猟銃 技能教習2012/02/25 20:42

これは法的に必要な教習で、写真なんかとって公開するわけにいかないので文章のみです。

猟銃の免許更新に、3年ごとに技能教習なるものが義務化された。なんか事件がおこるごとに届けとか書類とかの必要事項が増える。
役人は自分の仕事を増やしたがるところへ、問題が起こったときに資格上の制約と監督をふやせという馬鹿なメディアや尻馬に乗る市民もいるのでこうなる。
だから役所の予算が要るのである。役人に渡した権限を減らさねば「仕分け」は無理なのに、権限を与える口実をつくるのは、名目上は、責任逃れ企業やクレーマ市民なのだからどうにもならない。早い話、この技能教習をなくせといったら、猟銃の事故が増えたら責任取れるのかと言い始めるだろう。すべてにおいて然り。


早朝におきだして飯食って、1時間ほどかけて車で射撃場に向かう。
8時半よりはやく到着、山の下の道の入り口はまだ閉ざされていて、数台連なって待ってたら軽トラがやってきた。おっさんが鉄門をあけた。

射撃場のクラブハウスの前で待つ。60歳以上の人たち数人、40歳くらいの人が一人。互いに挨拶しつつ。
さっきの軽トラがあがってきて、ハウスの入り口が開く。ねーちゃんが薪ストーブに火を入れるうちに、ちょっといかついおっさんが挨拶しながらやってきた。教官でした。

散弾銃トラップで5人。
9時から坐学。いうことは、とにかく安全と確認を、と。文面をえんえん読み上げる。
実技。分解と結合を行うのに、とにかくなにかするたびに「実弾異物なし」と声を上げねばならない。どぎまぎして、ピンがはずれて引き金がひけないようになりかける。自分で気づいたがもたついたので減点されたよう。

5人のうち1人は自動銃で、分解に時間をとっていた。散弾銃であれば種類は問われないので、元折れ式銃のほうが楽だし、そうだったのでよかった。

ついで、フィールドに出る。
1ラウンド練習させてくれる。練習代は当然こっちもちだが、あれこれいってくれるわけです。銃口の向きにしても銃の折り方にしてもいろいろ指導がついて疲れ果てた。
我ながらいけないのは、そういうのがすごくは嫌ではなかったところ。「指導されて技術を磨くのは価値がある」という日本人の性癖が染み付いているのだと思った。

練習後、本番の教習。まずは不発弾処理。「不発発生」と大声でいって、10秒じっとするのです。
そのあとの射撃は、25クレーに2弾あたればいいので、これはOK.。
緊張して更に疲れた。冷たい雨が降っていた。

おわったあとも、猟銃をしまうのにロッカーに入れるまでが重要だそうで、家に帰るまでが遠足なのですな。

その後採点して評価結果は、封印した封筒に入れて、各人に渡された。結果をそこでは知らせればいいじゃんと思うが、落ちてごてる奴がいるからそうはしない、というのが日本式。
自分で所轄に封筒をもって行くことになる。

とにかく寒かったです。真夏にやるのとどっちがつらいだろうね。

ところで、教習は25のクレーをうつのだが、20のクレーをうつ、のこり5発(ひと箱25弾入り)は練習に使う、という事前説明を受けた人がいたようで、ちょっとやりとりがあった。
それをいうなら私も、電話で、申し込みに「収入印紙がいる」といわれて、くりかえしてもそういうのでそれで規定分買っていったら、要るのは「京都府収入証紙」で(府警にだすんやからそらそうやろう)、あとで払い戻しもできず困っている。

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