いきつけの丹後半島 こんぴらうどん (宮津) ほか まどか☆マギカ2011/07/18 20:47

毎夏丹後半島に行く。
大学のクラブOBの集団で、、主要参加者たちの目的はむしろ現地で思う存分うつマージャンのようである。私はマージャンはできません。
たまにOGがきたりするが、基本的に男ばかり。今年は、中一女子が父親について常連参加したくらい。うちも、子供らが小さいうちは連れてきていたが。

朝、同乗者をひとりピックアップして、9号線へ。千代原口の混雑はそれほどでもなし。洛西ニュータウンあたりは、山陰街道を通ってするー。京都縦貫道へ。
丹波あたり渋滞らしいので、園部で自動車道をおりて下道へ。
27号に入ったら、バイパスできまくり、交通量が多くて驚いた。無料化で遊び癖がついたのかみんな。
和知手前はけっこうな渋滞。



トンネル手前の信号機のせいのようです。

和知からまた縦貫道へ。
宮津でおりて、「こんぴらうどん」。よいうどんで、とりの天ぷらのせた「冷やし鳥天」を毎年食う。かりっとしてうまい天ぷら。ささみでない、皮のついたとりの天ぷらというと、天ぷら屋にはむしろないのは、油ににおいがつくからですかね。つゆが、もっと甘いかむしろ生醤油っぽいほうが好きだがこれは好み。




このあたりで食うときは、ほか、宮津の洋食屋「精養軒」、岩滝弥栄線のなかばの蕎麦屋「歌仙」です。
4時間ほどで、経が岬あたりの民宿に到着。あるじにはおみやげの清酒1本。
前日からいる面子は、クーラーつけて、卓を囲んだり、寝たり、ゲームしたり、私設回線でネットしたり。アニメを投影したりもしている。電力消費量の大きい集団と思う。

まだ日差しは強い。
さっさと泳ごうと、シュノーケルとフィンつけてちょっと沖の岩場までたらたら出て行った。濁りがあってやや波荒い、台風のせいか。そのくせ水温は高い。藻類けっこう荒れた感じで、まともなウニもおおきいサザエもない。5センチ程度のサザエをいくつかみつけた程度で、あきらめて、採った分も海に返した。
砂浜にヤンキーOB家族団体がテント張って陣取ってる。この10年ほどの常連。

続いて、車で「宇川温泉あしぎぬの湯」へ、ぬるぬるした湯です。
やや陽も傾き、子供多し。海水浴上がりで京阪神で晩飯食うなら、そりゃそろそろここで体流して、出発の時分だね。駐車場は数分の待ち。
温泉から日本海が見える。



あとは部屋に戻って、酒飲んで、ギターの練習したり、投影アニメを見たり。
夕食は、「舟盛り」で。刺身たっぷり食った。
わりとはやくに寝てしまう。肩が痛くて相変わらず浅い眠り。団地のなかにある図書館にいこうとしていけない夢とか。

起きたらなでしこジャパンが勝っていた。
曇っている。昨日のうちに泳いで温泉に入って刺身食って酒飲んで満足したので、さっさと帰ることにする。飯食い部屋を片して、同乗者2人乗せて出発。雨が降ってきた。
与謝から京都縦貫道、和知、昼ごろに、美山殺伐広場。
雨でバイクはいない。パック牛乳を飲む。



京北、高尾経由、福王子交差点でちょっと渋滞した程度で、昼過ぎに京都着。二人ともおろしたあと、元田中「Didi」でカレー。朝泳いでいたら、民宿の昼はカレーのはずだった。
連日で長距離運転すると、姿勢のせいかけっこう肩にくる。疲れた。帰って、ソファで腕を挙上した姿勢で横になり1時間午睡。
夜にはギターのお稽古。


ところで、海に行く前日、遅くまで「まどか☆マギカ」全話を通して、みてみた。ネタばれします。

たいへんな潜在力を持つらしい主人公まどかが、自分を消去する形で力を発揮してオチをつけるしかないと予想してたら、そうだった。これはまあ誰にでもわかるわな。相原コージの「猿まん」中の作中作「とんち番長」のパターン。
潜在力を持つにいたるまでの過程をたたみかける第10話は、いきなりの転調で、ちょっと説明ぽい。設定内容に文句はないが。
まどかをたすけようとしたほむらが、結局その大変な潜在力の原因になるというのが、よい。一見平凡な子のくせに「なぜか」能力を持っている、という設定にはもう飽きたので。
ほぼ最終回にじっさいの力を得たまどかの、改変によって生じた世界が、魔法少女ものとしてあいかわらず成立する、というのもいろんなものとの整合性がある。「どうやってそんな世界になったか」説明するのに、引き算で「もともとはもっとひどかったんだよ」といってしまうのは、ちょっとした芸やね。
つじつまのあった脚本、永久の時間も視線にいれて、まとまってますね。
絵は、シャフトですな。

私は魔法少女ものはみないのでその文法には詳しくない。ここでの、学園世界もキャラ分担も、なんだかとは思うが、伝統的なものなのだろう。
巨大な世界を構築するにいたった「ガンダム」、スタンドアローンで内向き少年少女のエポック「エヴァ」とは、カタルシスの点でものたらず、存在感を比べるにはいたらないとは思いますが、なかなかよくできた、まじめな代物とは思います。

京都 アサヒスーパードライ中2階の見晴らし2011/07/24 22:31

京都のアサヒスーパードライは、中2階からぼんやり1階をみながらビール飲むのが好きでした。
↓ がその定位置ね。座ると高い手すりが目の前にあるけどその下が素通しなのでまあいいかと思っていた。




ところが、このたび昼ビールをのみにいくと、手すりの下にアクリル板。





ものが落ちたりするのかもしれないが、それにしても息が詰まるようだ。せめて上のほうは、あけておいて欲しかった。けっこうしっかりした板だし、なくなることはなさそう。
こういうちょっとしたことで店がファンをなくしていく。あーあ。


がっかりしながらビールを飲み、眼科医会にでかけ、学術発表会では私以外ほとんど発言者なし、うるさくてすみませんが、それにしてもお通夜じゃないんだが。

夕刻より高校生の娘の人と待ち合わせて、回転寿司「むさし」。
そして、映画「マイティソー」。
さすがにこれに理屈であれこれ言う気にはならない。なかなかお楽しい映画だったが、サタン相当のトリックスターたるロキ役がえらくプーチンに似てるね。あと、浅野はいったいなにしに出てたんだろう。いなくてもぜんぜんストーリー上困らないんじゃないかと。
映画の後、また回転寿司「むさし」で仕上げ。娘の人は小テストがあったところで、英単語面倒とぶつぶついってるが、 dim, gloomy, fatigue, なんてべつに難しい単語じゃなかろうが。根暗(死語)そうな単語なのは確かですけど。
受験が近づき、娘つれて映画にいくのも、秋までか。
町は、昼は人が少ないなと思ったが、夜もなんとなく更に暗い。寿司屋は半分以上外人客だった。

トラブルのフィードバックはかかるのかJR東海2011/07/26 14:24

用事があり、大阪に行くのに、まず在来線でJR西日本に乗車した。
smartICOCA ではいり、米原駅で、このsmartICOCA と、J-West のクレジットVISA カードを、切符自販機にいれて、米原までの料金を精算しがてら大阪までの乗車券特急券を買ったのですが、機械がとまってしまった。
係員がうらでごそごそして、切符とカードをくれて、ひっかかったみたいですといったので、ふうんと思いつつ大阪へ。

ところが、新大阪でJR東海の改札をでて、地下鉄にその smartICOCA で乗ろうとすると通れない。地下鉄駅員が、JRのどこそこで乗ったようだけど、JRへカードをもっていって開錠(? unlock ということと思ったが)してもらえという。
急いでいるのになあとぶりぶりしながら東海の改札に行くと、smartICOCA はJR西日本の切符売り場へ行けという。
ほんまにもうとぼやきながらJR西日本の切符売り場。列が出来ているが、これどうしたらいいのかと声を上げて聞くと、カウンタとは別に係員がでてきた。カードを渡して事情をいうと、裏に持っていって、すぐ戻ってきた。これで使えますと。
なんで、なにがあったのかときくと、たぶん切符買うときになにかあったのだろう、買ったところでそういうことがあったと言えという。
ぐるぐる歩き回って、アポイントがあったのですがたっぷり20分は遅れてしまった。

次の週。米原で、JR東海の発券カウンタにいって、ここでカードで切符を買ったらロックされたままで困ったことがあったのだが、誰に言えばいいのかときいた。
窓口は見習い。こいつに言いっぱなししても仕方ないし、なにか申立書かなにかはないのかときいたら、助役がやってきて、ふんふんそうですか、わかりました、と、にこやかにいった。
それでおわりだそうだ。
私の名前等もきかない。まともにこれ記録して検討されるんだろうか。以前何かがあったとき、京都駅のJR西日本では要望書を書かされたのですが、そういうものの気配もない。

問題が起こったときにはそれなりに記録を残してフィードバックをかけるのが基本のはずなのですが、どうも危ないような。同様のことは、警察署でも以前にあった。

衝突事故を起こした鉄道車両をまともに調べもせずにさっさと埋めてしまうのは論外としても、ちょっとした問題点をキャッチしてフォローするルーチン体制のない組織は、そのうち大事故を起こすと思う。

ところで、中国のあの事故ですが、高速といっても在来線なんだし、信号のトラブルと考えると、信楽高原鉄道の事故とおなじものといってもいいんじゃないですか。あまり上から目線で、こんな事故は日本では考えられないとか言わないほうがいい。
埋めるのはさすがにどうかと思うが、じつのところ、これだって、中国漁船不法侵犯のときの対応見てると、立派に同種の行政姿勢と思う。

埋める文化2011/07/26 15:13

日本では問題は水に流すのですが、中国では、大昔から、埋めてしまうらしい。史書には、その手の話が、焚書坑儒はじめとして、いくらでも出てくる。

ところで、埋めたものを掘り返し始めたそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110726-OYT1T00649.htm
中国、車両残骸掘り起こし…批判かわす狙い?

一旦は埋めた骨を、掘り返して別のところに隠そうとしている犬みたいですな。

いままでにも知られない事故があってそのつど埋めて隠してきたのかもしれないし、ひょっとしたら、すでにこの事故現場にも、まえに埋められたものがあって、これ以上埋められないので場所を替えるのかもしれませんな。

この症例をどうしろと2011/07/29 00:48

癌の扱い水準があがってきたせいか、末期の症例が眼科に回ってきたりする。

以前のことです。

胃癌の多発転移で緩和ケアの患者だそうだが、「片目のまぶたがあがらない、ちょっとたるんでる」ので、往診してくれと消化器の先生から依頼。
ベッドサイドに行く。かなりがっしりした60くらいのひとだが、数日前から片目があかないというし、実際あいてない。
眼瞼をあげて、眼球運動をみる。その眼は上転もしない。
ま、この状況であれば、動眼神経上枝がどないかなったんでしょうなあ、瞳孔反応はいいので、血管になんかつまったのかもしれません。
緩和ケアで、おだやかに終末期を過ごせるかというとそうではない。いろいろ本人にとっても不快なことがおこっていく。

結膜下出血でやってきた肺癌多発転移の患者。ゾンビのように(とORTが表現した)血の涙を流す。抗凝固剤や抗血小板剤もいれてるのでそのせいかと思ったら眼球突出がじわじわおこってきた。
球後に血腫でもおこったかとしらべたら充実性のかたまりが眼窩内にある。転移で癌性出血かもしれないがこれはもううちではなんともならず、主治医の呼吸器の先生にまかせて、こっちは、眼球突出による兎眼のみを相手することにした。家族は大丈夫でしょうかどうでしょうかというが、大丈夫なわけないですね。娘がナースでまだ話はしやすかった。本人、うんざりした様子。

むかしならもっとはやい時期になくなっていたのかもしれない。
いや、長生きはいいけど、決していい状態で長生きするんじゃないのですよね。
とにかく延命といってもしんどいばかりのこともある。安らかに最後を迎えられるわけではぜんぜんないのである。
なにを優先するか、本人家族も割切りと覚悟が必要やなあと思ったものだった。

駄目病院スパイラル2011/07/29 16:32

広域合併した市がある。もともと僻地相当だった地域に、数百床規模のもと町立病院があった。
合併の中心になった市には500床の市立病院があり、そちらはそこその医師はいる。整形外科医は6人ほど、眼科医も4人いる。

もと僻地病院のほうは、整形外科医が非常勤できていたが大学が引き上げてしまった。
この病院、存続するのが合併の条件だったそうで、運営委員会が市にあり、どうしようという話に当然なる。
で、よくでる提案だが、市立病院から医師を派遣してはどうかという。おなじ市立なんだから融通し合えないかというらしい。
あのねえ、市立病院の医師は遊んでいるわけではない。人数が多いのは、それだけの仕事があるのだ。それをよそに持っていきたいというのなら、派遣もとの大学医局は、じゃあ余ってるんだねといって躊躇なく減員するだろう。
思いつきをそのまま口にするおろかさは、菅や橋下を見ればわかるだろうに。

僻地病院、眼科も一時なくなってしまっていたのだが、民間医局、つまりブローカ経由で、ひとり、そしてまたひとり、大学医局をおん出た医師が来た。
いったん眼科が閉鎖され、近所に開業医もいるだけに、受診者は10人程度。そこに2人、それが、手術もできない医師たちなのである。
僻地病院長は、市立病院長に、彼らに手術を教えてやってくれないかといってきたそうな。市立病院の眼科部長は院長に打診されて、患者連れてくるなら手術日に一件程度ならついてあげると答えたそうだが、そのまま沙汰やみ。本当にやる気のある医師は、こんなところにこんな形で流れては来ない。
そのうち、ほかに手術のバイト医を非常勤でわざわざやとうという話になってきた、、、、これ、いい食い物にされてるとしか思えない。
しかし、僻地病院の事務長は、運営委員会で、手術も近く再開すると胸を張ったそうだ。本気なのかどうか。仕事してるふりは重要ということか。

どう考えても駄目駄目なのだが、税金を使って仕事してるふりは大切なのである。こうやって、駄目な病院が形の上では延命していく。
状況のコントロールと、グランドデザインの設計に、まともにもののわかった医師がいないのが最大の不幸である。
紹介料をかせぐ民間医局経由なら、きりのいいところで医師を動かして、あたらしい駄目医師をもってきてはまた金を取るだろう。

医師は医師の言うことしかきかない。新研修制度で大学医局制度をなんとかしたら、役人のいうことをきくようになると思うのが浅はかだったのだが。大学医局というのは、国民に医療を与える観点では、必要悪、いい医師の頭を抑えると同時に、できの悪い医師の尻尾も抑えていたのである。
市場原理でいえば、駄目な病院が、給料を出すというだけでいい医師を捕まえられるわけないではないか。駄目スパイラルに陥った病院は医師から見れば一目瞭然なのだ。食い物にされるだけです。駄犬に餌をやりたいならそれでもいいが、そうじゃないならさっさとなくしてしまうしかない、道路はそのためによくなったのだから。

梅花亭 中島屋食堂 (長浜)2011/07/29 21:10

ラーメン屋「梅花亭」、市街地の南のはずれにある。



メニュの薀蓄では、「ひとあじちがうものを目指す」というのですが。
ベースの「塩ラーメン」は、かつおのきいた、カップ麺「どんべえ」みたいな方向の味。「梅花ラーメン」になると、梅干がつくそうです。チャーシューは「レア」と称している、ローストビーフみたいな食感のもの。
とんこつの「付け麺」は、のびにくくするためか硬くてやたら太いうどんみたいな麺になる。つけだれ、魚介風味とんこつというと、あわせスープかと思ったら、鰹節の粉?がふりかけられてきた。口ざわりざらざらしてるしベースのトンコツの味もわからない。
接客はやたら丁寧、教育の行き届いたコンビニのようですが、手際がよいというわけでもない。
たしかに違うというか、いろいろ考えた挙句にどうも違う方向に努力してるように思う。
ま、好みの問題ですし、そこそこ客は入ってます。好きな人はいるのでしょう。
私に関していうと、ちぐはぐなものを食いたかったら来ると思います。

いかにも古い駅前食堂「中島屋食堂」




20年前にきたときは、こんなにレトロで押してたっけな、店内壁はレトロ路線のものがいっぱい貼ってある。貼りすぎの気もする。




鮎の姿煮、醤油で甘辛く煮て骨まで食える。鯖寿司が握りというのがちょっとした変化球か。夕方までです。まともな駅前食堂ですが、ちょっと孤立無縁な感じがしますね。
その20年前、結婚の直前に、迷って、気になる女性と、たまたま長浜にやってきてここで何か食った。けっきょく彼女とはそれっきりになったのだが、結婚というと真剣に迷ってしかるべき事象であってそーゆーことも仕方ないと開き直っている。
彼女がその後どうしているかも気にしない、気にする資格もない。