稲亀石の、田舎目医者日記

安保法案改訂のころから、いわゆる反安倍のかたがたが、安倍首相について「馬鹿」「下品」とかいう頻度がめだつように思う。

政治に関してはまずは主張の問題で、言ってることに同意できるかどうかであり、同意できないのは仕方ないと思う。

しかし、そいつがどういう人格なのかは、関係はあるにしても、政治主張に同意できないからと言って、口を開いてまず人格攻撃するのはどうかと思うのですが、外国首脳をネタにするというあらたな人格攻撃が出てきた模様。

これ、まあ代表的なやつですが、、、

【もうやめて・・】エリザベス女王を表敬訪問した安倍夫妻とオバマ夫妻の違いが話題に！

ありがたい女王様であるエリザベス2世を脇にするなんてとんでもない、ということらしい。

おなじくらいの敬意を、こういうこという連中が今上（あえて陛下はつけないよ）に払っているのか疑問に思うのですが、あっというまに反証となる写真をもってくる人もいてネットは楽しい。

どの方も、ちゃんとまんなかにいるんですが。

あの安保騒ぎの時に、べつに私は主張としてはどっちもありとは思うが、あまりに「安倍の主張なんてなってないよね、そもそもあいつ馬鹿だし」的なもののいいようが耳についたので、私の目の前で行われた場合は、あえて体制側の着眼点で突っ込みを入れるようにしていた。黙っていたら、そのものいいを認めたと思われるのが、嫌だったからです。

それで切られた関係もそこそこあったように思うのだが、べつに間違ったことをしたとは思っていない。旧帝大法学部ローマ法専門の教授なんか、騒ぎが一段落してからこっそりブロックかけてやがった模様ｗ

安倍氏のおもてむきの外交政策については、いまのところおおむねまともな枠からはずれてないと私は思っています。

国内政策は別ね。これはもうだめですが、これって、安倍氏だからだめということではない。つまり日本の官僚がだめということです。

いまやるべきことは、本当の意味での規制緩和です。

いま政府がやってるのは、「マイナンバー制度で届け出が楽になって仕事もしやすいでしょ」というレベルの改革であって、国による統制を強化する方向は微塵とも動いていない。

本当に必要なのは、許認可そのものをなくすことです。しかし、自分の裁量をなくす方向に官僚が動くはずがない。それをするのが政治の筈。

そんなこったから、国の規制のおこぼれで儲けようという奴しかでてこないのですよ。

国内政策については、自民と民進のどちらも、国民の極大化しつつあるお任せメンタリティにのっかって、ない金をばらまこうとしているのであって、最大の争点の外交問題も、一般的な反自民の市民ｗサイドはつまり、米軍は追い返して金をわしらに遣えといってるだけなわけですよね。

政策論争が成立せず人間の好き嫌いにしか争点がないのだね。

リバタリアン政党がまともに存在しえない日本にとって、米国の共和党は準拠枠として重要な存在だったと思うのですが、ここにきてトランプさんねえ、、、、

以上、論旨ぐだぐだのままおわります。