駐車場の屋台のラーメン ― 2011/01/06 23:17
病院で21時頃まで仕事して、お宿に戻り、自転車で、軽く何か食おうと出た。
夜の早い田舎町で、いつもいく洋食屋はとっくにおわってるし、どうしようと思ってたら、でかい駐車場のまんなかにしめきりのテント(寒いからね)があって、ラーメン屋台のようだ。
周囲の厚いビニールシートもふくめて、こないだできたばかりのていで、客はいない。値段は一緒でいいから半玉にできないかと、20歳代にみえるあんちゃんにきくと、うちは少ないから大丈夫という。そりゃまあ大丈夫かも知れんけど売りにするのかそれを。。
豚骨ラーメン550円。500円のアサヒスーパードライ250cc缶(笑)を飲んで待つ。
薄めのとんこつ風味(ふうみ、とはいわない、ふう-あじというべき)、かなり甘いが、それよりこのぺっちょりした黄色っぽい麺は、、、ええと、中華三昧?
ふうんと思いつつ、途中で辛子味噌(ただの豆板醤)混ぜて、いただいた。そのあとラウンジでカラオケした。
で、そういうラーメン屋にいったと病院で話題にしたら、わりと町の事情通の看護助手、知人が行って、すごく上手かった、飲み干したといってた、という。
そいつはシチェーションに誤魔化されてるんじゃないのかと私は言った。
まあ、ラーメンでもこのくらい正反対の反応があって、食べログのいいかげんさは、サクラとかいうのではなく、本気でみんな好みが違うのだろう。
というわけで、ネットで、お勧めの病院を教えて下さいとかいうアホみるたびに、自分で判断できもしない情報をきいてどうするんだろうと思う。ラーメンなら一律味はおなじだが、医療なんてケースバイケース、科が違えば医者にだってそのよしあしがわかるものか(と強引にここにもってきた、ワンパターンですね)。
いや、ほんとに役に立つのは「こんなふうに最低だった」という情報のほうのはずなんだが、これは匿名公開ネット空間で今更やるにはやばい。閉鎖したところでやるのがいいかというと母数が少なくて意味ない。信頼度を確保するなら実名制だろうが当たり障りが出るし、どこまでいっても不自由なものです。
夜の早い田舎町で、いつもいく洋食屋はとっくにおわってるし、どうしようと思ってたら、でかい駐車場のまんなかにしめきりのテント(寒いからね)があって、ラーメン屋台のようだ。
周囲の厚いビニールシートもふくめて、こないだできたばかりのていで、客はいない。値段は一緒でいいから半玉にできないかと、20歳代にみえるあんちゃんにきくと、うちは少ないから大丈夫という。そりゃまあ大丈夫かも知れんけど売りにするのかそれを。。
豚骨ラーメン550円。500円のアサヒスーパードライ250cc缶(笑)を飲んで待つ。
薄めのとんこつ風味(ふうみ、とはいわない、ふう-あじというべき)、かなり甘いが、それよりこのぺっちょりした黄色っぽい麺は、、、ええと、中華三昧?
ふうんと思いつつ、途中で辛子味噌(ただの豆板醤)混ぜて、いただいた。そのあとラウンジでカラオケした。
で、そういうラーメン屋にいったと病院で話題にしたら、わりと町の事情通の看護助手、知人が行って、すごく上手かった、飲み干したといってた、という。
そいつはシチェーションに誤魔化されてるんじゃないのかと私は言った。
まあ、ラーメンでもこのくらい正反対の反応があって、食べログのいいかげんさは、サクラとかいうのではなく、本気でみんな好みが違うのだろう。
というわけで、ネットで、お勧めの病院を教えて下さいとかいうアホみるたびに、自分で判断できもしない情報をきいてどうするんだろうと思う。ラーメンなら一律味はおなじだが、医療なんてケースバイケース、科が違えば医者にだってそのよしあしがわかるものか(と強引にここにもってきた、ワンパターンですね)。
いや、ほんとに役に立つのは「こんなふうに最低だった」という情報のほうのはずなんだが、これは匿名公開ネット空間で今更やるにはやばい。閉鎖したところでやるのがいいかというと母数が少なくて意味ない。信頼度を確保するなら実名制だろうが当たり障りが出るし、どこまでいっても不自由なものです。
研修医の論文 ― 2011/01/07 21:26
研修医がいたりすると、論文の面倒を見なければいけない。しんどいのでもちろん日本語、英語なんて書かせた日には歩留まりがたぶん悪すぎるだろう。英語論文は手前分でも数年前が最後です。あかんのですけどね。
大きい病院でほったらかしてる上司もいたりする。その上司が自分でなにかプロジェクトやっていて手伝わせたりするならともかく、そうですらなくて、結局論文の出ない研修医をよく見る。
なにがまずいかというと、1本も筆頭著者の論文がなければ学会専門医になれない。「ある」事が大切なので、日本語でよし、なのである。
研修病院の部長としては、臨床経験の蓄積のほか、論文の面倒をみるのが当然と思ってきて、うちにきた非専門医にはかならず論文を作ってもらうことにしている。小さいところなもので面倒見のよさを売りにしてるつもり。
で、以前にあったことなのですが、、、、
たまに、これのできない研修医さんがいるのです。
なんでこれで受験とおって卒試までいって国試も通ったんだろうと思う。
しつこく説明して何度もやり直してなんとかデータベースを作って、さあこれを解析してというと、できない。その仕事の意味や目的、具体的なやり方を説明しても首ひねってるし、ろくな文章もでない。どこに問題があるのか理解も遅く、何をしたらいいのかわからずPCの前でじーーーっとしてる。自分で考える癖がないんじゃないかね。医学部出た人って、みんなそこそこお勉強好きな印象があるんですけどねえ。
イントロだけでもとなんとかちょっと書かせたら、引用文献にははやばやと番号つけられてる。あとで並べかえることはいくらでもあるんだから先に番号つけるんじゃないよ。無意味な形ばかり整えても。
学会原著だから締め切りがある。無料期間はとっくに過ぎて、有料の締め切りもくるので、仕方なく、ほとんどの部分を仕上げて、数字のわからないところ、文献の必要なところのあけておいて、ここをちゃんと仕上げろといった。重責感でヘタれたようで、そういう顔してたのでどうかと思っていたら、休んでくれましたねー。
電話がかかってきて、体調が悪いというので、休むのはいいけど診断書を出すようにというと、わざわざ新幹線も使って片道1時間半のかかりつけ病院にいく。体力あるじゃん。
この研修医はもともと状況が読めないことで医局で有名で、欝で休むという話は聞いていたのだが、適応障害での抑鬱状態だろうこれ。
けっきょく、文献も私が揃えて、必要な数字だけ幾度とないやり取りの挙句出させて私が埋め、プレ完成形までもっていったものをくれてやって、形式をきっちりして雑誌に送るようにいったのだが、それもあてに出来ないのが情けなかった。
私立医大についてはいろんな評判をきくのだが、ふつうに受験したらどこもそこそこ難しい。うちにきた研修医達も、出身大の評判はともかくちゃんとした人ばかりだったのだが、この人だけは大丈夫かと本気で思った。
そして私は、ひさしぶりに締め切りに間に合うよう集中して充実した時間を過ごせたというのか(笑
自己満足というが、なにかを仕上げるというのはいいものです。私も写真展したり、映画つくって上映会したりした。文章を作って、あるところまで残ってメジャーな文庫本に収録されたこともある。体育会のクラブにいたときはさっぱりで、人により方向に適性はあるのだろうと思うがそれはともかく。
自分だけのデータを出し英語論文(医学論文はほんとは英語じゃなきゃ意味ない)仕上げて通ったときのしびれるような感じが癖になって研究してる人がいるのはよくわかる、昔研究室にいた頃は私もそうだったからね。というかあれはそういうものなのに、世すぎ生計のためのものになっていくのが悲しいと思うし、それが社会の一部になるという事だとも逆に思ったりもする。
ところで、手術によっては、やはり「ああよくできたなあ」と思えることもたまにあるのだ。外科系の医者は、こういう、なかばエクスタシーみたいなものに中毒になって仕事をし続けるんだろう、そういうのが好きな人は。手術なら毎週何件となく、一度いれればむこうからお膳立てしてやってくる。自分でネタつくるハードルが低いわりに達成感が高いのです。
こういう「やりとげた」気分は大切で、これが癖になれば、論文でも、手術でも、なんでも自分で動き始める。でも、前述研修医がそれを味わったとは思えなかった。論文で専門医資格確保ははともかく、そういう「集中して達成」することを味わって、そのための技術を学ぶというのでなければ、こういう研修には本当に意味がない。
だから、本人は「論文つくってもらったラッキー」と思うかもしれないしそういう解釈する周囲もいておかしくないが、経験値をあげられなかったことはこの先大変なペナルティとして跳ね返ってくるだろうと、いつも思うのだ。
私が職場のPCでデータ処理しながらちまちま論文作ってたら、大変ですねえとかまだやるんですかとか声がかかるのであった。そのたびに、修行でやってるんよというのは半ば本音。
上司は自分以上のことを部下にやらせられない。だから、部下に指示してさせようということは、自分でできなくてはおかしいものね。
部下が勝手にやるなら別として。市中病院で勝手に臨床研究する部下なんてそうそういるもんじゃないし、いたってうちに回ってこないし。
大きい病院でほったらかしてる上司もいたりする。その上司が自分でなにかプロジェクトやっていて手伝わせたりするならともかく、そうですらなくて、結局論文の出ない研修医をよく見る。
なにがまずいかというと、1本も筆頭著者の論文がなければ学会専門医になれない。「ある」事が大切なので、日本語でよし、なのである。
研修病院の部長としては、臨床経験の蓄積のほか、論文の面倒をみるのが当然と思ってきて、うちにきた非専門医にはかならず論文を作ってもらうことにしている。小さいところなもので面倒見のよさを売りにしてるつもり。
で、以前にあったことなのですが、、、、
たまに、これのできない研修医さんがいるのです。
なんでこれで受験とおって卒試までいって国試も通ったんだろうと思う。
しつこく説明して何度もやり直してなんとかデータベースを作って、さあこれを解析してというと、できない。その仕事の意味や目的、具体的なやり方を説明しても首ひねってるし、ろくな文章もでない。どこに問題があるのか理解も遅く、何をしたらいいのかわからずPCの前でじーーーっとしてる。自分で考える癖がないんじゃないかね。医学部出た人って、みんなそこそこお勉強好きな印象があるんですけどねえ。
イントロだけでもとなんとかちょっと書かせたら、引用文献にははやばやと番号つけられてる。あとで並べかえることはいくらでもあるんだから先に番号つけるんじゃないよ。無意味な形ばかり整えても。
学会原著だから締め切りがある。無料期間はとっくに過ぎて、有料の締め切りもくるので、仕方なく、ほとんどの部分を仕上げて、数字のわからないところ、文献の必要なところのあけておいて、ここをちゃんと仕上げろといった。重責感でヘタれたようで、そういう顔してたのでどうかと思っていたら、休んでくれましたねー。
電話がかかってきて、体調が悪いというので、休むのはいいけど診断書を出すようにというと、わざわざ新幹線も使って片道1時間半のかかりつけ病院にいく。体力あるじゃん。
この研修医はもともと状況が読めないことで医局で有名で、欝で休むという話は聞いていたのだが、適応障害での抑鬱状態だろうこれ。
けっきょく、文献も私が揃えて、必要な数字だけ幾度とないやり取りの挙句出させて私が埋め、プレ完成形までもっていったものをくれてやって、形式をきっちりして雑誌に送るようにいったのだが、それもあてに出来ないのが情けなかった。
私立医大についてはいろんな評判をきくのだが、ふつうに受験したらどこもそこそこ難しい。うちにきた研修医達も、出身大の評判はともかくちゃんとした人ばかりだったのだが、この人だけは大丈夫かと本気で思った。
そして私は、ひさしぶりに締め切りに間に合うよう集中して充実した時間を過ごせたというのか(笑
自己満足というが、なにかを仕上げるというのはいいものです。私も写真展したり、映画つくって上映会したりした。文章を作って、あるところまで残ってメジャーな文庫本に収録されたこともある。体育会のクラブにいたときはさっぱりで、人により方向に適性はあるのだろうと思うがそれはともかく。
自分だけのデータを出し英語論文(医学論文はほんとは英語じゃなきゃ意味ない)仕上げて通ったときのしびれるような感じが癖になって研究してる人がいるのはよくわかる、昔研究室にいた頃は私もそうだったからね。というかあれはそういうものなのに、世すぎ生計のためのものになっていくのが悲しいと思うし、それが社会の一部になるという事だとも逆に思ったりもする。
ところで、手術によっては、やはり「ああよくできたなあ」と思えることもたまにあるのだ。外科系の医者は、こういう、なかばエクスタシーみたいなものに中毒になって仕事をし続けるんだろう、そういうのが好きな人は。手術なら毎週何件となく、一度いれればむこうからお膳立てしてやってくる。自分でネタつくるハードルが低いわりに達成感が高いのです。
こういう「やりとげた」気分は大切で、これが癖になれば、論文でも、手術でも、なんでも自分で動き始める。でも、前述研修医がそれを味わったとは思えなかった。論文で専門医資格確保ははともかく、そういう「集中して達成」することを味わって、そのための技術を学ぶというのでなければ、こういう研修には本当に意味がない。
だから、本人は「論文つくってもらったラッキー」と思うかもしれないしそういう解釈する周囲もいておかしくないが、経験値をあげられなかったことはこの先大変なペナルティとして跳ね返ってくるだろうと、いつも思うのだ。
私が職場のPCでデータ処理しながらちまちま論文作ってたら、大変ですねえとかまだやるんですかとか声がかかるのであった。そのたびに、修行でやってるんよというのは半ば本音。
上司は自分以上のことを部下にやらせられない。だから、部下に指示してさせようということは、自分でできなくてはおかしいものね。
部下が勝手にやるなら別として。市中病院で勝手に臨床研究する部下なんてそうそういるもんじゃないし、いたってうちに回ってこないし。
キムタク版ヤマト ― 2011/01/10 14:08
まず書きますが、私はもともとの「宇宙戦艦ヤマト」が嫌いです。
それにはまった世代に属するんでしょうけど、監修した豊田有恒も書いてたと思うが設定があまりにええかげんだ。人間ドラマも薄っぺらいし、軍の組織としてリアリティがなさすぎる。見ていられないのです。アニメなんて子供の、の時代ですから仕方ないのですが。同時期に私は「宇宙大作戦」(TOS)にはまっていた。
その上で書きますが、今回の「ヤマト」は、それなりに面白かったのです。ただしまた見るかというと見ないが。
チンピラっぽい女たらしの艦長、というパターンで、これはそうなのかと思って、古代進をカーク(StarTrek2009年版)に脳内変換したらあっというまにしっくりきてしまった。さまになってるよ木村拓也。どこにでも率先してしゃしゃり出るのもカークだ。女たらしじゃないとラストにつながらないしね(そうことだろうなとおもったらやっぱりそうだった。スタンガンでついついちょっと心配した)。
最後のシーンは、敵艦もふくめ、 StarTrek2009年版の冒頭そのもの。この敵艦の形状は、 「GunBusterの宇宙怪獣やんけ」と思ったし、たぶんさらにもとネタがあるんだろうから突っ込まない。
これでハードルひとつクリア。
CGは頑張ってる。ぜんぶどっかで見たような感じですがそれはまあお互い様。
森雪、日本映画でつねにさまにならないのは「組織の中でつっぱってる女」である。黒木メイサも前半非常にイタいのだが、もともとイタイい女の設定らしいので我慢しておく。
編集がいけない。営業のつもりか知らんけど各役者の大見得をえんえん流し過ぎ。カメラワークも、田舎の子供歌舞伎じゃあるまいし。そのへん半分にしたらもっとすっきりしたろう。こういうところを全体を考えてあえて刈り込むというのがこの映画の重要なテーマじゃないのか(違うかw)。
画面もそれらしくはできてるんだけど飽きるし、みながみな芝居しすぎて時間半分くらいで腹いっぱいになった。これは丁寧な描写とは言わない。丁寧というなら、地下に人間が追いやられてる状況をナレーションですますのもどうだかだし、佐渡先生ののんだくれは最初にもうちょっと描きようがあるだろう、ともに1分くらいで出来るはず。
先読みしない戦略はない。地球に到着する前に危機的な状況になったらヤマトを犠牲にしてでも鍵を持つ森雪をひとり脱出させるのは誰が考えても常道。なんであそこで今更思い悩む?その挙句の大根芝居は、3分の1でも十分。
そもそも、なにかが入り込んだ森雪を艦橋にうろうろさせるのもどうだか。帰艦後医務室へはこばれ、古代が森の手を握って君のためにわれわれは戻る、君だけでも地球のためにすべてをかけて戻す、とかいいはじめたらそのまますんなりつながったのに(そこで妊娠がわかったらそれこそ StarTrek(略 )。つねづねそういっていて、こなければいいのにラスボスやっぱりきたー、というほうが引き立つと思うんですがね。
あとねえ、デスラー出したかったんだろうがなんでいちいち敵方があの状況で説明に来るのか、さっさとたたきつぶすだろう。ヤマトが突っ込んでくるまで何待ってんだか。「神様の自己紹介」は「能」でもあることですが、気になると嫌になる。
ま、私としては、基本線が StarTrek まがいになってて昔のヤマトっぽくない分鼻で笑って見ていられた。つっこみも冷静に出来るのでそこそこ楽しめたのだが、仕上がりとしては非常に甘い。
これこそ 3D でやってごまかすべきだったんじゃないのか。
それにはまった世代に属するんでしょうけど、監修した豊田有恒も書いてたと思うが設定があまりにええかげんだ。人間ドラマも薄っぺらいし、軍の組織としてリアリティがなさすぎる。見ていられないのです。アニメなんて子供の、の時代ですから仕方ないのですが。同時期に私は「宇宙大作戦」(TOS)にはまっていた。
その上で書きますが、今回の「ヤマト」は、それなりに面白かったのです。ただしまた見るかというと見ないが。
チンピラっぽい女たらしの艦長、というパターンで、これはそうなのかと思って、古代進をカーク(StarTrek2009年版)に脳内変換したらあっというまにしっくりきてしまった。さまになってるよ木村拓也。どこにでも率先してしゃしゃり出るのもカークだ。女たらしじゃないとラストにつながらないしね(そうことだろうなとおもったらやっぱりそうだった。スタンガンでついついちょっと心配した)。
最後のシーンは、敵艦もふくめ、 StarTrek2009年版の冒頭そのもの。この敵艦の形状は、 「GunBusterの宇宙怪獣やんけ」と思ったし、たぶんさらにもとネタがあるんだろうから突っ込まない。
これでハードルひとつクリア。
CGは頑張ってる。ぜんぶどっかで見たような感じですがそれはまあお互い様。
森雪、日本映画でつねにさまにならないのは「組織の中でつっぱってる女」である。黒木メイサも前半非常にイタいのだが、もともとイタイい女の設定らしいので我慢しておく。
編集がいけない。営業のつもりか知らんけど各役者の大見得をえんえん流し過ぎ。カメラワークも、田舎の子供歌舞伎じゃあるまいし。そのへん半分にしたらもっとすっきりしたろう。こういうところを全体を考えてあえて刈り込むというのがこの映画の重要なテーマじゃないのか(違うかw)。
画面もそれらしくはできてるんだけど飽きるし、みながみな芝居しすぎて時間半分くらいで腹いっぱいになった。これは丁寧な描写とは言わない。丁寧というなら、地下に人間が追いやられてる状況をナレーションですますのもどうだかだし、佐渡先生ののんだくれは最初にもうちょっと描きようがあるだろう、ともに1分くらいで出来るはず。
先読みしない戦略はない。地球に到着する前に危機的な状況になったらヤマトを犠牲にしてでも鍵を持つ森雪をひとり脱出させるのは誰が考えても常道。なんであそこで今更思い悩む?その挙句の大根芝居は、3分の1でも十分。
そもそも、なにかが入り込んだ森雪を艦橋にうろうろさせるのもどうだか。帰艦後医務室へはこばれ、古代が森の手を握って君のためにわれわれは戻る、君だけでも地球のためにすべてをかけて戻す、とかいいはじめたらそのまますんなりつながったのに(そこで妊娠がわかったらそれこそ StarTrek(略 )。つねづねそういっていて、こなければいいのにラスボスやっぱりきたー、というほうが引き立つと思うんですがね。
あとねえ、デスラー出したかったんだろうがなんでいちいち敵方があの状況で説明に来るのか、さっさとたたきつぶすだろう。ヤマトが突っ込んでくるまで何待ってんだか。「神様の自己紹介」は「能」でもあることですが、気になると嫌になる。
ま、私としては、基本線が StarTrek まがいになってて昔のヤマトっぽくない分鼻で笑って見ていられた。つっこみも冷静に出来るのでそこそこ楽しめたのだが、仕上がりとしては非常に甘い。
これこそ 3D でやってごまかすべきだったんじゃないのか。
松葉 串揚げ 大阪 ほか 勉強会など ― 2011/01/15 14:57
昨日は午後大阪へ。
勉強会ですが、せっかくきたので梅田は串揚げの「松葉」。
勉強会ですが、せっかくきたので梅田は串揚げの「松葉」。
あとで食事も出るので、若鶏と蓮根でかるく一杯にとどめた。
緑内障の手術についての勉強会という偏った会で、世話人7人と、一般参加10人ちょっと。むかし西部講堂でやった8ミリ映画上映会でもずっと客いたぞ。
お題は日本では保険がらみで導入されていない緑内障インプラント手術。ありがたい講演が3つあってたいへん役に立った。こんな話こういう機会でもなきゃきかないしね。
この会は「緑内障手術研究会」というしろものです。ご関心の向きは協賛の参天製薬におききください。
高眼圧は点眼でかなりなんとかなるし、それでも下がらない特にロトミーでうまくいかない場合に、MMCレクトミーというのはいろんな意味でコントロールできない部分が多い。
インプラント手術は世界の趨勢というなら手の内にする価値はあるかなという印象。世話人の一人の先生は、 Ahmed-valve を共同輸入しないかといいだしたし。しかしそんなに内皮障害がないとは思えないのですが。術後の一時的な高眼圧について会の後もいろいろやりとりがあったが、組織も見てないのに想像でやりとりするのはどうだかと思う、そんだけわからんもんなんでしょうが。
毎回人が少ないもので懇親会の食事は大幅に簡素化。持ち帰りのタッパー忍ばせていったが役に立たず。
帰りし、JRは人身でまた新快速が大幅遅れ。阪急へ。大阪駅北側歩道から阪急に渡ろうとしたら歩道にずっと柵。腹が立って乗り越えたら、飛び降りた拍子にかかとをいためた模様。ひっくり返るし、歳食うとろくなもんじゃない。
緑内障の手術についての勉強会という偏った会で、世話人7人と、一般参加10人ちょっと。むかし西部講堂でやった8ミリ映画上映会でもずっと客いたぞ。
お題は日本では保険がらみで導入されていない緑内障インプラント手術。ありがたい講演が3つあってたいへん役に立った。こんな話こういう機会でもなきゃきかないしね。
この会は「緑内障手術研究会」というしろものです。ご関心の向きは協賛の参天製薬におききください。
高眼圧は点眼でかなりなんとかなるし、それでも下がらない特にロトミーでうまくいかない場合に、MMCレクトミーというのはいろんな意味でコントロールできない部分が多い。
インプラント手術は世界の趨勢というなら手の内にする価値はあるかなという印象。世話人の一人の先生は、 Ahmed-valve を共同輸入しないかといいだしたし。しかしそんなに内皮障害がないとは思えないのですが。術後の一時的な高眼圧について会の後もいろいろやりとりがあったが、組織も見てないのに想像でやりとりするのはどうだかと思う、そんだけわからんもんなんでしょうが。
毎回人が少ないもので懇親会の食事は大幅に簡素化。持ち帰りのタッパー忍ばせていったが役に立たず。
帰りし、JRは人身でまた新快速が大幅遅れ。阪急へ。大阪駅北側歩道から阪急に渡ろうとしたら歩道にずっと柵。腹が立って乗り越えたら、飛び降りた拍子にかかとをいためた模様。ひっくり返るし、歳食うとろくなもんじゃない。
四条烏丸で Irish Bar 「Field」。グループ客もいて、満席に近く結構なことですが、フィッシュアンドチップス待ったら、京都新聞朝刊夕刊を3回づつ読み文庫本をぱらぱら読みすこしうたた寝してやっと出てきた。客の多いときにひとりで行くには向かないかも。
mg at ds
BDがみられない メトロポリス ― 2011/01/20 22:07
ラング監督の「メトロポリス」、南米でみつけられたフィルムを加えたほぼ完全版のBDを買った。
うちにはBDは、動画アニメ用のPCにしかドライブがなく、ここからは D-sub と S の、つまりアナログ出力しかない。
「メトロポリス」のBDはアナログではみられない仕様になっていて、困った。このソフトはDVDでは、アメリカでも出ていない。
ほかにないから仕方なく買ったのですが、BDがどこまでメジャーになるものか私は危ぶんでいます。ですから、専用再生機なんて買いたくない。
けっきょく、いいことなのかどうかはしらんけど、makeMKV なるものをこれだけのためにおとしてきて、BDドライブのついたPCで、 MKV に変換した。
本編の音楽が出ないし字幕も出ない。設定の仕方を学ばんといかんのか、makeMKVがこのディスクに対応し切れてないのか知りませんが、鑑賞に関しては、もともとが無声映画だし音楽は後期ロマンでもかけておけばなんとでもなる。
こうもまああれこれフォーマット変えるのって、本当に迷惑です。これはビデオに限らないが、ビデオフォーマットほど頻繁に入れ替わっているものは民生用では少ないんじゃないか。うちには S-VHS Hi8 LD DVD あるほかに、PCでのキャプ、さらに、Aquos から直接 HDD に落としたりもする。
LDのころは嬉しがっていろいろ映画とか買ったが、いまではアホらしいので、よほどほしいものしか買わない。安いビデオオンデマンドや、ニコ動ようつべ、が今後の視聴の主流になるだろうし、なりつつあると思う。すきなときにつないでみられるならものを持つ必要もないし、一般人は画質をそんなに気にしない。
それにしても自分のみたいものを業者に設備費含んで金払ってかわりに録画してもらったり電子文書にしてもらったら違法って、どういう国だよ。
その上でしかし、、、画質よいですねえこの完全版。
そして、補修しきれない部分はきたないけど、あらためてすごい映画と思う。
日本でこういう「国を代表する映画」とされるのはなんでしょうね。
スケール感から穏当に考えたら「七人の侍」でしょうかね、あの、史実とはかけ離れた兵農分離状態の戦国時代がどうにも抵抗あるんですがね。
うちにはBDは、動画アニメ用のPCにしかドライブがなく、ここからは D-sub と S の、つまりアナログ出力しかない。
「メトロポリス」のBDはアナログではみられない仕様になっていて、困った。このソフトはDVDでは、アメリカでも出ていない。
ほかにないから仕方なく買ったのですが、BDがどこまでメジャーになるものか私は危ぶんでいます。ですから、専用再生機なんて買いたくない。
けっきょく、いいことなのかどうかはしらんけど、makeMKV なるものをこれだけのためにおとしてきて、BDドライブのついたPCで、 MKV に変換した。
本編の音楽が出ないし字幕も出ない。設定の仕方を学ばんといかんのか、makeMKVがこのディスクに対応し切れてないのか知りませんが、鑑賞に関しては、もともとが無声映画だし音楽は後期ロマンでもかけておけばなんとでもなる。
こうもまああれこれフォーマット変えるのって、本当に迷惑です。これはビデオに限らないが、ビデオフォーマットほど頻繁に入れ替わっているものは民生用では少ないんじゃないか。うちには S-VHS Hi8 LD DVD あるほかに、PCでのキャプ、さらに、Aquos から直接 HDD に落としたりもする。
LDのころは嬉しがっていろいろ映画とか買ったが、いまではアホらしいので、よほどほしいものしか買わない。安いビデオオンデマンドや、ニコ動ようつべ、が今後の視聴の主流になるだろうし、なりつつあると思う。すきなときにつないでみられるならものを持つ必要もないし、一般人は画質をそんなに気にしない。
それにしても自分のみたいものを業者に設備費含んで金払ってかわりに録画してもらったり電子文書にしてもらったら違法って、どういう国だよ。
その上でしかし、、、画質よいですねえこの完全版。
そして、補修しきれない部分はきたないけど、あらためてすごい映画と思う。
日本でこういう「国を代表する映画」とされるのはなんでしょうね。
スケール感から穏当に考えたら「七人の侍」でしょうかね、あの、史実とはかけ離れた兵農分離状態の戦国時代がどうにも抵抗あるんですがね。
いまさら電子カルテ対応 ― 2011/01/22 00:18
電子カルテになると、眼科のデータをいれていくファイリングシステムが必要になる。電子カルテからそれを呼び出す形になるのですね。
電子カルテ化のはなしあいで、眼科はどうするか聞かれてうちは紙カルテのままでもいいと答えたもので、そういう手当てがまったくされていないのに近く電子カルテに移行するので頭を抱えている某病院眼科部長を目のあたりにして、これはあかんなと、電子カルテ担当の外科の先生にきいた。ファイリングシステムの見積もりをはやいうちにもってこいということになった。
視力は4列で測り、診察室も4診、印刷出力があればそれをとりこめるがそうじゃないものはスキャンすることになる、端末ハードウェアも含めシステム定価で5500万w
ま、この見積もりには医療機器小売会社がついてきていて2割引、ってなんだよ、、、、
上記は国内有名1社でとってみた。あと1-2社とってみて、まとめて担当事務に持っていくつもり。
ふつうはオーダリングシステムがきまったらそのまま電子カルテもきまるもんだが他院とのかねあいがあるという理由でふらふらしてるし、どうなることやら。
電子カルテ化のはなしあいで、眼科はどうするか聞かれてうちは紙カルテのままでもいいと答えたもので、そういう手当てがまったくされていないのに近く電子カルテに移行するので頭を抱えている某病院眼科部長を目のあたりにして、これはあかんなと、電子カルテ担当の外科の先生にきいた。ファイリングシステムの見積もりをはやいうちにもってこいということになった。
視力は4列で測り、診察室も4診、印刷出力があればそれをとりこめるがそうじゃないものはスキャンすることになる、端末ハードウェアも含めシステム定価で5500万w
ま、この見積もりには医療機器小売会社がついてきていて2割引、ってなんだよ、、、、
上記は国内有名1社でとってみた。あと1-2社とってみて、まとめて担当事務に持っていくつもり。
ふつうはオーダリングシステムがきまったらそのまま電子カルテもきまるもんだが他院とのかねあいがあるという理由でふらふらしてるし、どうなることやら。
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