料理人 タイムトリップ 記憶喪失 の三題話2011/03/06 16:02

「信長のシェフ」つー連載漫画がはじまったもよう。
この原作者って、「大使閣下の料理人」の人でしたっけね?

タイムトリップして自分についての記憶なくした(けど日本史と料理についてはよく覚えてるw)料理人が信長につかえるのだそうです。
ほかにもトリップした料理人がいるようだからたぶんそいつともそのうち料理対決するんだろう、みえみえというか。

「無茶なオーダーに応える」という構造を持つ料理漫画は、対決の要素も取り入れやすくて、伝統的に「キワモノ」に流れやすいわけですが、そしてそれが楽しいわけですが、そこにさらに、便利な設定として「タイムトリップ」「記憶喪失」を盛り込んで、ちょっとにぎやか過ぎないか?かくまう刀鍛冶が男装女子とかもう(笑
ご都合というか、要求水準が低めなんじゃないかというマイナー感がじつに週刊漫画timesらしい。

この雑誌、好きですけどね。むかし大学に入って、少年チャンピオンと並べて大人のコミック雑誌も読まなけりゃと思って買ってたのがこいつでした。そのころにも、ブレーク前の、かわぐちかいじ、わたせせいぞう、植田まさし、とか、が描いてました(敬称略)。
少年チャンピオンはツッパリヤクザ路線に切り替わったあたりで読むのをやめた。週刊漫画timesも、どくだみ荘連載あたりから買わなくなって、「定期購読」したのは1年に満たないか。

よくいく洋食屋においてあってこの数年読むようになり、そうなると、その店にいかなくても、ほかに買うものがなかったら買ってしまう。

この雑誌に連載して、その後売れた人はともかく、この雑誌自体でブレークした作家っているんでしょうか。
最近は、もっとメジャーでやってた作家が一部流れてきたりしてる。佐藤秀峰、青木幸子、とか(敬称略)。

おっさん向けに、みさかいなくエロ描写を出したがる気配があり、なんとなく「格」が小学館や講談社の雑誌より下がって見えるのですが、制約も少なそうで描いてて楽しいのかもしれませんな。そりゃメジャーになりきれんのも仕方ない。いや同人誌に比べたらじゅうぶんメジャーなわけで。

それにしても今回は設定を張り込みすぎのように思う。
どうせならタイムトリップ体質になっていろんな時代で、とかいうとそれはもう手塚のユニコ(以下略