香港の眼科検診2014/10/27 23:05

つづけて眼科の話。
これも開業医知人から聞いた話です、フェイクあり。

香港で眼科検診受けて治療中なんだが一時帰国中なのでみてくれという、ややお歳の方が、その知人のところに来られたという。
診療情報を何枚ももってこられ、視神経乳頭やNFL解析のOCTまである。緑内障疑いで、検診のあとクリニックで何度も見られたというのだが、本人にいわせると、加えて、レーザー治療を受けたという。
レーザーについては何も書いてない。緑内障にしても、検診で視神経がおかしいんじゃないかといわれたそうで診療情報には glaucoma suspect と書いてあるのですが、眼底鏡で見てどうもそうはみえないし、 もらったOCTでもそういう数値は出ていない。前房ちょっと浅目ではあるが隅角は十分に開いている。
眼底を見ると、片眼周辺部網膜に、こまかい硝子体牽引があって、ごくちいさく網膜一部が立ち上がっている。そのまわりに半端にレーザーの痕がある。
レーザーは2回やったが、出にくいのでまたやるといわれたそうだ。高かったでしょうというと、はあ、といわれたと。

緑内障については、どうみてもそうはみえないが念のためと、再度OCT、こんどはGCCの上下差解析もした。これもとくに緑内障っぽい異常はない。HFAしたがなにもなし、希望でその後数回受診してもらって眼圧を測っても上昇なし、いったいどこをどうして緑内障がでてきたのか不明と。まさかそれで稼いでんじゃなかろうね、といっていた、私にはわかりませんが。

レーザーは、炎症が起こるのがいやなのでゆるいのをちょっとづつやる方式なのかもしれない。そもそもレーザーが必要だったかどうかも不明だが、もう入っているし、ご本人が、きっちりレーザー仕上げてくださいというので、通常のパワー(200μm200msec150mWからあげていく)でとんとんとあやしいところのまわりを焼いて終了。

一症例で判断するわけにはいかんし後医の名医になるのもどうかとは思うが、香港てこんなもんやろか、とゆうておりました。

ついでに、眼が乾くとかいう話になって、ドライアイの検査を少ししたうえで、毎月日本に帰るからとりにこれますというので点眼処方もしたという。
日本の医療はお安くて至れり尽くせりと笑っておりました。


うちの病院では、ドライアイ治療薬はどっちもw採用してませんけどねw
ドライアイで総合病院に通うのはちょっと違うと思うので。あれは不定愁訴に近いもので、いわゆるホームドクターが窓口になるべきものです。
なもので、地域の開業医の先生にも、そちらでお願いしますとあらかじめ申し上げております。

コメント

_ 長等の人 ― 2014/10/28 13:09

器械がよくなって適応が広くなって(曖昧になって)、合併症がなくなると「なんちゃって」手術が増えますよね。なんちゃって硝子体手術、なんちゃってトラベクトーム、なんちゃってレーザー・・・。まあ税金から出るのでいいのですが(いいのか?)・・・。

_ 稲亀石 ― 2014/10/29 00:29

お疲れ様です。
香港の事例は、たしかに、わからんもんを食い物にしてるということなんでしょう。そこに加えて、安い値段に見せて保険適応で、というのがどうかというのは、ちょっと差し障りがねえw いや、へんに儲けようとしなけりゃ、そこそこいいシステムですよ皆保険。
トラベクトームは、機械は高いですが、隅角掻爬レベルの効果はあるようなので、機械代を保険に組み込まなきゃそれでいいと思います、やる人の趣味です、、、、といいつつ、術後の患者ウけはいいです、痛くないので。
なににしても、いろんな手術の合併症が少なくなり、一般化すると値段も安くなるのです。保険じゃないが、レーシックもえらく安くなりました。で、これは商売上の誤算と思うが、そんなに安いもののために遠くまで人間いかないのですな。となると地元にちまちましたのが出来ることになります。滋賀にもレーシック眼科ができるようで喜ばしいww

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