アサヒスーパードライのビフカツ LOFT 京都2010/08/09 02:00


アサヒスーパードライで、定番になったビフカツの写真を記録のためあげておきます。




金属の皿がいかにもわざとらしいですがw
ところでこの店、最近ウェイターやウェイトレスは、客の注文をひざまづいてとる。なんか変やなと思っていたのだが、家内のいわく、客が年寄ばかりなので立ったままではやりとりがきこえなかったりまだるっこくて、訊き直す手間よりそうするようになったんじゃないかと。たしかに今日も客はみかけ50以上つかほとんど60以上ばかり。年寄りのオアシスか、、、、

この南の、かって東宝の映画館があったとこの商業ビル Mina に、なくなる蛸薬師のビブレから LOFT が引っ越してきた。きたはいいけど、地下1階から4階まで占めて、そのエリアにあったちょこまかした店はどうなったんだろう。みながみんな赤字でやめたがっていたとも思えんし。



金払って出て行ってもらっても LOFT が入ったほうが儲かるんやろねえと思った。それにしても LOFT とユニクロ、あとは食い物屋かあ、、、、まあたしかに前のままでは OPA とかぶりすぎるもんなあ、その上を狙ってはいたようですが。
阪急には丸井が入るらしい。 LOFT はそっちにいくんじゃないかと思ってたんですが。

医学を医学たらしめるもの 呪術となにがちがうのか2010/08/09 22:42

最近またホメオパシーがどうの西洋医学の限界がどうのという話をあちこちで聞くのですが、、、

すくなくとも、西洋医学については、最近は「エビデンス」というものが重視されるようになっている。
「エビデンス」というのはつまり、「統計的に有意である」ということです。
医者でもよく引っかかるのですが、一見ある治療がきいたように見えることがあり、くりかえしているうちによく調べると実は意味が無いことがある。でも、「効く」と思い込んだ人にはもうそうは思えなくなってしまう。
また、自分で勝手に理屈をつくりあげて、起こる現象をそれにからめてなんでも自分で整理してしまう人もいる。
こういうことを避けるためには、統計的に意味のあるデータをとって調べるしかない。だから最近疫学調査が流行っているのです。

西洋医学に限界があるのはあたりまえで、だからすこしでも有効な方法論なりをみいだすためには統計処理は欠かせない。「西洋医学が駄目だから」といってすぐに飛びつく人がいたりする民間医療やら独自理論の医療やらは、西洋医学のカウンターパートでも代替でもなんでもなくて、エビデンスすらない未熟な信仰に過ぎないというのが、まともな医者の、その手のものに対する態度と思う。
ちゃんとした医者は「心の平和」についても知ってるから、まあそれで気が済んで平和に暮らして死んでいくならそのひとの人生にとってはいちがいに否定するものでもないよね、と思う。アホみたいに最新医療に金かけてけっきょく死ぬなら、こじんまりした民間療法で静かに死ぬほうが医療経済としても有利かもしれない。でもこれは、その治療法自体の有効性とはべつの話です。

カーゴカルトというものがある。どっかの狩猟か焼畑文化段階の部族が、飛行場をはじめて見て、荷物をたくさんつんだ飛行機がどんどんやってくるのを目の当たりにし、自分の村にも飛行場に見える平地をつくって、宝物をつんだ飛行機がやってくるのをまつのである(最近の新設地方空港と何が違うのかといわないことw)。これを、形式さえととのえたら結果がついてくるはずという呪術的な態度としてファインマンが、そういう疑似科学もあるとおおいに批判したのですが、まったくこれなのですね。
護摩をたいて疫病を散らそうという態度となんらかわらない。

サイエンスというのはものの考え方です。試行錯誤は当然で、いちどまちがった結論にいってしまっても結果を評価してやりなおしがきくのが科学的思考法というものです。「真理に誠実」というふうにいった、かっての上司もいました。まちがった結果に行ってしまうからサイエンスはいけない、のではなく、まちがいをまちがいとしてもどってこれるのがサイエンス、そうでなければただの偏屈な屁理屈に過ぎない。

先日、知人から聞いた話。
網膜剥離で、再発した患者がいた。もともと態度の横柄なお客様気分の若い患者だったのですが、へんに態度がよくなった。で、2度目の再手術時、初期の PVR と考えてシリコンオイルをいれるにしても、念のため輪状締結したほうが固いと医者は説明したが、患者はノーといった、「いや、もう治るはずです」。その後、シリコンが入って落ち着いてきたところで、医者は、念のためレーザーを入れておいたほうがいいと説明したら、患者は、るる語り始めたそうだ。
自分はなんで治らないのかよく考え、家族とも相談し、生活や人生に対する態度がなってないことに思いいたった、で、考えを改めた。だからもう、あれこれしなくても治るはずです。
医者は、あきれますわな。態度がおかしくて考えが甘かったのはまあそのとおりだが、だからって再剥離とは関係があるなんてなんの確証も無いし、再剥離を繰り返す以上その場で出来ることはなるべくするのが当たり前なのであって、こうすればもう再発しないなんて保証はないのです。
けっきょくレーザーだけはやって、いまのとこおちついてるようですが、自分で勝手に神様と取引したような気になってもらっては困るのですよね。こういう人がホメオパシーにはまるんだろうなと思う。