ホワイトウォッシングについて思うこと2022/02/02 23:46

まあ、こういう記事もあるわけです。

「ホワイトウォッシング」とは、本来ならば白人ではないキャラクターを白人が演じること。白人が顔を黒く塗って黒人を演じる「ブラックフェイス」や、同様にメイクアップなどして黄色人種を演じる「イエローフェイス」(例えば映画『ティファニーで朝食を』で日系のユニオシ役をミッキー・ルーニーが演じた)など、エンターテイメントの世界では長きに渡り有色人種が出演する機会が、その役を白人が演じることにより奪われてきたという背景があります。また、それによって人種の代表となる者が居なくなる、ということも問題の一つです。」

これは Ghost in the Shell の草薙少佐をスカーレット‐ヨハンソンがやったのがどうのといってるようですが。
役者はそもそもが「化ける」のが仕事ですから、化けられたらそれでいいし、劇中で整合性があるなら、人種かえたり国籍かえたりしても、かめへんと私は思うんですけどねえ。
白人が日本人名の日本人やる(記事中の、「ティファニーで朝食」を、のパターン)はさすがに見ていてなんだかですが、昭和18年の東宝「阿片戦争」では英国人をほとんどがまるっきりの日本人がやってて、つまり、マーケットとして意識されてなかったんじゃないかと思う。最近も阿部寛がローマ人やったり(ただし当時のローマは多民族国家になっていたと思うのでもと植民地人の子孫ならありうる?)してますし。
むしろ、ホワイトウォッシングに過剰に反応する方が、表現の自由度に足かせはめるようで私は好きではないです。
アメリカで問題になるのはわかりますが、日本人があまり巻き込まれてはいけない

ま、実際問題として少佐については、実際あれやれる日本人女優がいただろうかと思う。

日本のアニキャラは白人みたいという向きがある。色白いし髪も色ついてるし。

でもね、とくに若い日本人女性は赤や紫のホワイトよりよほど白いし、髪を金髪にするのがコンプレックスのどうのというアホもいますが、青かったり赤かったりもするんであれはマニキュアといっしょなんですよね。
平安時代にも白いのはいいとされたがそれがコーカソイドと関係するわけない、日光を受けて仕事しなくていい、育ちの良さの象徴でしょ。

やや低い鼻でぱっちりした目の広めの顔、はいまどきの東アジア人女性の記号でしょう。
むしろ最近ディズニーが真似してる気配があります、アナ雪とか、あきらかにむかしのディズニーと顔が違う。頭部と目がでかいです まあ幼児化ですが、そもそも東アジア人、モンゴロイドの特徴は容姿の幼児化である。

ただそうすると、アクションには向かない
峰不二子に近いなあと最近思ったのは、ダークナイトライジングのアン‐ハサウェイなんですよね。
由美かおる、志穂美悦子が限界なんでしょうかねえ。

できもしないことを目指してはいけない2022/02/09 16:36

コロナでは、医療機関から報告された検査陽性者は保健所が管理、ホテル療養も入院もなにもぜんぶ入院管理センターが差配することになっているが、まったく手が回っていない

いまのスキームでは、
〇 有症状でかかりつけ医のいるコロナ患者も入院入所は保健所の連絡待ちつつ自宅待機のまま対症療法。
 緊急事態では救急車呼んで自力で行先を探す
〇 保健所からの指示は数日かかる。
〇 保健所がmyHer-sysIDくれなければ患者側から状態も報告できない

発症者への保健所からの連絡がとにかく遅く、自宅療養のまま、はじめてかかってきた電話が発症10日目で「療養解除していい」というものだったりならまだしも、10日目でもかかってこないこともあり、現場医師が療養解除と説明していいものかどうか困っている模様。

医療衛生企画課に医師がといあわせたところ、
あくまで保健所からの療養解除通知の連絡をもって療養解除となる。たとえ自宅療養期間が過ぎたとしても、保健所からの連絡があるまで自宅で待機」
らしい。立場上そういうことになっているそうだ。
自宅療養者へ届く食料品などの支援物資は、今や療養期間が終わってから自宅に届く状態。
役人の立場をまもるために市民が不便を被るというのはどういうことか。

これをもって現場を叩く気はない。各区にあった保健所が統廃合されたままで、手が足りないのは当たり前だからだ。
だが、それでも「統廃合したおかげで意思決定や通知が早くなった」と市当局が強弁するのはいただけない。実際に手が足りないでは意味がない。

電話診療所はこの6波では未開設、府医師会は開設を申し入れるも、市は重症化しそうな自宅療養者はいないと拒否、そんなはずない拾えてないだけだろうと医師会長は市との会議で突っ込むも市は受け流すだけ。府にも開設協議申し入れ中、とのことです。
保健所の手が足りないとは意地でもいえないか。

知人高齢者は有症状でもホテルより自宅(広い)療養希望し、どうせなら病院入院希望したら高熱の人優先だからダメといわれたそうな。
無症状者軽症者を市中に放置するならこれはもう結果的にふつーの風邪の扱いです。

管理もできないのに無料検査所があちこちにあって、無症状陽性者が登録のために一般診療所にいっても、症状がないから受付られないことは多く、検査キットも入手困難状態。

無症状者が宙ぶらりんになる構造がずっとあるのですが、症状が出たらかかりつけに行きなさい、はいいとして、だったら無症状者の市中無料検査センターなんかやめてその分濃厚接触者の検査体制を厚くするか、無症状濃厚接触者の行動制限やめるか、どっちかにせんともたんでしょう。

開業医も、発熱患者に、これ調べてコロナだったら周囲が濃厚接触者になって、みんな動けなくなるけどどうする、ときいて、検査しないでいいといったらもう調べないところが出ている。
もう、事実上野放しになってる。

病院の先生方の印象では、この第6波は、とにかく基礎疾患のある、入院通院中の高齢者がどんどんかかって、ことによると重症化していく、というところらしい。かかりつけをたくさんもつ病院は往診や電話診療までぜんぶひっかぶって身動きがとれないと言ってる。当然救急受け入れ不可。

家庭内感染がメインでそこからどうにでも拡がるんだから、無症状濃厚接触者を行動不能にすれば社会は動きませんて。医療従事者は検査して陰性ならその日は行動制限なしといっても、検査キットはたらない
そもそも、ほかの業務は7日だかやすむというのと別扱いにする論理的整合性はないし、その休み期間もご都合でどんどん変わる。

2歳児マスクにしてもそうなのですが、、、
いろんな規制にしても、そんなことは無理だしそうなると無意味だから別の方向で考えよう、になぜならないのか

無症状者まできっちり管理することはもうできなくなってるんだから、現実を認めて、基礎疾患ありの高齢者の隔離と、有症状者の管理だけとにかく考えたらどうなんですか、入国制限もやめて

それだけでもずいぶんリソース節約できるし社会も動くと思うのですが。