神なき国の、司法暴走状態2011/07/08 15:37

「誰も悪くない、運が悪かった」というのはないのか。しかも死んだのは1年以上あと。80歳代なんだろ。

校庭でふつうにボールけっていて、どっかに飛んでいくことはいくらでもあろう。
ま、少年やその家族がその直後にどういう態度とったかにもよるかもしれんけど、それにしてもです。訴える家族もどうだかですが、判決も判決。

このレベルで賠償請求が通るなら、医療者がどんなにちゃんとやっても結果が悪けりゃアウトですか。

そろそろ、「仕方ない」というものの考え方を立法にいれていかないと、どうしようもないぞ。これは原発も含むことだが、とにかく誰かを罰してなんにでも賠償をもとめるようになって何も動かない。

復興がうまくいかないのだって、あとで文句いう奴がいるのが怖いので行政組織が指示待ちしてるからだろう。そのトップが責任逃れで時間稼ぎしてるんだからもう。

この潮流はかわりそうもないし、責任逃れの大好きな現政権がせめてめざすべきことは、過剰な責任追及で社会の停滞がおこらないための立法措置じゃないのかと思うのだが、やってることは「責任追及先の明確化」ばかりに見える。ま、連中なりに、過剰な責任追及をやめさせるための局在化といえなくもなかろうが、その先にあるのは、なんでもひとのせいにしてやりたい放題というやつでしょうかw

話は違うけど、関東大震災や戦争では、あっというまに焼け跡にバラックが建っていった。掛け声ばかり高くても、被災者自身が勝手にどんどん動くぐらいの勢いがなければ復興はしません。火事場泥棒的に土地に看板立てて回る変な連中はいたようだが、そういうのが入り込む時点で無主地も同然の状況でっせ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110708-OYT1T00149.htm
校庭ボール遊び、なぜ小5少年側に高額賠償命令 (2011年7月8日08時47分 読売新聞)
「2004年2月の事故時は放課後で、少年は校庭のサッカーゴールに向け、ボールを蹴っていた。ゴール後方に高さ約1・3メートルの門扉とフェンス、その外側に幅約2メートルの溝があったが、ボールは双方を越え、男性が転倒した道路まで届いた。」「裁判で少年側は「校庭でボールを使って遊ぶのは自然なこと」と主張したが、判決は「蹴り方次第でボールが道路に飛び出し、事故が起きることを予見できた」と過失を認定した。法律上、過失とは「注意を怠り、結果の発生を予測しなかった」場合を指し、これにあたると判断したためだ。さらに、事故から約1年4か月後の男性の死亡との因果関係も認めた。」