ほり江閉店 ほかいった店 ノーベル賞に思う2012/10/11 21:43

「ほり江」
木屋町、最後にいったのは7月ごろ。そのときはふつうにやってられたが、あいかわらず「お客が少ない」。
ちょっと前、20時半ころにいったら暗かったので、今日は客がいないので早めに閉めたのかなと思った。別の日の夕方電話したら「この電話はお客様の都合で」。
前までいったが、ほんとにおわってました。




こういう規模値段で目の前で丁寧に作ってくれる店はあまり知らない。これは痛い。悲しい。25年前に当時島津に就職していた友人に連れて行ってもらって以来で、最近は体の具合の話も出て、いつなくなってもおかしくないとは思っていた。実際にそうなると、訪問頻度も低くなってただけにつらいですなあ。せめて、いつやめられるとか話できてたら。

ここでちょっと偏見です。
私は野菜の炊き合わせがあれば頼むことにしてるが、これ、各野菜について炊く時間濃度をある程度違えて、最後に合わせるのがいいのだと思う。あらかじめ炊いたものを、タッパーからだして、蒸し器で温めてというのは、一般化してるので仕方ないと最近思っている。だが、まとめたものがあたたかいおつゆに半分ひたされて出てくるのは、ちょっとどうよ。
刺身も、氷の山に載せて持ってくるのは嫌いというか、なんでそんな食い方するのか理解できない。
ついでに、若いので気にしてひげ生やす人がいるが、和食の料理人のひげは、あまり清潔感がないのはなんでかしらね。やはり板前はお肌つるつるできれば五分刈り(おい)であってほしい。
ごくたまに、カウンタの向こうで、料理しながらしゃべり続ける方もいる。相手してくださるのはありがたいのですが、唾液が飛ぶんじゃないかと気になってしまう。よくしゃべるおかみが相手してくれ、あるじは言葉少なく料理する、これが好きです。
こういう勝手なこと言ってるとなかなか行く店がない。ダメじゃん。
だから、なじみの店がなくなるのはつらいのですよ。

ほか、いった店。
「GNOME」 河原町二条 アイリッシュパブ
近所の「ダブリン」とキャラかぶる。木曜にはセッションもやってるそうだし、いいんじゃないでしょうか。客の人数がいるとき、ちゃんと回せるか見たい。
「二条 椿」 河原町二条 和食
内装がぴかぴかきれいで12時から24時までやってるのは、使えるとは思う。アラカルトでいけますが、料理はほとんど奥でやる。シャンパンもおいておりオトナのデートコース向きか。

寺町から河原町の二条かいわいですが、リッツホテルがきたら、さらに飲食に関して開けるかもしれませんね。よい庭園をぶっつぶしたもので私はあまり好きじゃないが。しょせん外資、、、とはいえない。
上御霊にあった瓢亭を光琳の庭ごとつぶしてマンションにしたのは、私が家を買った業者だったわw はじめは庭ごと町家をまず売ろうとはしてたから、買い手がなかったんだろうが。

ガイシュツから
「能登」 長浜
京都にあればいいのに。京都じゃこんな感じで、できないだろうけど。
「グリル花」 長浜
お嫁さんがきたの?それはまあめでたい。
「蕎麦鶴」 高野
おつゆがえらく醤油っぽい。本格的に代替わり?


山中教授のノーベル賞に関し。
発表6年での受賞は早いが、同時受賞イギリス人79歳の、細胞核移植がまずメインで、細胞を改変して再生する流れの最終最重要業績として山中先生選ばれたんじゃないかね。それに値するというだけの内容だからめでたいが、イギリス人のほうは、本来、5年前ノックアウトマウスがノーベル賞とったときに与えられてるべきだった。手技としてはそっちのほうが近いし。
これ以上待ったらイギリス人がもたないので、山中先生にも早めに出たんでしょうか。
これについては、すくなくとも京大系のひとから「さすが京大」という発言があまり出ないのが、まあ、よかったかなと。そりゃ、神戸大から大阪市立の院にいって、留学、奈良先端経由なんだから、「いい人をよんできて、邪魔しませんでした」ということなのだしね。
京大は、自前でダメな場合、平気でよそから人をよぶ。たまに、自前でそこそこいい人がいても、いろんな力学でよそから呼んだりもする。
よその人でもちゃんとやってくれるという、世界に対する信頼があるのだろう。世界なんてそんなにまともなもんじゃないんだけどねえ。今回は当たり(失礼)でめでたいことですが、このままだと「名前で人を集めてる」にならんか?前の物理の先生方も名大からだったし、ここのとこずっとそうかw
ノーベル賞は苦労した実験者や技術開発者に甘い傾向があるといわれるが、結局廃れた技術はいくらでもある。iPS細胞に関しても、「キット化」できるかが、将来を決めるだろう。ま、今日の新聞報道見たらそっちにちゃんと向かってます。ここからのバブルがどうなるか見もの。要はお金の付け替えだから、ほかの分野に皺寄せの気配も、現場では早くもあるそうな。