ウランバートルの線香2013/08/26 20:24

モンゴル、ウランバートルに行った時の話。
テレルジという緑の多い盆地でゲル宿泊した後、ウランバートルで遊べるかと1日とった。
モンゴル人は都市に集住する文化をもってないせいか、なにもない、おもしろくない町で、渋滞で移動にやたら時間がかかるばかりでしたがそれはともかく。

Khabu Hotel なる駅前ホテルに泊まった。ツイン70ドル設定のようですが旅行会社とおすとひとりシングルでその値段。ここに1泊したあとテレルジに移動し、もどってまた2泊したのでした。




電池式ベープを部屋がかわるさい置き忘れたら行方知れずになったのはこっちの注意不足としよう。
はじめの部屋では時計がこわれており、次の部屋ではベッドサイド灯スイッチがいかれていて、つきっぱなしだった。部屋に入っていろいろみたときにベッドサイド灯の電球が緩めてある理由をそこで理解はしたが、直せよ。

で、ベープがないのに蚊がいて、何カ所かかまれて痒くなった私は、フロントにいって虫スプレイはないのか談判。よくわからないと英語のあまりできないフロントがうろうろ部屋までやってきたが、モスキートを何とかしろスプレーもってこいというと、いろいろなやりとりのあげくマネージャに相談すると、でていった。
どうせなんもするまいと思ってたらやはり何のレスポンスもなく、1時間後フロントに行って、マネージャに電話しろといったらはじめてかけたもよう。

マネージャは、女性。家族がまず出てかわった。スプレーはないだのどうのというので、蚊に咬まれて俺は苦しんでいる虫対策なんてアフリカのホテルにでもあるぞホテルにないならホテルの外にでも売ってるだろうなんとかしろといった。
じゃあ、ホテルのものになんとかさせるというので、なんとかさせるといってるお前ちゃんとしろよとフロント係に受話器を渡した。

なにしてくれるんだろうとあてにもせず待ってたら、女性従業員が、長い線香を2本もってやってきた。しかも、立てるところもなく、結局バスルームのグラスを持ち出して無造作に突っ込み火を点けた。




どうみても、お昼にお寺で見た普通のお線香なんですが、大変ありがとうございました。文句言う気もなくなりました。

蚊は、1匹なんとかつぶしたら(血も出たのでこいつ)それでもう気にならなくなったのでよかったのですが、旅行会社のアンケート、ホテルの部分は5段階の2にした。この値段でももっと下があることぐらいは知ってる。

緊急避難行為と体罰2013/08/26 22:11

ナイフもちだした児童をはたいて、教育委員会に体罰呼ばわりされて退職した校長がおられたそうな。

ナイフ児童ら7人叩いて処分、退職の校長に同情の声
http://gendai.net/news/view/109484
「元校長が7人を叩いた理由は、小6の児童がナイフでほかの児童を脅し、一緒にいた同級生6人も先生らに報告しなかったからだ。「体罰はいけない」という声に混じり、「処分が重過ぎる」「そもそも処分はおかしい」などと元校長への同情が続々なのだ。「児童こそ銃刀法違反ではないのか!」と、ナイフを持ち込んだ児童を糾弾する声もある。」


そもそもこれは体罰じゃなく犯罪行為の制止だろう。

緊急避難行為という考え方がある。本来許されない行為でも、状況を放置することで明らかに悪い状況にいくようなら、本来手を出してはいけないものが手を出すことでよりよい結果が予想できるならそれはもう許せよ、ということ。法律の概念として存在する。

たとえばナースは医師の行う医療行為に関し制限がある。メスで切ったりはったりはできない。
しかし、状況が緊急でどうしようもなくてつかえそうなナースが目の前にいたら、私ならマイクロ剪刀で皮弁を切らせる程度のことはさせる。
ここがコミック「ナースあおい」のネタのなっていて、手を出したナースはなかば職場から放逐されるのですが、おかしい。医療の目的はまず患者の状況を改善させることであって、どうしようもないときの行われたことは「仕方ない」ことなのだ。指揮権のある医師がそれをいったのなら「医師の手足として」認めるべきで、そもそもナースが手を出さざるを得ない状況に至ったのがいけないのである。
私なら、手伝わせたナースがせめられるならどこまででも怒鳴り込んでやる、裁判するなら最高裁までいってやります。たぶん本物の医師はたいがいそう思うだろうし、今まで私のいた医療現場であれば問題にされること自体ないと思う。だからあのコミックの設定は理解できない。

教育現場で体罰のどうのというが、勉強しないだの練習不熱心だので体罰するのは馬鹿げている。教育を受ける資格を自ら放棄しているのだからその現場から放り出すのがはじめのステップのはずで、いちいち暴力行為を行うのは趣味でやってるとしか思えない。
しかし、危険行為は違う。無理やりにでもやめさせなければならないことは殴ってもやめさせるべきで、これは体罰ではなく、制止行為である。きっちりとがめて、とんでもないことだと頭をはたく程度のことは、緊急避難行為として認められなければ、あきらかにそのあと被害者が出るではないか。

そのへんの区別のつかなさは、君が代反対なんでもかんでも絶対平和の九条主義者を思わせるが、文句つけたのが、九条大好き日教組じゃなく教育委員会なんですなあ。
まあ日教組の先生は生徒相手になるとけっこうアクティブwという話も聞くけどね。

大阪市の教育委員会も、橋下氏の下で体罰対策してるからって見境がなさすぎる。
本来、教育長が、暴力行為の制止であり問題ないが今後は直接警察を導入すると宣言するべき事柄なんですが、そして教育長がしないなら市長がするべき事柄なんですが、なにやってんのよ。

日教組も教委もこれじゃ、現場の管理職はどうにも動きようがないし、こんな簡単な基本を外して教育の再生も何もないものだとおもう。