地震後のエピソード なにが本当やら駄目マスゴミ2011/03/18 20:23

医師が病院から患者残して逃げたと一瞬マスゴミがバッシングしはじめたのですが、その後トーンダウンし、みな軒並み記事削除されています。 でも連中、訂正記事は出さんのなw

以下の記事は新聞社のサイト本体にはもうみつかりません。

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福島・双葉病院、患者だけ残される  読売新聞
避難所に向かう途中と到着後に計21人が死亡していた福島県大熊町の「双葉病院」と、同じ医療法人が経営する近くの介護老人保健施設で、自衛隊が救助に行った際、一部の患者を残したまま医師や職員がいなくなっていたことが分かった。

患者避難、医師ら付き添わず 21人死亡の双葉病院 朝日新聞
福島第一原発の半径20キロ圏内にあり、避難指示を受けた双葉病院(福島県大熊町)から運ばれた患者が相次いで死亡した問題で、病院関係者が搬送時に付き添っていなかったことがわかった。

ほか、↓ は毎日新聞

↓ は産経新聞

現場にいなかったのか搬送にいなかったのか、さっぱりわからん。搬送にいけば当然現場からそのぶんいなくなるわけだが。
唯一残った記事がこれ。

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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031800030
「避難時に院長いた」=福島県が訂正発表 (2011/03/18-01:18)
 福島県は17日夜、福島第1原発の事故で避難指示が出た双葉病院(福島県大熊町)で高齢者らが避難する際、医師や病院関係者らがいなかったと同日発表したことについて、自衛隊の救出時には院長がいたと訂正した。

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この手の、この地方の病院だから常勤医師はもともとほとんどいなかったろう。院長しか医師がいない状況も十分ある。
現場自衛官が同行を求めたのかもしれないし、詳細は不明ですが、病院組織の指揮官として院長は、搬送同行医師がいなくても、自衛隊についていったりせずに現場に残るべきだったのではないのか?
先に移送されるということはそのぶん危ない患者たちだろうし、すぐ戻れるつもりでついつい付き添ってしまったのかもしれないが、指揮権を持った医師があとにいない状況はいかにもまずい。医師じゃないパラメディカルは資格もそうだし、日常生活上使命感に疑問がある、、、、と思うのは俺だけか。

放射線で医師も退避するのは当然だし、退避しきれない患者がいるのもわかる。いいたいのは、医師だからどうかじゃなく、人をあずかる集団のトップを引き受けた以上はその集団の安全を自分より優先するのは責務です、沈没する船と一緒。 そういう自覚がないならトップになるべきではない。
私も管理職相当ではあり、そういう状況なら私もそうせんといかんとは思う。自信はない。でも、そうあるべきという共通認識そのものは社会的に維持されねばならないともおもう。

ここで、「医者のくせにけしからん」という叩き方は勘弁してほしい。そこはポイントではない。 避難命令が出ているのであれば、身を捨てて残る医師がいるなら偉大なことだがそれはあくまでも自発的な使命感であって、そうしないといって叩くようなものではあるまい。

情報もとの福島県もなんだかですがね。さすが大野病院事件の県です。

マスメディア、とにかくなんでも、隙あらば叩こうとしているのがよくわかる。
東北の病院に勤める医師のメールによると(以下、音声は変換しました)、

   マスコミは上から偉そうに文句つけてますが、
   東京電力の職員は命をかけて力を尽くしていると思う
   あとで何を言うにしてもいまは応援してやれないのか
   医療現場でもマスコミの横柄さには困っている.
   記者会見では、いつもマスコミ記者達はほとんどやくざみたいな口調なのだ
 
うちの病院の医師も取材を受け、一部で「マスコミがたくさんとばすヘリで物資輸送したらどうなのか」といったらそこはカットされてたらしい。
現場でうろうろ場所をとって、飯食って、小便もするだろう。こういうときこそお得意の「記者クラブ」式に団結して、代表団を派遣するだけにして現場の負荷をなくしたらどうなのか。
子供に「怖かった?」ときいて顰蹙買ったりしてるそうだし馬鹿か。

どうにかならんのですかね連中。国民はその国民にふさわしい政治家しか持てないというが、国民の選ぶわけじゃないマスメディアについてまでそういわれても困るわけで。

記事にあやまちがあるのは人間だから仕方ないが、それならなおのこと尻馬に乗るのはやめてほしい。ちゃんと訂正しろ。そして世の中の人間も、完璧じゃないからという理由で叩きに行くなよ。
意味のない願いですが。
連中それで金とってるんだしね。

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20110321 追記

患者置き去り報道ですが。
ここも残っている。まだ非難がましい↓
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t63024.htm
避難指示の双葉病院 新たに7人死亡 搬送スタッフ付き添わず 2011年03月19日土曜日 河北新報

で、twitter などもふくめたまとめサイト。詳しくは飛んでください。
http://news.livedoor.com/article/detail/5424517/
福島・双葉病院「患者置き去り」報道の悪意。医師・看護師は患者を見捨てたりしていなかった(追記あり)  松永英明提供:絵文録ことのは 2011年03月20日14時37分
「福島県大熊町の「双葉病院」で、医師・看護師が患者を見捨てて逃げていた、という報道がなされていたが、実際には現場の状況は大きく異なることがわかった。これは、病院関係者の家族によるツイートもあり、また後発の報道でも(見出しは悪意あるものの)内容的には「患者を置き去りにして職員だけが逃げた」というような悪評を完全に否定するものとなっている。」「以上の流れをもう少し簡単にまとめると、「自衛隊が来るが、寝たきりや車いすの患者が搬送できず、一旦戻る」→「2度目の救援が来ない」→「一緒に残っていた警察の指示で職員が川内村に避難」→「自衛隊と一緒に病院に戻ろうとする」→「避難地域なので一緒に行けない」→「自衛隊だけが救援に」→「2・3回目の搬送の際、病院関係者は誰も現場に居なかった」→「職員が患者置き去りで逃げたと報道」という流れになる。」

あらためて、医師とかいう問題ではなく、現場責任者としては院長はさいごの患者がいなくなるまで現場にいるべきだったとは思う。これも、警察か自衛官に強制的に退去させられたのかもしれません。緊急災害時、警察が指揮権上位にあると考えたらそれも仕方ない。でも、だったら警察官は残ったのか報道ではまったくわからん。


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さらに追加

2ちゃんねる経由、M3の情報のようです。
ま、警察に強制連行されたわけね。それでいないといわて叩かれたんじゃ、ほんと福島で医者やる先生偉いと思う。
ここにコピーすることについて、当事者の方、問題があるなら削除しますので身元を出してコメントしてくださいまし。


http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1300599338/47-49


47
名前: 卵の名無しさん 投稿日: 2011/03/22(火) 19:57:56.11 ID:bnMYmn2S0
転載許可されたので転載 m3より
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双葉病院の医師です

投稿者:  聖地の被災者
[0001] 11/03/21_0001591346
閲覧人数 4599

私は今話題になっている双葉病院の医師です。
私自身避難先の病院にいますが、やっとこの掲示板を読み書きする余裕ができました。とりあえず私が経験したり院長から直接聞いた情報を
書きます。賛成も反対も要りません。 皆様に事実を知っていただきたいと思います。

双葉病院は350床の精神科病院ですが、地域の認知症の患者さんを多数受け入れており、約半数が老人で寝たきりも多く、TPNの患者さんがが
20数名、経管栄養が30名以 上いました。

3/11の地震直後に電気・ガス・水道は止まったものの、病院の建物は無事で、職員・患者さんに全く怪我はありませんでした。海岸から離れて
いるため、津波の被害も全くあ りませんでした。
地震当日は帰宅困難な職員が泊り込み、救援物資が届くまで食事や経管栄養の回数を減らす、点滴速度を下げるなどの対応で凌ぐことにしました。
しかし翌日、原発事故のため第1原発から2キロだった避難指示が10キロになり、病院が避難エリアに入ってしまいました。このまま病院に留まって
いても避難エリア内のライ フラインの復活や救援物資は全く期待できないため、大熊町に避難のバスを依頼しました(大熊町はバスを依頼
するまで病院の職員と患者さんが残っていることを知りませんでし た)。

町から大型バス5台が来たため、自力で歩ける患者さんを中心に209名の患者さんと私を含め数十名の職員が5台のバスと数台の病院の車に乗って、
数日分の薬と非常食を積ん で大急ぎで避難しました(避難したのは最初の爆発の2時間前でした)。この時は一時的な避難で、病院に数日以内に
帰ると思っていました。私たちの出発時に院長は病院に間違 いなく残っていました。

48 名前: 卵の名無しさん 投稿日: 2011/03/22(火) 19:58:13.82 ID:bnMYmn2S0
続き

最初に避難した209名の患者さんと職員は三春町の避難所(学校の体育館)で一泊し、翌13日にいわき市にある関連病院にバスで避難しました
(2名の患者さんは避難所で家 族に引き渡しました)。いわき市に避難した患者さんは、多くの病院の先生方のご協力を得て、殆どの患者さんが
1人も亡くなることも病気が悪化することもなく茨城、埼玉、東 京、山梨、神奈川の病院に無事入院させていただくことができました(茨城と山梨の
先生方はバスをチャーターして迎えに来ていただきました)。
また、患者さんを連れて各病院をバスで回ると、「空のバスで帰るのはもったいない」といってたくさんの支援物資を乗せて頂きました。ダンボールに
書かれた「ガンバレ!」と いうメッセージを見て涙が出るほど嬉しかったです。

さて、病院に残った院長と数名のスタッフは、1回目の水素爆発の後も電気も水道も通信手段もない(携帯も公衆電話も不通)病院で点滴やオムツの
交換をしつつ次の救援を待っ ていたそうです。
自衛隊の救援が来たのは、丸2日後の3/14の午前で、近くの老健の入所者98名と双葉病院の寝たきりの患者さん30名をバス8台で連れて行きました。
その後院長を含む4 名が警察官と共に次の救援を待っている間に3回目の水素爆発があり、3/15午前1時に警察の車で強制的に川内村まで
避難させられたそうです。
院長一行は川内村から再び病院に戻ろうとしましたが、避難指示のエリアということで戻ることは許可されず、1回目とは別の自衛隊員だけで
最後まで残された90数名の患者さ んを避難させたそうです。自衛隊によって避難させられた患者さんは、名前も病名もわからない状態で
医療機関や施設に収容され、中には亡くなった患者さんもおり、各病院の先 生方にはご迷惑をおかけし、大変申し訳なく残念に思っております。

49 名前: 卵の名無しさん 投稿日: 2011/03/22(火) 19:59:00.41 ID:bnMYmn2S0
続き 3


以上の経過の通り、患者さんが全員避難するまで院長は病院に留まろうとしていたのにもかかわらず、強制的に警察に退避させられたのです。
間違っても患者さんを置いて「逃げ た」わけではないのです。
おそらく最後に患者さんを避難させた自衛隊員の報告を聞いた県の担当者が、何の裏づけも取らず「なぜ入院患者だけがいたか、現段階では
分からない。避難する中で混乱が起き ることはあるが、もし高齢者だけを置いて避難したとしたら許せない」と発言し、新聞が横並びに報道
したものと思われます。後になって県は訂正しましたが、果たしてどれほど の人がこの訂正を知っているでしょうか?

今回の地震では、殆どの病院スタッフが被災しています。家を流されたり家族の安否がわからない状態で患者さんたちと共に避難しサポートを
している中で、病院と院長の名誉を 傷つけ、私たちの心を踏みにじるようなコメントを軽々に発した福島県を絶対に許すことができません。

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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しばしさようならサッポロラガー2011/03/18 21:06

サッポロビールのブランドで言うと一般においているのは黒ラベルのほうが多いと思うが、「ラガー」というものがある。
ふつうにはおいていないのですが通常商品。うちで、酒屋さんからケースを入れている。
私が高校のころ目を盗んで飲んだビールによく似ていると思う。いちばん昔風なのです。京都では知られた店で言うと、「伏見酒場」「カオロウ館」に、おいてあった。

このビールが仙台に工場があり、ラインが止まってとうぶん入荷しないそうな。うちにあるのはあと3本。瓶のビールはおいとけないにしても次の1ケースだけは、流通在庫からなんとかならんかときいている。

こんなことで飲めなくなるとは思わなんだ。将来復活してくれたらいいんだが。
かわりに飲むならエビスかなと思ったのを見透かしたように、サッポロビールは5工場のうち東北に2つあってエビスも品薄になるかもしれないともいわれました。ポッカとの関係もどうなるのか、がんばってほしいサッポロビール。