尻馬民族 大臣と被災地どっちもどっちな2011/07/05 12:26

しかし日本人はかさにかかったり尻馬に乗ったりするのが好きだなと思う。なにがしかの民族特性で、いいほうに出ればいいようになるのでしょうが、悪く出るとそうなる。

松本復興「もと」大臣の話です。

松本大臣もいけない。「国は細部がつかめないので、現場からの要望がしっかり出されないと動きようがない」「知恵を絞って効率よく動かなければ復興は遠い、現場の責任は重要で国はしっかりバックアップします」程度の言い方をすればいいのに、わざわざ、何を舞い上がったかああいう言い方するからもめる。わざとやったんじゃないとしての話ですが、イタすぎるので、勢いでやってしまったのだろうと私は思う。
「自主性を持ってくれ、お客様気分でいるんじゃないよ」というのはわかるが、正当な理由があればどんな言い方してもいいというものでもない。上記民族特性の発露である。

しかしここで、「炎上」状態になって、孤立無援でたたき出されるのも日本である。
そこまでいう気があるんだったら、どんどん要望をあげていくからしっかりやりやがれ、程度の問題ではないのか。
なにかあるとすぐに燃え上がる集団ヒステリー、これもまた上記民族性の発露である。
まあ、おなじ民族特性で起こっている現象なのですな。お互い様。

日本人は、相手が100%気に入らなければ全面否定に走る事が非常に多い。
しかし、本筋でないところで騒いでどうするのか。
問題にされるという程度の想像力もなく図に乗って露悪的に言語表現する頭の悪さは気になるが、それにしても口の悪さと職務執行は別のはずであるから、その職務そのものの執行がまずくてあきらかに国益を損なったか犯罪でも犯したかでもなければ、辞職に追い込むべきではなかろう。これは今回に限らない。

やめさせて被災地に何かいいことがあると思うのだろうか。注文つければいいものが回ってくるというのは間違いです。質は落ちていくのだこういうものは。
職務に、その時点での適任を選んでいるというたてまえでいくと、なにかあるたびに、人材をけりだして行ったら、つまりはどんどん適任がいなくなって、最終的にはカスしかのこらないこと、今の首相を見たら明らかと思うのですがねえ。

日本人には twitter や Facebook が向かないというのはそこのへんです。調子に乗りやすい個人が実名でいい気になって口(というか筆というかキータッチというのかw)がすべったところで、やはり調子に乗りやすい集団がそれを叩きに集中するのだから、まともに成立するはずがない。
有名人の広報にはいいものかも知れんけど、個人情報をだだもれにして有利な事なんてそうそうないのだし、かといってあたりさわりのない身辺雑記ってブログと何が違うのか。
twitterは、「現場情報集合体」として使えないかといろいろやってるようですけどね。リアルな情報がビビッドにあがるのは確かなので、そこに特化するしかないのかもりれませんが、今の形ではちょっと違うような。

なににしても「実名主義」のそういった SNS は、個人として自己正当化をつねに考えながら発言する習慣を持ち、たとえ叩かれてもとことん打ち返し、付和雷同する癖のすくないアングロサクソンのためのものでしょう。べつに褒めているわけではない。こういう人間がいかに日本人にとってうっとおしいか、わかる人にはわかる。
日本人は Mixi や2ちゃん、せいぜいこういった匿名ブログまでが向いていると思う。それでもよく炎上してるけどね。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/stt11070512150011-n1.htm
被災者怒り「顔も見たくない」「任命した首相が悪い」 2011.7.5 12:14 MSN-Sankei