地域医療貢献加算2010/03/20 09:03

以下のような文章も出回っている。やはり、受け入れがたいわな。
まあそんなこと役人もわかってたはずで点数減の口実が主目的万が一引き受けるアホがいたらそれも都合よしということでしょう。
善意のなあなあで、いきつけの医者の好意で行われていたことを、こういう形にしてしまえば、すべてぶちこわし。電話してくるもんは電話だけのコンビニ感覚だろうし再診もせんほうがおおいでしょうに、そういうもののために普通に受診するものが負担を増やすのもおかしい。

転載引用歓迎とのことなのでほぼ全文。

2010年3月19日
会員各位
青森県保険医協会
会長 大竹  進

地域医療貢献加算の算定は慎重に!

 前略 今次診療報酬改定において、地域医療貢献加算(3点)が新設されました。3点は電話の問い合わせがあった時だけ算定するのではなく、通院中の全患者の再診料に加算されます。したがって、この算定を届け出た医療機関は、過去に受診した人も含め全患者に24時間365日体制で対応することが求められています。
算定要件としては、緊急時の対応体制や連絡先などを院内に掲示し、診察券に電話番号を記入するなど文書等で患者に周知する必要があります。
転送/留守番電話・職員による対応も可能となっていますが、職員は速やかに医師に伝え「医師自らが速やかに患者さんに連絡をとること」になっています。有床診療所でも最終的に連絡するのは医師なので、医師は常時携帯電話に縛られることになります。
即座に対応出来ない場合、特に患者さんが死亡した場合などではトラブルに発展する可能性もあります。規則では「緊急の対応が必要と判断された場合には、外来診療、 往診、他の医療機関との連携又は緊急搬送等の医学的に必要と思われる対応を行うこと」になっています。
もし、対応ができないで救急病院に受診した場合、当直勤務医は地域貢献加算を算定している開業医について不愉快に感じ、勤務医と開業医の新たな対立を生むことになるかもしれません。

4月からは診療内容のわかる明細書の発行が義務づけられました。全ての明細書に「地域貢献加算3点」と記入されますので、医師の義務と責任がことさら強調されることになります。ボランティアで電話対応をしている現在とは全く違う状況が生まれます。もしトラブルになった時には、即座に謝罪のマスコミ発表が必要になるでしょう。

患者通報による個別指導の対象になり、自主返還、監査に発展する可能性すらあります。
そもそも「勤務医支援のために,何もしていない開業医にも汗を流させる」という発想自体が誤りです。特に、各地の小児科開業医も勤務医と一緒に、地域の小児救急を担っている事実を全く評価していないことに失望せざるを得ません。
元来、私たち医師は社会的資本としての医療を全うするために、使命感や責任感から時間外対応はもちろん夜間、休日診療、健診・保健事業などに参加しています。それに参加している診療所が算定できることが要件であれば何ら問題はありません。
しかし、本制度は、どこにいても「24時間応召義務を課す」全く新しいルールとなっています。今後も、条件や内容は通知一つで官僚の思うように変えることができます。

24時間、365日対応することになれば、心身の休まる時はなくなります。ただでさえ過重労働になっている本県の開業医の状況を勘案すれば、最悪の場合過労死という事態もあり得ます。医療崩壊に更に拍車をかけ地域医療を大きく後退させることは自明です。
今大切なことは30円を得ることではなく、「落とし穴」のようなルールを否定し、医療崩壊を防ぐ適切な医療政策を政府に求めて行くことではないでしょうか。
診療所再診料の引き下げに抗議します。厚労省は開業医の貢献を正しく評価するべきです。

草々

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考えられるトラブル(個別指導に直結する)

1.対応できない場合
  ・旅行中、学会出席中、飛行機内........連携医師、医療機関が必要
  ・誤って携帯の電源が切れていた
  ・マナーモードで気づかなかった
  ・枕元に携帯電話をおいて寝なかった
  ・夜間睡眠中で気づかなかった
2.医師の飲酒中の対応:
   飲酒中は連携医師、医療機関が必要と考えられます。
3.緊急時の対応にも問題があります
 「緊急の対応が必要と判断された場合には、外来診療、往診、他の医療機関との連携又は緊急搬送等の医学的に必要と思われる対応を行うこと」となっています。
  ・医師が「救急車を読んでください。」と指示した場合
   向かう先を医師が準備するのか?救急隊に任せるのか?
   連携先か?救急病院が受け入れ不可能の時に「診察の義務」が
   あるか?(応召義務)
  ・精神科救急......ほぼ対応不可能か?
   「これから自殺する」「深夜になっても眠れない」という電話
   対応は可能か?
  ・患者さんが旅行先等から電話してきた場合はどうするのか?
4.カルテを見ないで診察の問題点
  ・最悪の結果になった時に法的にどのように判断されるのか?
  ・医師賠償責任保険は使えるのか?
5.飲酒患者への電話対応は断れるのか?
6.他人が本人に「なりすまして」個人情報を取得しようとした時は見抜けるか?

スバル車がほしいと勝手に思い込み2010/03/20 11:32

車屋さんに車を持っていってタイヤとオイルの交換。
待ち時間事務所で電話受けのあいまに社長が相手してくれる。

これからどんどん車は面白くなくなりそうですねえ。電気自動車になるとバッテリに必要な鉱物は中国の独占ですから、中国製のわけのわからないものもどんどん出てくるでしょうねえ。
インサイトなんて車体が板金も出来ないくらい薄いです。売値を下げてもかえってけっきょく修理になると高くかかることにどんどんなっています。
スバルはインプレッサの格好がBMWに似せているのがなんですねえ、中身はいいんだから格好を似せなくってもいいのにと知人のあいだでは不評です。R1ですか?すごくしっかりつくってあって、うちでは中古はコンスタントに出ますねえ。トヨタはダイハツに軽をつくらせたいわけですが、技術者がR1の中身をみて、なんでこんなに金のかかるつくりなんだといってたらしいです。本田三菱にしてもコスト優先でぜんぜんつくりがちがう。私は、軽なら、R1はありです。ただし、狭いのは、2人乗りというべきもので、お年の方が街中でのられます。
でかいほうなら、前の車ですがアルシオーネは乗り回しもいいしぶれないしよかったですね。自分もしばらく乗っていました。滋賀のほうの産婦人科の先生が赤の中古で10年ほど前に買われたのが扱う最後でしたかねえ。
その先生、産婦人科は息子にはやらせたくないといってられましたが、、、

そこから私が日本の医療状況の劣化について怒涛のように演説をはじめ、コンビニ気分で手に入るありがたみのない医療だから粗末にされてもうもたないだろうといったあたりで、タイヤ交換がおわってちゃんちゃん。

なまぬるい春先の午後 京都2010/03/20 16:35

午後からちょっと町へ。
京都市内在住者がこういうと以前は、河原町三条四条界隈に出ることを指したのだが最近はどうか。

寺町もまともな電気屋はタニヤマと高橋だけかとうろうろ。パソコン工房は遠いし TwoTop は私と相性が悪いようでここで買ったHDDはみなかなり早くお亡くなりになってきたので、ドスパラのみ冷やかす。
RightOn でカラージーンズをチェック。リーバイスの赤505買いそうになったがいますでにあるジャスコの安物赤が大不評なのでやめておく。
新京極の居酒屋「スタンド」↑でビールとビフカツ。なんちゃってレトロな店。おばはんはほんまにおばはんだが。
錦寺町の角が建てかわっていてプレミアムモールで見たブランドショップが入ってる。喜久屋に寄ってコミックをチラ見し、三条河原町からタクシーで帰宅。

なんか人が多かった。温かいし天気もいい。外人も多いし。みんなうろうろ穴から出てきてるんですなあ。卒業式してる大学もあったが最近の格好はふつうやねえ。タクシーの運ちゃんが、そろそろ東大路とか走りにくいと。鴨川の下流、白川、パレスサイドホテルあたりは桜がもうきれいなものだそうな。むかしは桜は4月上旬入学式の頃に咲くもんだったが。年度末で工事も多いし京都は動きにくい時期になる。

khr at smks

大淀事件 毎日新聞の泣き言2010/03/20 23:41

大淀事件で、裁判官も認定の奈良南部産科医療崩壊を引き起こす契機となる「スクープ」を出した毎日新聞、またなにかやらかした模様。
このサイトは会員制で、ログインなしに読めるのは以下の見出しだけなのでよくわかりませんが。

http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=31501
【2010年3月19日】
■ 毎日新聞 日薬連・評議員に医療報道への「理解」求める文書
毎日新聞社が自社の医療報道に理解を求める朝比奈豊社長名の文書を、日本製薬団体連合会の評議員に配布した。


ブロガーさんやちゃねらーさんたちが騒いでいる。目に付いたものを引用。全文が読めます。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20100320
新小児科医のつぶやき 2010-03-20 今日は喜んで釣られます
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2010/03/158-24da.html
天漢日乗 2010-03-19 「マスコミたらい回し」とは?(その158)毎日新聞が製薬会社に広告出稿を要請
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/31219753.html
うろうろドクター 毎日新聞が、日薬連・評議員に医療報道への「理解」求める???

ともあれ医者がクレーム出しすることに効き目があると自分から言ってるわけで、寝た子を起こしてどうするのかと(笑

いまだに残る広告主は、上記ブログに引用された巨大掲示板によると、

小林製薬(株)、(株)大共薬品、八ッ目製薬、再春館製薬所、ロート製薬、興和新薬株式会社

だそうな。ほんまかどうか未確認。別の情報もあって、

田辺三菱  興和  大共薬品  大幸薬品

なにがどうなんだか。こっちで調べろということか。
http://www8.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/47.html

ちょっとみてみたら速攻で興和を確認。
興和新薬だと、ハイパジールは採用してないけど、ネオシネジンは、ほかに塩酸フェニレフリン単剤がないので切りにくいか。ボスミンで代用できんかなあとふと。
「興和新薬」自体は、興和グループで「興和」の完全子会社とネット情報。ともに非上場、ともにグループ唯一上場の「興和紡績」の株主と数年前の会社四季報にあった。興和の子会社はほかに「興和創薬」ですと。
親会社である「興和」はキャベジンの印象しかない人が多いかも知れんけどけっこう何でもやってる伝統のある会社、むかしはレンズシャッター前群ブロック交換式一眼レフなんてものも出していた。
眼科関係では、医療器械のほか、最近はメニコンのIOL(眼内レンズ)事業を買い取って展開をはじめたところ。全体の印象としては、興和にしかこれがない、という製品があまりない。そこそこ出来のいい安い製品がメインなので、値段がおりあえば代替品はたいがいあります。
「興和」の親にしても子にしても、毎日新聞に広告を続けるなら、現在興和ブランドの、うちでもつい最近採用したIOL「アバンシー」を、はやばやと切るあたりのが初手か。

とまあ私にすら、こういうことを思わせる。それだけ大淀事件のインパクトは強かったのですよ。
たぶん似たような医者はたくさんいるでしょうし、まことにいらんことしたもんですなあ毎日新聞。