今更この日本で狩猟する気になるか?2010/06/20 17:26

狩猟免許の更新に行ってきたが、講習会のほとんどは農家と思われる方たちで高齢、おそらくわな猟。
40台以下はほとんどみなかった。

猟銃も狩猟も法規制にがんじがらめになっている。意地でやるんでもなければ通常の娯楽としては成立しない。
銃は危ないのがあたりまえで、人間はおかしいのがいるのもあたりまえである。したがって事故や犯罪は絶対になくならないのだが、そういうことがあるたびに手続きは煩雑になり、ハードルは高くなる。「有識者の安全指導者」というのも設置されたが、それもこれもふくめて役所(警察含む)が自分の仕事をふやすためにやっているとしか思えない。

役人はほっとけば、問題が起こるたびに文句言われるのがいやだからすべてにおいてどんどん管理手順を複雑にしていく。
人間は過ちから自由にはならない。どっかで、「これはもう仕方ない」ということであきらかな犯罪者のみ処罰する方向にならないと、どうしようもなくなるのだが、安全馬鹿たちは、何かあればほれまだ規制が足りないと騒ぐ。

では銃をなくせるかというと、鹿が増えすぎて有害鳥獣駆除には必要、有志に依頼するしかないという状況だ。その駆除も、社会や環境のために必要だから心してやれ、という感じで、お願いしますやってくださいという感じでは決してない。

人間は快楽に向うよりまず不快を避ける。この状況でいったい狩猟にいきたいと思う人間がそんなにいるか?
ニホンオオカミがいなくなって銃で鹿等の駆除をしなければいけないなら、銃による事故はニホンオオカミによる被害の代替だろう。犯罪でもなければ、ある程度は「仕方ない」としなければならないはずだ。いったん銃でなにかあったらおそろしい社会的制裁が待っている。あやまって猟仲間を撃ち殺したハンターが自殺したのは、良心の呵責だけではあるまい。

社会も世界も安全なところではないし、それをひとに求められるところでもない。
善良なお客様達が日本に満ちて、何とかしてくれる人はどこかといいながら座り込んで、そのくせちょっとでも動くものは法規制でしばりつけて、何も誰もしてくれないと騒ぐ。

そのうち田舎の役所に、猟銃隊が組織されて有害獣の駆除をするようになるだろう。そのために予算がおり、やがて狩猟はこの連中がかかわらなきゃできない形になるだろう。こいつらが猟や銃の関係団体にどんどん天下っていくことで、やっと猟銃や狩猟の法規制強化が一段落するんじゃないか。って、すでにもうそうしてるのかもしれんけど。
嫌な国です。世界認識としては、どんなに犯罪や事故があろうが銃を強く禁止しないアメリカのほうがまともだし普通なのだが、日本は刀狩の国だからねえ。

ところで冒頭の狩猟免許更新講習会だが、講義のあと、適性検査というのがあって、10人ぐらいごとに廊下で係員のいうように指をうごかしたり手足を動かしたりする。体操みたいな感じ。身体のコントロールのきかないものはいないかというチェックだろうが、「たまたま骨折してたらどうなるんでしょうか」と訊いたら、まー落ちることはないでしょうけどと苦笑い。どうやらくだらないことを訊いたらしい。

バーバーオーバー80歳2010/06/20 21:19

大学院のはじめのころから大学の近所の散髪屋に通っている。地方にいって余裕がないときはそのへんですませたのだが、京都にもどって在住してからは数ヶ月おきにいく。かれこれ20年いってるわけか。一時期息子も連れて行っていた。
腕は決してすごく良くない。耳の前のもみあげはけっこう左右不ぞろい。
それでもほかの店を探さないのは、べつに困ってないし、あらためて馴染になるのが面倒だから。おっさんの行動パターンですね。

もともとむかいに、もと芸妓やってたおばあさんの天麩羅屋があった。客用空間3畳ほどの狭い店で、ここはおいしかった。日曜のお昼にだべるうちに、そうそうセンセ揚げるのちょっとまだ先になるしむかいで散髪してきたらとかいわれたのがきっかけ。愛想よく丁寧にいろいろ話しながら手を動かされる、むかしながらのいい感じの店であった。

そのころすでに60くらいだったあるじは、いまや80越えてる。70台に心臓と肝癌の病気をやって、こないだはこけて受身が取れず顔中はらしていた(が、ヘタに手を突いて骨折するよりましだっかたもしれない)。

数年でじわじわ手つきがあやしくなってきて、力のいるマッサージなんかやらなくなって、ぼけ進行しないよう1日3-4人できたらそれでいいんですとかいってる、まあそれでもほんとに毎日そんだけ客がきたら年金も合わせてなかなかいい実入りとは思うが。

今日行ったら客用待合のソファでうつらうつら。どんどん生気がなくなってるなと思ってたが、今日はまた一段と生気がない。声をかけたら、ああ、という感じで鏡の前に座らされたが会話がなく、ねぼけてるのかこちらが誰かわからなくなったのか。手つきはさすがにそれなりなのだが、洗髪後に洗髪台あたりをタオルで拭くという手順がついに抜けた。足ももつれている。ドライヤーも生乾きだよ。途中でどっかいって奥さんがかわりにちょっと頭を拭いたりしてくれたが、どうやら尿瓶に小便しに行ったようで、もたないんですと奥さんが苦笑。お会計の頃にやっとちょっと目が覚めてきたふうであった。

やめたってやることなくなって困るだけでしょうけど、客のほうはちょっと怖くなってきている。もうちょっと通わせてもらって、客商売の最後というやつを見届けたい気分なのですが、家内には「それ身を張ってやるの?」と訊かれた。かみそりをあててるときに倒れたりされないことを願う。

ヘアサロンや美容室はいくらでもあるが剃刀をあててもらいたいので理髪店がいいのです。あたらしい床屋を本気で探さんといかんなあ。新規に開業する理髪店なんかみない。つぎの床屋の、またあとを探さないですむようにしたいとなるといま40歳以下のあるじの床屋か。代替わり狙いで40台の息子が親父とやってるむかしからの床屋がいいとか家内がいうが、そんなにいるものかどうやって探すんだか。