稲亀石の、田舎目医者日記

病棟の忘年会。病院から２０分歩いて町外れの、パーティーのできるイタ飯屋、と思ったが窓際にならんだ皿には肉野菜炒めだの寿司だの、、、、H和堂で出来合い買ってきてあっためただけじゃなかろうね。
参加者も少ないし、食事もいまいちなのはどっちが玉子か。
店長らしい60超えたひとがネクタイ背広で、少ない女の子店員にあれこれ差配するのはまるでネパールのよう。とくに田舎の飲食店は不景気で大変なんだろうけど、それにしても料理人いるのかこの店。

親族クリニック手伝い。
帰りに知った酒屋さんにいって、正月用の酒を購入。帰宅して、物は試しにと、あわせて買った板粕をあぶって食ってみる。ずいぶんおっさんの口になって昔食わなかったものも食うようになったんですがこれはまだ食えない。

知人の結婚式。新郎は地方医大卒籍はきれいだが実はバツ１オーバー４０もともと老けてたが逆にいまでは年齢不詳。新婦はちょうど１０歳下旧帝大卒院もでて一部上場企業見た目まずます。新婦が長年付き合った男と別れてやけになって見合いしたんじゃないかと裏で噂する人でなしたちもいた。ろくなこと言わんね。新郎、まえの式の後も一生で一番幸せといった挙句に入籍前成田離婚になったそうで、今回のスピーチでも一番幸せなこの時をというのを、事情を知った人たちは死亡フラグが立ったと目配せしていた模様。新郎の医師以外の知人友人が一切おらず、何の説明もなく新郎母親のみ父親不在だったのもちょっと異様だった。結婚「式」なんて若いうちにしとかないと何言われるか何がおこるかわかったもんじゃないな。

朝から娘の要望で映画、なのだが時間がないのに学生証とりに帰ったりひと悶着。 「Tron: Legacy」。昔の設定もひきつがんといかんしあれこれ売れそうな要素も押し込んで、わけわからん話になってる。ＣＧで３Ｄみるためのもんだから考えてはいけないのであろう。 Olivia Wilde を見るべき映画ということのようですね。この女優、好みですが、それだけに、もういいです。
ヤマトをみるべきだったんだろうか。
音楽は、ゲームセンター風。モロダー版「メトロポリス」とそんなにかわらない。Wilde の狸目メイクもそれ風。なにみてもなにかを思い出すのは歳食ったてことなんだろうな、ってヘミングウェイのあれはそういう意味でもなかったんだろうが。
「メトロポリス」はすごいと今更。最近、完全復元版買おうかと迷っている。Blu-rayはＰＣでしか再生できないのでまだ映像ソフト買ったこともないし、りｐの仕方も知らんし。りｐ、する必要があるかはともかく、できないとちょっとむっとする。金払うのはかまわないので、その上で、自分の好きなところで気楽に見たいからね。

娘に「むさし」で回転寿司食わせたあと、私は電車に乗って、眼科医会のあつまりにいった。一般講演の部でうちの若手に発表させたら、すっとばして早口でぜんぜん駄目。思わず会場から、大声で、走りすぎやと声をかけました。恥ずかしい。その後早めに退出。

地下鉄が途中駅停まりだったので、帰宅前にフィッシュアンドチップスで一杯しようと、そのまま地上に出て御池木屋町のアイリッシュパブにいったら、オーナーがかわって、名前も「Hill of Tara」から「Dublin」になってた。夏前に待ち合わせしたら閉まってると知らされて別の店に行ったきり。その後また店やってるのを遠くから見たのだが、そういうことだったか。
つくりはそのまま、フィッシュアンドチップスやソーダブレッドなど一部メニュは名前の上では継承されてるが、全体になんとも「薄い」感じがする。入れ替わった椅子もちょっと座りにくい。こうなると不満。アイリッシュパブや類するものは京都のあちこちにある。これを機会にいってみよう。