田舎の休日眼科救急 救急車の是非2010/05/04 19:18

午後、百キロ以上離れた、私の勤務先から電話がかかってきた。
眼科の救急がきそうなのですが、待機の眼科医(うちの中堅のこと)に連絡がつかないのでと、外科系待機の先生。
当院の眼科は、電話待機にしていて、出務はできたらしてあげてという程度の縛りになっている。電話待機にちゃんと出てくれないのは困るが、連絡の線の上では、次は私になっており、ま、実際こうやって私につながったので、システム上の実害はないという形にはなるのですが。

釣りしていて錘の目に当たった人が救急車で搬送先を探していて問い合わせがあったと。どうしましょう専門医不在で断ってもいいでしょうかと。それでいいんじゃないでしょうかと答えた。
県内には、大学を除いて、「出務を前提とした」眼科待機医はいない。たまたま当日直してるんじゃなきゃ、電話待機ばかり。当院の近所から大学まで高速を使っても40分以上かかるが、どうなったことやら。それでも私がいくよりはずっと早いがね。

で、もし眼球破裂なんかしてたら即縫合せんといかんから、手術できる大学に搬送するのでいいのだが、強膜角膜が保たれているなら保存的に対応する。つまり、開業医含む一般眼科でとりあえずは対応できるということである。
救急車なんかでやってくれば、最悪の事態を想定せんわけにいかんから、専門医が居なけりゃ受け入れ不能になる。
でも、たぶん実際には、せいぜい内服出して眼軟膏いれて、休み明けに又きてくださいですむわけだ。

言い換えよう。
救急車は、全身状態が悪いとか動けないとかいうひとの搬送に使うのである。眼科疾患というと、目にものがあたって痛いといっても体は動くはず。もしそこに連れが居たなら、その連れがさっさと車に乗せて動かすのがいちばん手っ取り早い。
連休とはいえ、コンタクト眼科の中にはやっているところもあるし、まずそういうところで本当に即対応がいるか確認すればいいのです。本物の眼科医がそこにいればね。救急車に乗ってしまっては、はじめから救急指定施設にいくことになってしまい、となると今度は専門医不在になるもんだから、かえってどうしようもなくなる。重傷度を確認できる人にたどりつけないのである。

今回の場合、ふつうにうちの病院の救急に自力で来てくれれば、他科であっても外科系日直医師がまずみて、私に状況を電話で説明できたわけだ。そうであればその場で私が、どの程度見えているか眼球は柔らかくなっていないか前から見て虹彩はどうみえているか目の動きはどうか程度の情報をその場で得て、それなりに指示が出来たと思うし、そのほうがよかったんじゃないかと思うのだが。いや救急車でやってきてもこの程度の対応でよいのなら問題ないのだが、大丈夫なのか保証はあるのか責任はどうなんだとうるさい人だとどうしようもないし、当直の先生がびびるのもわかるのよね。その場で、その先生ができる範囲のことをちゃんとやれば「責任」なんて生じる余地はない筈なのだが、当直でも専門医並のことができなきゃいけないというアホな判決が出たのだから断るのはむしろ当然になってしまう。

こうやって救急車で軽症者が、うんと離れた専門施設に、必要もなく送られるという図式が生まれる。これも、ごくたまにいる本当の重傷者のために負担しなければならない社会的なコストというわけなんだろうか。
ほとんどの人にとってはぜんぜん仕合せでないシステムに思えるが、権利意識の強い人やマスメディアが医療に「より確実」を求めた結果がこうなってしまったわけで。日本での公的医療は、競争状態のサービス業じゃないのです。インフラを叩いてもええことはないのですよねえ。現場が防衛姿勢に入ったら、インフラには代替がないから困るのは利用者なのにね。

ちなみに私は外科系当直時、救急隊から問い合わせがあったら「うちで対応できない場合、次の行き先をちゃんと考えてくれるなら受け入れます」ということがある。そうなるとたいがい来ません。そりゃそうだな。そうでなくても目医者だし。
でもそういう目医者でも入らなきゃ救急体制は名目上の維持もできないのです。十分医師数がいたら目医者なんかまっさきに外科系当直や全科当直から外されるだろうし、外してほしい。

京都市北部のツーリング2010/05/04 21:03

やや暑いくらいでいい天気。23年もの、 YAMAHA XV Virago 400 初期型で出ました。

京都、うちのあたりから自動車道使わずに、ごみごみしたところを避けてバイクで走るとなると、北方面になります。ちまちました山道も多く、アメリカンにはいまいち向かないが仕方ない。
大原-花背-佐々里-美山-京北の枠の中で走ることが多いです。左京区右京区に一部南丹市ですね。和知のほうも好きだが、いきかえりの選択肢になる京都縦貫道や9号線はあまり好きじゃない。綾部以北はちょっとしんどいし、8Lしか入らないダミータンクじゃワンタンクでいけないし、バイクの電装系もよくおかしくなるのでいまいち信用してないし。根性なしバイク乗りである(ライダーつと俺の歳だと仮面ライダーを思い出すしバイカーという呼び方はどうも馴染めない)。

今日は、まず鞍馬に。なんであの狭い道にたくさん車が入っていくのだか、京福でいきゃいいのにねえ、鞍馬寺前では地元駐車場もいっぱい。
そのまま花背、さらに、庄兵衛茶屋を越えた。大昔移転前のこの店に腕時計忘れたがいうまでもなく今更訊きに行く気にもならない。佐々里。山への入り口にもたくさん車がとまっていた。熊でませんか。芦生への入り口を越え、峡谷に、田んぼ。しかし田舎につとめてるのになんで休みにまで田舎を見に来てるんだか。
美山のかやぶきの里。手前で停まって記念写真。



かやぶきの里はえらい人。蕎麦屋「きたむら」で昼を食おうかと思っていたが、行列をチラ見して速攻であきらめた。そのまま走って、美山の道の駅「ふれあい広場」、通常殺伐。ここも、地元産品販売所「ふらっと美山」はえらい人で入る気にもならない。自販機の牛乳パックのみ飲んで、南下。あたりをみていると、花背にくらべて美山京北は山の手入れに金がかかってるような気がする。

おそい昼食をいただこうと京北で知ってる喫茶店に寄ると、ちょうどあるじが友人を呼んで、50歳台なかばおっさんバンドセッションをしていた。宴会状態で、会費払ってお相伴にあずかる。
近所の高校生がエレキギターを買いたいと相談にきて、あるじのつながりで中古を買う話から、バンド宴会することになんでか2日前に決まったという。
軽いにきびの高校生君、「けいおん!!」みてやりたくなったのかいときいたら違うというのだが、怪しい(笑 選んだギターもギー太そっくりで以下略
2時間ほど楽しませてもらった。山菜もたくさんいただいてありがたかった。ビール飲めないのが残念。

再び南下。ハーレーと併走。わが Virago はきゃしゃやねえ。サイン会は無事通過。
ウッディー京北は、寄ってみたらすでに売り場はすっからかん。道の駅になってそれがまたローカル局報道されたもので、えらい人出らしい。家内は出発前に「キャベツとか安くないかなあ」とか言ってたがそれどころではない。


周山街道から京見峠へ。あの細いくねくね道を、車3台バイク5台が団子になって、鷹が峰に出た。どこもここも混んでるねえ。俺もその一人ですがね。
美山で食えなかったもので、大宮交通公園あたりで思いついて「三根」でざる蕎麦。つぎはこの裏のほうの「団楽」にもいってみよう。
そのまま帰宅。100キロぐらい。

50近いおっさんになっても、バイクで走る快感はほかものには替えがたい。
梅雨までにあと2回ぐらい走りたいもの。事故りませんように。