飲み食い 鶉亭 ほか 紀伊国屋閉店 (京都)2011/08/28 20:00

知人と飲み歩き、ワインで。




メゾンドヴァン 鶉亭  四条先斗町下がる 
ネット情報ではもっと箱がでかいかと勝手に思ったが、カウンタは7人くらい。あとは床と2階か。 
食い物はちゃんとしてるし接客も非常にまとも。コースは6.5Kからあってこれ自体はなかなかお得ですが、ゆっくり食うとけっきょくメニュ記載でも一杯平均2Kのワインをどんどん飲むことになるので注意。 まあこっちのためのもんだからね。
デートにはいい店と思う。私は男2人でいったがほかはペアであった。 


たすく  四条富小路上がる 四富会館 
かって「琴音寿司」があって、ほぼ居ぬきで使っている日本のワイン専門居酒屋。ちょっとそっけないお母さん的な感じの女性がやってる。若めの客層、流行っている。
狭い店なもので周囲の体温の高さで気分が悪くなってしまった。寿司屋のころはもっと空いてたし年齢も高かったし。以前の記憶が濃くてちょっと評価不能。「ここに寿司板のせてもらってたなあ」「あなきゅううまかったなあ」「赤出汁食ったよなあ」なんて考えてる分にはどうにもならない。
日本のワイン3杯とちくわ天で3K台後半。もの自体としてはやや高目と思うが、飲み屋としてはむしろ安く済む部類と思う。

ところで河原町とくに三条かいわいは地盤沈下しっぱなしなのか、新京極の紀伊国屋も近く、なくなるそうな。




もうなんとも。

三条の木屋町界隈でワインの店出してるひとが、とにかく景気悪い、遅くなるともう人が歩いてないと。で、遅い時間にうろつく若いもんはどうせ味なんかどうでもいいのだから、高めでそこそこのものを出す店としては開始時間を早くしようと思ってるそうな。
高い年齢層は、動き始めるのも帰るのも早いのでというのは、まあわかる話ではあるが、ともあれ三条かいわいは置いてかれっぱなしのようです。

たとえば滋賀からの人が遊びに出るときは、むかしは山科でJRから京阪に乗り換えて三条まで出てきたのですが、いまは京都駅にでて、動くにしても地下鉄なんですな。
祇園で遊べない勤め人も木屋町で遊んでたのが、90年代に治安も荒れて、そもそも祇園で遊ぶ感覚も薄れて、そうなると烏丸あたりのほうが便利で今に至る。
ただ、烏丸かいわいは、人間の本能を直撃するいかがわしさがまだまだなくて、とうてい盛り場とはいえないと思うのだが、

日本のような直系親族で家族を形成する社会は、制度としては権威主義的だが、ぶらさがるものがお客様気分でいろいろ要求するので、高度化すると、結果的にはへんな平等社会になるようだ。自己責任という言葉が通用しないので、あぶないものはなくなっていくのだろう。その点、兄弟に差をつけない中国人のつくる社会はむしろ自由競争で結果に差が出ても文句も出ない、あぶないもんでもお上にたてつかなきゃ可になるのだろう。「G-ダイアリー」の、シンガポールの風俗情報をみていてふとそう思った。日本じゃああはならないよなあ。もちろん烏丸も。