医療費自己負担の軽減 コンビニ受診とのかねあいは?2010/05/09 00:18

低所得者世帯の医療費上限をさらに軽減するらしい。なんかほんとに「働いたら負け」になってますな。遣えば遣うほど損しなくなるのだから、コンビニ受診がさらに横行しそうです。

で、これを存続させるのなら、「保険の免責を定める」ことになると思う。ある程度の低額医療までは自費でやってくれということです。自動車の任意保険みたいにね。しかも低所得者層を除いてね(笑

これは混合診療への実質的な移行として、そうじゃないふりして行われるだろう。特殊な高額の医療を制限する現状は「いのちに値段を付けるのか」というおかしな突っ込み対象に日本ではなってしまうので、こっち側から攻めるしかない。
実際には、その前に、包括化(安いパック料金になる)が行われるのでしょうが、どっちにしても軽症者の慢性治療で生きてる開業医のとどめをさすことになるでしょうね。
実際に軽症自費化が行われたら、医療機関は患者に文句言われたくないからいざとなったらわざわざ重症病名つけて高額に請求するやろね。
それをチェックしやすくするため電子カルテをネットで審査機関がみられるようにしろということにどんどんなるだろう。その手の手間ひまにも予算はつけざるをえない。
これ以上の想像は面倒なのでやめますが、なんにしても国民の健康レベルは下がり、医療費はさらに上がることは間違いない。国に金もないのにほんと心配。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100508-OYT1T00582.htm
医療自己負担、上限4万円に軽減…来年度にも (2010年5月8日14時40分 読売新聞)
政府は8日、医療費の窓口負担が一定額を超えた場合に払い戻す高額療養費制度について、70歳未満の年間所得約300万円以下世帯(住民税非課税世帯は除く)の負担上限額を現行の月額約8万円から月額約4万円に引き下げる方向で検討に入った。