手術 送別会 担当医拒否2010/03/19 16:49

昨日は私以外の医師たちが10件ほど手術。トラベクロトミーと抗VEGF抗体の注射以外は白内障。私はずっと外来。蛍光眼底造影したり。
ここのところ剥離もないし、硝子体出血はひいたら問題ないのばかりで平和。当地は糖尿病網膜症もおとなしい。

昨夕は、もうじき異動していく若手の送別会。その後、医師3人とナースひとりでカラオケスナック。
相手が部下の女医の場合いや若いナースでも絶対手を触れないが(怖くて出来るかそんなことw)、私より5歳ほど若いだけのおばちゃんナースで、むかしの不倫の話(正確には独身の頃に不倫の相手していた)をのっけからはじめた。太ったのどうのと気安くあれこれやりとりして、手が湿るのどうのと話し始めたので、カウンタで並んで飲みながら、面白がって手を触ったりしていた。のせられたのかもしれない。ともあれ嫌がってるそぶりもなかったが、スナックのお姉ちゃんに、先生が手を握るなんて珍しいといわれた。これはいけないと我に帰り、それをしたいときは、ナースの手首をもって、スナックのお姉ちゃんの手に触らせることにした。スナックのお姉ちゃんの手首を持ってナースを触らせるというのもありである。
私がナースやお姉ちゃんの手を触るのはやめて、ナースとお姉ちゃん同士を直接触らせようという、マルクス兄弟的にアホらしい解決方法になった。

今日は朝から、下っ端じゃ駄目だ部長が見ろでないと帰る的な付き添いのついた患者が来た。チーム医療を行う公的病院でえり好みされては回らなくなるし、あったこともない医者を拒否られてもこまるので、あくまでもこっちのルールにしたがってもらうようナースに伝えてもらうと、じゃあ診察はいらない近所に行くので紹介状を書けという。数ヶ月前に白内障と翼状片で来たが視力良好たいしたこともなかったので予約もなく今日も初診扱いなのに診察もなく紹介状は書けない。けっきょくその、数ヶ月前の状況に関し診断書を発行することにした。視力測定まではしてるのだが、書類代のみで診察料検査料はとらず。なんだかねえ。
あと、糖尿病の黄斑浮腫で視力がわるくなってきてるのに、中堅のオーダーした蛍光眼底造影を当日になってやめ(うちの造影検査の同意書はけっこうこわいことが書いてあるのです、数万人に1人死ぬとか)、その後も予約に来ず、音沙汰なしの数ヶ月たってから、大学病院の教授に紹介状だけ書けという人がきたようで、事務から書類を書いてくれという文面が回ってきた。あのねえ、この人も自分で当院フォローから外れてすでに初診扱いになるうえに、紹介先の糖尿病の専門外来には教授はいません。そもそも専門外来でなく教授診に、その教授が「売り」にしている分野でもないものに関して直接紹介なんて到底私には出来ません。それに、大学ならなおのこと蛍光眼底造影拒否なんてまともに相手にされないよ。
なんかいい歳して見境のない人がときどきいる。
事務には、そんな紹介状書けません書けるかどうか確認もせずに取り次ぐなといっておく。最終受診時の状況に関しての診療情報提供書宛名不特定眼科担当医殿なら出すけどね。大学の専門外来をうちからFAXで病診連携予約するというのはよくやってるしほとんどの場合教授が診てくれるのは確かだが、今回の状況で診察もなしに予約なんて無理。