけずれば出せたのであろうから、これはそうしなかった現場の怠慢とはいえる。でも、省力化された現場をつかうことで安いチェーン店ができていくわけで、安いチェーン店に生肉が出て本当はあたりまえのわけがないのです。
言い換える。
実際には現場の判断で出せる肉を出せばいいといっても、大丈夫だったというだけの理由でどんどんガードは甘くなる。つまりは、基本がセントラルキッチン式のチェーン店ではパックに入ったものか加熱するものしか出すなということなのだろう。

もっとわかりやすく書くと、「わけのわからんバイトのうろうろする店で生肉なんか出すな」、ということね。
となれば、安い大箱店でユッケは食えなくなり、貧乏人は生肉を食うなということかと文句いう奴がいるかも知れんけど、そのとおり。他人の責任でそんな危ないものを安く食えると思ってはいけない。

でも、たぶん「新基準」とやらは、セントラルキッチンでもこんだけやったらOKという方向になるのではないか。
へんな基準を作ることで、まともな小さい店が生肉をだせくなりそうで嫌です。

今の日本は「安全教」状態で、お上の法令にたよりきって「安心したい」ようなので、逆に、なにがおこってもおかしくない。


ほか定番の店

「グリルシャルドン」 滝井
ビフカツのほかに、もつ煮も食ってみた。つまみによろしい。やたら一品含めメニュも多く、どこまで自前でどこから冷凍素材なのかわからない。全部自前なら失礼しました、てか、よーやると思う。


学会準備 野菜幕の内 Kenny's 京都2011/05/08 19:25

学会が近い。東京でこの時期学会をやることに論議はあるようだし、有楽町の国際フォーラムが建物として問題が出たというニュースもあったのですが、とにかくやるそうです。
部下の発表がエントリーしてある。思ったより発表慣れしてない。準備がぎりぎりになりそう。休みの日も病院にいってスライドファイル作成について相談している。


昼、新幹線に乗る前に駅弁を物色したら、野菜の幕の内があった。前からあったのかも知れんけど見たのは初めて。




コンビニに売ってる弁当はカロリー優先なのか肉類メインのものが多い。朝、ガテン系がたくさん買っていったりする。
駅弁も、コンビニ弁当まで「ぎとぎと」ではないことが多いですけど、たとえば米原「井筒屋」の名作商品でそこそこ野菜の多い「湖北のおはなし」にも、鶏照り焼きに鴨ロースが入っている。選択肢として、野菜だけのものがほしいとずっと思っていた。
この「やさいたっぷり幕の内」は、完成度は、その「湖北のおはなし」より落ちますが、たぶん力の入れ方が違うんでしょう。ともあれ、長続きしますように。

ひさしぶりに、
「Kenny's」 烏丸紫明 カントリーのライブハウス




あいかわらず団塊から上のひとたちが盛り上がっている。いいところだと思う。
40年以上、本業の傍らに歌い続けてきた無名(いや、知る人ぞ知るのだろうけど一般人は知らんよね)バンドたちが、永富研二さんと入れ替わりに週末のステージに立ち、同世代の客たちが盛り上がる光景はうらやましいの一言。
60年代生まれにはこういうものはないよね。カラオケでやれよということで、仕方ないかねえ。
永富マリさんはあいかわらず低めの太い声。つねに半音下がっているのは、これが持ち味ということなんですな。

ほか行ってみた店

「蕎味心真」 御所の西側、門跡町
蕎麦が売りですよ、というふうな店名で、店の感じはなかなかきれいな一品飲み屋。期待したんですが、その蕎麦は、ざるで食った限りは香り歯ざわりともに弱いように思う。好みではないです、ごめん。
店の前のふれこみも「麺と蕎麦」であって、手打ち蕎麦ともうたっていない。
昼は麺類メインの定食屋、夜は飲み屋として飲んだ後のラーメン代わりの熱い汁蕎麦やうどんを売りにしてるということか。マニアの蕎麦好きは相手する気ないのかもしれませんがそれにしてもな店名。
雰囲気もいいし、あるじも愛想いいし、よさげな一品はあるんだし、せめて普通の飲み屋の名前にしたらどうかと思うがそれでは客がこないのか。名前に引っかかってすまんのですが、どうにも気になる。
蕎麦というだけで客の集まる「蕎麦バブル」そのものがもう終わったという意味のことを、10年前に味禅のあるじが言ってたような。

肩の痛い日曜日 アサヒスーパードライ京都 柳月堂 京都2011/05/08 19:33

黄砂でくしゃみばかり。花粉が去ったのにまた一難。
と思ってたら黄砂はあまり飛んでないそうで、ではこの眼のかゆみくしゃみは何か?新しいアレルギーじゃなかろうね。

肩がいたい。医局で同室の整形の先生に診てもらったら、50肩じゃなくて頸椎のヘルニアだろう3週間は我慢といわれてもう3週間近い。腕はあがるのですが、脇をあげると激痛。クレー射撃にもいけない。いっておかないと射撃の実績がなくて、銃の更新に困るのですが、とても構えられず、パスした。

河原町あたりに出てふつうの本屋に行くというと、いまや、ジュンク堂と、松竹座あとの紀伊国屋しかない。紀伊国屋なんてネット通販で十分という気もするが仕方ない。
旅行ガイドを買う。ついでにコミックビームを探したがなくて、コミックバーズなんかを買ってしまった。

「アサヒスーパードライ京都」 河原町三条下がる
黒ビール、琥珀の刻、ともに地震で在庫なし。
サッポロラガーやエビス一部、キリンクラシックラガーが止まったのは知ってたんですが、アサヒも工場あったっけな。復活を祈る。
通常のスーパードライとか熟成のなんちゃらとかで、ビフカツをいただく。フィッシュアンドチップスぽいものもメニュに戻ったし、ハーフアンドハーフでやりたいのだがなあ、残念。




コミックバーズ自体は、あいかわらず好みではない。大東京トイボックスも、長いね。現実にリンクさせすぎると収拾付かなくなるんじゃ、、、

せっかくの日曜日だし(慣用句)、もうちょっとゆっくりしたいので、

「柳月堂」 出町柳駅前
鑑賞室は、けっこう久しぶり。チャージなんてとるシステムだっけな。
ここは、喫茶店と思うから、鑑賞室の外で上着を脱げだの雑音禁止だの全席前に向いた椅子だの値段だのにびっくりするのであって、コーヒーもでる、クラシックレコードコンサート会場と思えばいい。名曲喫茶がほとんど消滅したいま、難しいほうにあえて進化したこういう場所は他にはない。ロマン派以降の長い曲は禁止も健在。常連のワーグナーCD持ち込みは可のようです(笑
革のふかふかソファが2人がけのところに大々的に導入されていました。座って即死、眠ってしまって紅茶が冷めた。リクエストがかかるまで意地になって3時間以上。長時間いるとなんか背中が痛い。革のにおいが鼻をくすぐる。
知人をみかけたが、寝ているなと思ったらいなくなっていた。
音は、ここ10年近くはなかなかいい感じと思う。むかしは天井の空調の調子が悪くて水がふってきたもんだが、今はふつうの壁つけの空調がついてる。

柳月堂は、1階東側がパン屋になってる。西側はむかしはパチンコ屋だった。2階にいると、一階のうねりがなんとなく伝わってきたものだ。
柳月堂のマネージャ(パン屋の息子さん)は違法駐輪がきらいのようで、このへんは駅前なので違法駐輪が多いのだが、店の前の街路樹周りの植え込みにぽいぽい放り込んで山にしていた。 ↓ の写真の、木の立ってるところ。
そのうち、パチンコ屋をとうとう私設有料駐輪場にしてしまった。まあ目の前に公営駐輪場があるけどすぐに満車になるし夜は早いし役に立たんものな。




東隣(写真むかって左側)は中華料理チェーンの「珉珉」があったが、建てかわっておしゃれな店になってる。
西側の並びも、木屋町の飲み屋「上燗屋」のカフェだとかがきている。かって喫茶店が2軒ほどあってカレーがおいしかったり豆にこだわったりしてたと思う。いつのまにかなくなった。路地の奥の蕎麦屋(大山蕎麦 響)はやめたのか、気配がない。えーかげんな中華料理屋もあったっけな。
いまや小奇麗な飲み屋ばかりだ。 ↓ この写真じゃわからんけど。




行きもせずに文句言うのもなんだかですが、面白くないねえ。ま、前からやってたというだけの理由でだらだらお店をやっていけるご時世ではない。

お客様政権2011/05/10 20:49

菅総理の政権ですが、けっこう長持ちするかもしれない。

理由は、「自分に対して補償を請求されないことに徹して」いるからです。

震災後おもてだって被災者を動かそうとせず。わざわざいうと、その費用は誰が出すとかなにかあったときの責任はとか言いかねないご時世。現場に放り出して、見事に逃げました。
浜岡原発もしかり。「やめたほうがいいんじゃないの」というけど命令はしない。しかしこれをしたことで、なんかあったときも政府はいうだけいったというアリバイを作ってしまった。

この人は心底クレーマーなんだと思う。だから、逆に、致命的な文句をつけられないようにするにはどうしたらいいかよくわかっている。

これ式にやるなら、徹底的に現場に責任を丸投げしたら面白いのですが。もうなってるって?w

いうまでもないがこれは、「現場」「組織」「企業」「統治機構」がしっかりしてるからできることです。政府が国をひきいるのではなく、国の組織を、政府が、あとで文句いわれないようにあちこち叩いてその拒否反応で動かしていく方式ですから、あくまでも自分たちは「お客様」、なにかまずいことがあっても、「仕方ない」のでしょう。

まともじゃないとは思うけど、ここまで開き直ったパターンの政権はなかったと思うので、どうなるかは興味がある。国民が政府はあてにならないと思ってしっかりするかな。いっしょに泥沼に入っていきそうな気もする。
なににせよ私の予想はよく外れますからその程度のこととして。

ちなみに、このタイプで小さいのが「橋下知事」と思う。
わかりやすい争点で票を引っ張るのだが、全体像がきれいにみえない。この人も脊髄反射でやってるんじゃないか。
「ボランティア休暇は認めない」にしてもそうだ。自分の部下と考えれば、「被災地の支援は大切だから有給扱いにするよ」という態度は立派だし、被災地に対して非常な「売り」になると思う。「いいことしにいくというなら自前の金でやれ」というのは、筋が通ってるように見えて、組織から疎外されたクレーマーの理屈だろう。せめて知事として「よその自治体のことを考える金はない」といえよ。

ベトコンラーメン 米原2011/05/11 22:52

ベトコンラーメンという食い物は、ぐぐってみたところ、まるごとのにんにくがごろごろ入って、もやしやにらの辛味いためも入ったラーメンということらしい。
愛知県が中心だとか、津軽や倉敷にもあるとかいうのだが、私は80年代はじめに銀座の裏通りの店に行ったことがある。

大学のクラブの高齢のOBが銀座に事務所をもっておられた。そこを基地にしてOB会費をあつめにOB訪問したのであった。医学部のクラブではなく、訪問先はこのかいわいの会社につとめる一部上場企業のOBたち。名簿をみながら、ほとんどアポなしで、よくもまあどの会社も上げてくれたものだと思う。ずっとのどかで、学生が信用されていたのだろう。
会社めぐりが終わったあと、食いに連れて行かれたのが「ベトコンラーメン」だった。にんにくがまるごといっぱい入っていて、その翌日は相当臭かったはずだ。

おなじ店か知らないが、アラーキーがかって、ベトコンラーメンの店で写真展をやったという文章を読んだことがある。
東京圏のベトコンラーメンについては、すでにネットに引っかかってこない。

滋賀は米原の高速インターの近所にもベトコンラーメンがある。これもネットにあまり引っかかってこない。料金所をおりて国道を左折、すこしいくと、コンビニの向かいの駐車場の奥。プレハブで、この数年ですごく外観はきれいになった。店名は「奴亭」、むかしは「奴」だけだったようにも思うが、もうわからない。
通りがかったときにほんまかいなと思った。たしかににんにくまるごとの入った、かって食ったかもしれないものに似たラーメンであった。

おでんやほかの定食、一品もある。でもまあ、ここではベトコンを食う。
前よりにんにくが減って、にらもやしいためが増えたと思う。