鰻の枯渇 行った店 鰻2014/06/15 12:36

ちか定」 滋賀石山 鰻
あがり座敷には幼児連れもいる、庶民的鰻屋、鯉にすっぽんもある。
鰻尽くしに満足した。甘鹹い、地焼き。滋賀ですが琵琶湖の鰻では当然ない。


駅から歩きでは、かなりいきにくい。近在の家族連れが車で来るのだと思う。
予約する感じじゃないねえ、定食を頼む人がほとんどだしだらだら飲む店でもないので、混んでいても30分やそこら待てば何とかなりそうに思います。持ち帰り注文しておいてピックアップする人もいました。よい店よい鰻です。

梅乃井」 大宮寺之内 鰻
テーブルの並ぶ普通の鰻屋、出前もします。
江戸焼きというやや薄い身。濃い口醤油の甘くないたれ。いまどきまだ、まちなかでやってるお店は、がんばってほしいもの。




一時期おもての壁の「梅乃井」の「乃」の字がひっくりかえっていた。直されたんだが今回見たら、今度は「乃」の字の左側の部分がなくなってしまっていた。
クーラーはよくきいていました。

ところで、ここより上がったところの「大珉」、きれいに作り直して「馬仙山」になっていた。
前に、このあたりのことを書いたが、ほんまに移転してきたんか。
「いった店 1日3鰻あわせて5鰻 ほか 」
「「大珉」 大宮や西院の大珉がなくなったという噂だの馬仙山がどうかなったという噂だの(以下略)」

既出
能登」 琵琶湖の鰻がまた入り、楽しませてもらった。


鰻が絶滅危惧種に指定されるという。大切なことなので太字にする。

ニホンウナギ、絶滅危惧種指定へ 国際取引制限の恐れ
2014年6月10日08時01分 朝日新聞デジタル

あたりまえでしょう、乱獲もさりながら、こんだけコンクリ堤防や護岸で国土を固めて、水産資源もなにもあったもんではない

ウナギ、コンクリート護岸増えると漁獲減 東大調査  日本経済新聞
2014/4/16 11:34 
たぶん ↓ が原著。

ゼネコンどもはそれが仕事でやってるのだから、今後は、国土整備として、いろんな魚やら、貝やらが、生育できて、かつ水利も行える堤防や護岸をつくるように、研究も含め国が予算をふりわけるわけにいかんものでしょうか。
蛍が飛び鰻が住むような人口河川敷の技術を売りにしてほしいもんだと願うのです。特に、大き目の用水路レベル。これがコンクリなのが最大にいかんのではないの?
金になるならゼネコンとその下請けは、コンクリで固めるのとおなじだけの情熱でそれをやるでしょうよ。
15mの護岸壁なんて、国土を窒息させる気か。自然現象で人が一切死なないようになんて無理を馬鹿予算消費の名目にしてはいけない。
港湾整備にばかり金遣ってる場合じゃないだろう水産庁も。

弱小の環境省だけで何とかなるものでもないでしょう。国土交通省や水産庁と共同の計画であるべきなのに綱引きばかりしている。ここで調整するのが政治の役目と思うのですが。
ニホンウナギ:絶滅危惧種指定で環境保全の新指針へ
毎日新聞 2014年06月13日 11時02分
「今月から2年かけて全国の三つの河川で生息状況を調べ、寝床やエサ場の再生策、護岸改修や河道にせきを設ける際のガイドラインをまとめる。」

消費者の魚離れだけが水産資源の枯渇をセーブできるという、皮肉かつあほらしい状況になりつつあります。

しらすが今年多いというのは「昨年に比べて」であって、減少方向での波のなかには、きっちり収まっている。30年以上前は50トン以上とれていたものが、10トン前後でうろうろ。「少ない」と「特に少ない」の違いでしかない。
長期的なトレンドと短期的なゆらぎ
勝川俊雄公式サイト 2014-03-05 (水) 15:19

それにしても、再生不可能な資源をひたすら乱獲して薄利多売するのがそもそもいけない。
専門店はどんどん閉店しているなかで、コンビニや丼屋が、お安く鰻を大量にしかも土用に集中して売りさばくのは、ほんと、やめてほしい。
育ててるといっても、乱獲したしらすを囲い込んでるだけなのであって。

第19回 セブンイレブンの鰻の売上が他店に比べ20倍になる秘密
吉野家とすき家、うな丼を発売  2014/5/27 21:33 日本経済新聞


私は専門店でしか食わない。
ただ、京都にはちゃんとした専門店は少ない。
店先で焼いて売ってるのを買って帰って食うものだったのです。出前専門店というものもあった。
なもので、近所のスーパーに、もともと路面店やってたような魚屋が入ったりしている。そこで半助買って帰って葱と豆腐で鍋にしたりするのは許してください。
なるべく土用近辺には、食わないようにします。

レッドリストに載ったら、鰻屋に石投げに行く奴が出るんじゃないか。