少子化に関して2014/04/23 01:05

日本の社会の問題のほとんどが、少子化が根本にあるという指摘があって、私は、その通りだと思う。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140408/262574/?rt=nocnt
日本人は少子高齢化という衰退を楽しんでいるのか
歴史人口学者エマニュエル・トッド氏インタビュー(下)

少子化に対しては、出産数を増やす、しかない。
出産そのものは個体の死をもたらしかねない危機なのだから、なるべく回数が少ないできたらしないほうが個体にとっては安全です。
子供を産むことがその後の生存に関係ない、つまり高学歴高収入の女性が増えれば、出生率が下がるのは当然。

逆に言えば、子供を産むことでその後の生活が保障されればそっちの道を選ぶ女性は当然増えるので、そういうシステムからつくるべきで、そこにはまた、社会のあとおしでうまれた子供がちゃんと育てられないなら社会が親権を制限できる仕組みも必要。

ところが、どうも「子供を産み育てないと女性が不愉快な目にあう」「子供を産む以外に女性の選択肢のない」システム構築の方向へ頭のいく人が多くてそれはどうかと思います。

育ておわったら用なしというのもあれだし、ベビーシッターとして優先的に雇用されるシステムがあったらどうか。

もちろん、キャリア積みながら、子供を作りたいという女性もいるだろう。子供をつくったら、自分で育てるなら生活の保障、働き続けるなら保育環境の整備、が当然いるわけね。
援助は、子育て専科の女性と同額、保育への出費はそこから出す、べきでしょう。収入に応じて減額とかケチいっちゃいけない。

子育てのコストがこうも高価になってしまうと、親の多大な関与がないと怖くてよう預からんという施設も増えるのですね。賃金がそこそこ無きゃ、そんなところに就職する人の質も確保できません罠。
その状況で、うちは格安で預かると突っ込んでくる業者の質が、さらによろしくなかったりするんだから。

予算がないから、施設が増えず職員もおらず子供が預かれない。クレーマーが増えると、リスクが多くてまともな施設が増えない。
赤字でも仕方ない的施設整備予算と、悪意で無ければ免責的な法的整備を、少子化に関しては早急に行うべくと思う。間に合わんよ。

いりもせん新幹線やリニアを作ってる場合ではない。
育児援助とともに胃瘻の適応を厳しくしたら、胃瘻やってる施設が、保育施設に方向転換せんか?w

担任の欠席2014/04/23 01:52

どこぞの学校で、担任になる先生が、始業式を、自分の子供の始業式に重なるからと欠席して、論議になった。

http://www.asahi.com/articles/ASG4Q5R4SG4QUTIL02R.html
担任が入学式欠席、我が子の式へ 議論沸騰、割れる賛否

これ、家族の用事、だからもめるのですが、要するに、「いなくなったときにどうするか」ということでしょう。

指揮官がいないときに組織をどう運用するかという、指揮権の問題にすればずっとわかりやすい。
家族の用事じゃなく、病気だったらどうするのか。そこで、きっちりその場をしのげる体制を作っておかなくてどうするのかと思う。
その場で子供らを指揮すべき担任がいないなら、権限を副担に移譲してもいいし、その上位の教頭が代行してもいい。あらかじめ届けがあれば体制は作れるはずで、あまりややこしくて不可能なら、それはそれで、こちらを優先しろという職務命令が出来るはず。
きっちり正当な手続きとって休んだなら、担任を非難するのはおかしい。

代行されたあとのクラスが、始業式当時いなかった担任によってちゃんと運営されるかは、その担任の技量でしょう。ちゃんとできていたらそれでよし、無理だったら低い評価を記録してひきつぐしかない。もちろん、そういう担任は雇うにふさわしくないという雇用者の態度はありで、当然賞与や昇進に反映すべきです。

そういう先生にあたってかわいそうというセンチメンタルな意見は、わかるんだけど、すべての公職者にパーフェクトを求めるのが間違い。
あたりが悪くてもリカバーできるようにシステムをつくるほうが大切と思う。インフラ支えてるもんを叩いたって逃げていくだけでいいことはおこらない。

それとはまったく逆の話として、入学式にはちゃんと出るけどろくなもんじゃない先生だって、経験上、申し訳ないけど居てくださるわけで、評価のポイントはそこじゃないと思う。
総じて、リカバーのパスを考えずはじめの形を整えることが主眼になってはどうしようもないです。

ほんと、変な担任に当たると困るんですわw 過去形ですが息子も娘も、、、