反日ではなく必要からでしょう、韓国での表記2015/04/11 16:32

ソウルで、日本語由来の熟語を朝鮮語での表記にかえようという動きがあるそうな。レコードチャイナですからどこまでどうなのか知りませんが。

ソウル市、“日本式”の表現を正しい韓国語に修正=韓国ネット「ここまでくると病気」「反日感情むき出しの政策はやめて」
配信日時:2015年4月10日(金) 22時21分
「2015年4月10日、韓国・マネートゥデイによると、ソウル市は朝鮮半島光復70周年を迎えたことを記念し、ソウル市の文書や日常生活に残る日本経由の漢字語や日本式の表現などを、正しい韓国語表記に直した用語を発表した」


これは前にも書きましたが、、、、
日本語と漢字 
漢字のバックアップのなくなった韓国で、同音異義語がわけわからなくなってこまかい意思疎通がときに困難という記事を見ると、まあそれがどこまで本当で深刻なのかはともかく、定期的にあらわれる阿呆な漢字廃止論にのらなくて良かったねと思います。母音が日本より多い韓国ですらそうなのに。 」


日本語でも、漢字をなくして読みだけで、つまり漢字の単語熟語をすべてかな表記で使ったりしたら意味が通らなくなってわけわからんことになるでしょう。

音節の種類が少なく同音異義語の多い日本語は、漢字がきっちり単語に張り付いてこそ使いこなせる。かな表記が同じでも、バックにある漢字をいろいろ思い浮かべることで、意味の違いを認識できるのです。「言葉」が複数の「漢字」につながり、それぞれの漢字が「意味」につながることで交通整理している。

日本語を耳にするとき日本人はたぶん張り付いた漢字を頭にうかべていると思うのですね。つまり日本語は、耳から入っても画像情報なんだろうと私は勝手に思っています。

ここで、漢字をなくしてしまうと、「言葉」が直接に複数の意味につながってしまう
おおむかしの日本語ローマ字表記論が馬鹿げているのはここす。
話し言葉であれば状況や発音から使い分けできるかもしれないが、その状況で使われてもおかしくない同じ表記の言葉が単に書かれてあった場合、区別できるはずがないではないか。状況を理解できない場合であればもう判断のしようがない

韓国でもかっては漢字がメインで、ハングルは諺文となどと貶められていたという。日本の統治で、漢字ハングル混じり文が一般化されたのですね。だから日本ほどの漢字かな混じりの伝統はない。近代社会でもちいる漢字熟語は日本製が多いにしても、意思の疎通に、背景の漢字は欠かせないはずです。
その、漢字を、韓国では使わない方向にいってしまい、けっこう年月もすぎ、若い世代には、単語に張り付いた漢字自体が頭にないのでしょうから、複数の候補のある漢字単語熟語は、朝鮮語での説明的なことばにしないと混乱を招いてどうしようもないと想像できます。

漢字を大々的に復活使用しないのであれば、こういう言い換えにいくのは仕方ないんじゃないですか。
これは日本語けしからんという話ではなく、漢字をやめた結果、説明的朝鮮語で表記しないともうシステムがまともに動かなくなってきているのだと思います。

反日を口実にすることで導入を容易にしようとしとるんでしょうな。

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