カフェ&レストラン PEPE 京都 医師の養成費2009/11/29 17:40

身内の発表会みたいなもんがあって、東一条かいわいで数人で食事。
スペイン、イタリア料理ということらしい。
バーニャカウダみたいな流行もんはちゃんとおいてるし、奥にはピザ用の窯もある。むかし設計事務所だった空間は、喫茶店みたいな内装、そこそこの料理そこそこの接客、パエリアもまあ食えるし(えらい黄色いがこれサフランか?芯のない米もジャポニカと思うし魚介のくさみがもっと希望だが、1人前のランチでパエリア食って文句は言えない)、そこそこ入りやすい値段なので、大学職員なんかが昼飯にくるんじゃないかねという話になった。重くないし、気楽に使えるのは確か。
この店の横を入った喫茶「誠」でよくポーク黄金焼きだか食ったような覚えがあるが、まだやってるようだ。鈴蘭食堂はなくなってた。かって日伊会館の地下のラヴェンナでこってりしたランチをあの値段で食えた頃の仕合せを思った。

その会だが、もと教授してた女医の先生が、いまどき女医がやっていくにあたっての問題や解決の提案などをご発表。このとき、根拠のはっきりしないままに、医学生を養成するのに大変な税金がかかるのにという理屈を展開されて、ちょっとやめてくれよと思った。都市伝説だろう。
医学部に金がかかるのはおもに医療そのものの設備に金がかかるからであって、じゃあ理学部や工学部に比べてほんとうに学生そのものにすさまじく金がかかるという根拠は私は見たことがない。なによりも、そういう言い方をするなら、税金で養成してやったんだから国の命ずるままに配置させろという論拠に使われかねないこのご時世に、社会的な影響力のある先生が、おそらく善意や熱意からであろうが、そういう妄言を垂れ流すのは頼むからやめてほしい。