飲食店と禁煙 ― 2017/02/10 08:49
五輪に向けて、飲食店全面禁煙を目指したところが、反発強く迷走気味のようで。
2017.2.8 15:35
飲食店原則禁煙を修正 厚労省、小規模は例外 業界反対で後退 産経ニュース
「他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の防止強化策を検討している厚生労働省は、原則建物内禁煙を目指していた飲食店のうち、小規模店を例外にして喫煙を認める方向で調整していることが8日、分かった。飲食店業界の反対を受けて後退した。今後自民党などに提示して詳細を調整する。」
もうちょっと原則に立ち返ったらどうか。
「喫煙は身体に有害なドラッグ吸引であり、成人のみが法的に許されるが、公的な場所では許されるべきではない」
むかしは、喫煙をもって成人の象徴としたくらいで、いまでもそれなりの嗜好者もいるわけだから、一律禁止はまあ歴史的にはどうかとは思うのですね。
で、未成年者にはいけませんというのはもう当然のこととしていいでしょう。
ですから、未成年者立ち入りと喫煙可能を完全リンクさせてはどうなのか。
遅くからの食事は居酒屋くらいしかなかったむかしとちがって、コンビニもあるご時世です。喫煙空間に子供連れこんじゃいけないとなると食事させられなくて困るという状況もそうないでしょう。
一定以上の面積があったら分煙する、というのはいいでしょう。その上で、ファミレスも、居酒屋も、寿司屋も、ラーメン屋も、喫煙可能な場所については未成年者立ち入り禁止、店全体が喫煙可能なら入店禁止ですね。そしてそれを店頭に表示すると。
ほんとうは、酒類をメインに提供する場所には未成年者立ち入り禁止、も必要とは思いますが。アメリカの空港では、食事できるバールームがあって、カウンタの方には未成年者が近づいてはいけないことになっていた。これでいいのです。
イギリスのパブでも禁煙だそうですが、かの地では、パブは、文字通り「公共の場所」なのでしょう。
大人には愚行権というものもあるし、自分に悪いことは他人に害がない限り勝手にやればいいのだが未成年者を巻き込んではいけない。
問題になるのは喫煙しない成年です。これはもう、そういう店に近づかないようにするしかない。それで商売が立ちいかなければ店がやりようをかえるんじゃないですかね。
でかい店なら分煙にできるから宴会はそこでやればいい。
未成年立ち入り禁止にしたら、狭い半端な「お食事、酒処」とか、けっこうそれで全面禁煙にしてしまいそうに思いますけどねえ。
私自身は、ごくたまにシガリロふかすことはありますが、タバコがなくてもぜんぜん困らない。病院なんかの敷地のすぐ外にせっせと出かけて煙草を吸う人はよくみましたが、ドラッグというのははまると怖いもんやなあとは思います。
by 稲亀石 [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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