1985年のPC2024/04/12 09:38

ビッグコミックと名をつけた小学館のコミック雑誌の中では、最近は「ビッグコミック」本誌が「スピリッツ」「オリジナル」より読みやすいものが多い。
この系列は高年齢向けと思うが(紙の週刊誌なんていまどきどれもそうか)、細野不二彦の「バブル・サムライ」はけっこう楽しく読んでいる。

その「バブル・サムライ」では、登場人物のひとりが常務だか専務だかの「秘書のパソコンのスケジュール表を」みて、という展開が最近あったのですが、このお話、1985年の話のはずなのですね。




さて、1985年に商社で秘書が「パソコン」で専務のスケジュール管理するとかまでいってたやろか、、

ほか、「セキュリティの概念」なんておおよそあの時代の人間の発言ではないなあ。
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」がこのころの新作としてネタになってるので85年。
こういう細部が気になって楽しめなくなるのが悪い癖、マイゴジもそれでノり切れず。
話自体は面白いんだよ念のため。

ちなみにこの作者が80年代初めに連載していた「どっきりドクター」は当時結構好きで、大学入ってすぐあたりに読んでたが作者大学卒業のため連載終了という表記が雑誌にあって残念だった覚えがある、つまりほぼ同世代のはず。
なにがいいたいかというと、マイゴジみたくみてもいない時代を想像で描いてるんじゃなく、実際の80年代に成人していた、実体験していた人が描くんだからこういう考証のずれは勿体ない。ここで書いても意味ないけど。

それにしてもあの頃はPC関係が年々目まぐるしくかわったなあ、、その起爆が翌1986年のNEC PC-9800VXだったように思う。
秘書がPCで上司のスケ管するなんてその後5年以上先じゃないですか。

そのほか、、、このお話では、秘書子がボスのスケジュールをスパイして小型カメラでぱちぱち撮るけどこれもスマホの感覚で、このころならフィルムをDPEに出すんだろうそんなかったるいことするかな。このころのいわゆるバカチョンカメラでしょう。一眼レフでもなければ接写の結果なんてなかなか確実ではないし。まーオリンパスXAくらいならなんとかなるかもしれんけど。
コピー機はオフィスごとに置く程度に普及しつつあったから、ボス用コピー機が秘書のそばにあってもおかしくない。
でも、それを使うんじゃ、窓の外むかいのビルからボスがそのカメラ撮影をにやにや眺めるという劇的w演出が成立しないのでそれはおいとく。

私立高校の無償化?2024/04/12 18:51

大阪は、維新が高校の無償化に私立高校を巻き込み、その結果公立高校志願者が減って定員割れという。

大阪・高校無償化で「私学」が人気 公立校“定員割れ”70校に…異例事態 吉村知事は」  4/3(水) 12:06配信
「大阪府で高校の授業料無償化による影響が広がっています。公立高校への志願者が減少し、定員割れする学校が70校に上る異例の事態となっています。」

吉村知事はいまのとこもっともらしく
「公立高校としても、より選ばれるように教育の質を高めていく」
とかいってると記事にはあるけど、すみませんんが、そのうち維新が「公立高校不要なので廃止」とそのうち言い出してもおかしいとは思わない
そこまで頭が回って狙ってやったのかは知らんけど。

なんせインフラをつぶしては切り売りしてきたように見えるからね維新、公立病院もベッドも減らし、コロナの対応もそれで大変だったのにそれは知らんふりしてるように思えるもんだから、公立高校についてもそれくらいのことはするやろうと私は思っている。

それも含め、私立高校の学費は内容に応じてあくまでも高校が自己決定するもんです、無償化のぶん補助金やるにしてもその上徴収する自己裁量はないとおかしい。