実弾訓練2016/05/26 17:18

頭だけで考えてすみませんが、意図せず実弾で模擬対戦したなら、死人が出ないのは、むしろ本気度が足らんという突っ込みはこないのでしょうかねえ。

誰も亡くならなくてよかったのですけれど。

空包と誤り実弾配布、79発撃ち合う 北海道の陸自誤射 2016年5月24日21時29分 朝日新聞」

弾みてわからんかったんかという突込みはさておいても、さすがに撃てばすぐに実弾とわかるからその時点で「おいちょっと待った」になるでしょう。
そうなるまでにもうそんなに撃たれているのですね。

「実弾誤射、住民「死んでいてもおかしくない話」 再発防止を切望 05/25 07:00、05/25 09:38 更新 北海道新聞」

いや、死んでいてもおかしくない、んじゃなくて、死んでいないのがおかしい、んですよこれは。

移動標的というのはあたりにくい。クレー射撃があたるのは、散弾だからです。単発弾では絶対あたりません。
ライフル弾で、スコープなしでたがいに移動しつつ撃つのであれば、ひたすらその辺に向けて撃ちまくるしかありません、ですから自動小銃がいるわけね。
弾の消費数も半端ない。

そこで、きいた話です。
動く標的に実弾当てる訓練は、自衛隊には、じつはないらしいのですな。
知人の狩猟免許持ちが、どっかの基地の門前の居酒屋にいったときのこと。客たちは自衛官、あるじも実はもと自衛官で、民間人(というのか)は彼だけだったと。
そこで、興に乗って銃の話してるうちに彼はショックを受けた。その自衛官たちが、動いた標的も、あたりまえですが生きた標的も、実弾では撃ったことがなくて生きた、動く標的に実弾をあてたことがあるのは、民間人の彼だけだったのですね、撃ったのは鹿だけど。

実際の訓練がどうなのかは知りません。
空砲をつかった訓練をしてるのはわかった。しかし、着弾ありの訓練じゃないと真剣度低いんじゃないですかね。
電気仕掛けで着弾を確認するシステムとか、エア弾つかったサバゲ式とか、やってるんでしょうか。

サバゲーは馬鹿にできない。もとサバゲーやってて、第一種狩猟免許もって1年目のひとが、忍びで山に入って、寝屋で寝てる鹿を獲物にした、というのを、みたことがあります。彼は、猟期前にもよく猟野めぐりして、周到に準備していた。
こともなげに、サバゲーでやってたようにやってるだけだと言ってましたが、本当か?

死人が出なくてまずはよかったのですが、今回の件で、仮性敵国からしての、自衛隊の「想定される実力」というか、「脅威度」というべきものは、確実に下がったんじゃないですか

ま、弾なんてなかなかあたらないよね、ということでもいいのかもしれんのですけどねえ。
実弾に気付いて、まじめに撃たなかったということなら、撃つ前に言えよとw