稲亀石の、田舎目医者日記

こういうのをみるとうんざりしますな。アホがこうも足引っ張るようじゃ、復興も何も。

ケガレたる放射線を口実に、大会を無理やりやめさせるおそらく匿名の少数者というのはどういうことか。ほんとにそれは「市民」か？
花火が問題になるような放射線ばら撒いたりするかよ阿呆。

おそらく運営委員会（的なもの）は、せめて花火でもりあげようという意見でやってたんだろうが、反対の主体も規模もわからないのに、むしろ電話や投書で、それをやめるてしまう権限あるのかね？市民の大多数は打ち上げにすくなくとも反対ではなかったのだろうと思うのですが。

一握りのプロ市民やヤクザがねじこむのと一緒。こんなもんをなんでいちいち相手するの？文句言ってその威力を確かめてるだけだろうたぶん。
「有力者」がねじこんだのかもしれんけどね。ならばなおさら、誰がどういう異論を挟み、どういう経緯でやめたか明らかにするべきだろう。

日本じゃ無理なのかね。
ストップコマンドの定義がないのですごく恣意的になんでもやめてしまう。「やめるためにはこれこれこういう手続きを踏みます」という設定が最初にないのは、和を尊しとなす言霊の国ですなあ。

ともあれ福島が医療者的にはやばいところというのは例の産科訴訟以来有名なので、あらためて、近づくまいという偏見を多くの人にもたらしたことだろう。
そしてそれは、文句言った連中にはむしろ願ったりなんでしょうね。自分はこんなに影響もつんだぜと嬉しかったことだろう。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011091990100354.html
福島の花火使用取りやめ　日進の大会、市民の抗議で　2011年9月19日 10時03分
「東日本大震災の被災地復興を応援しようと福島県の花火の打ち上げを予定していた愛知県日進市の花火大会で、放射性物質を心配するクレームを受けて、実行委員会が直前に打ち上げを取りやめていたことが分かった。」「新聞折り込み広告などで計画を知った市民らから１６～１７日に、「放射能で汚染された花火を持ち込むな」「花火でまき散らすのか」といった抗議の電話やメールが２０件以上市役所などに寄せられたという。」