親ガチャ問題2022/06/19 23:58

「親ガチャ」が腑に落ちた コロナ禍で弟の学費も稼ぎたくて 政治に期待できない21歳
6/18(土) 17:00配信
「親ガチャ」という言葉がある。カプセル入りの玩具「ガチャガチャ」や、中身がランダムで決まるオンラインゲームのアイテムのように、子は親を選べず、家庭環境次第で人生が決まってしまう――。そんな意味を持ち、インターネットを中心に広がる。」




もともと日本は、面倒みられないなら嬰児殺しをする、幼いうちから子供を奉公にだす、娘を売り飛ばして借金もどんどん肩代わりさせる、という親のいる社会でした。貧困な社会はどこでもそうかもしれんが、江戸時代の人口がかわらなかった原因の一つとして間引きが外国で書かれた歴史の概説に出る程度に、嬰児殺しは日本で特異性の高い問題ということにされている。

親とくに父親による、家族についての管理は明治旧民法以降新民法まで戸主の権限で歯止めがかからなかったわけです。慣習法時代は親族で取り決めるとかあったのが、明文化されて、手が出せなくなってしまった。
息子や娘を働きに出して、店に親が借金を重ねるとかもざらにあった。遊郭なんてのは、店主を親がわりにするというシステムまであったわけです。そうなるとよほど運がよくなければ正業には戻れない。

「子供がみな幸せにみえる」というむかしの外人の日本に関する感想は、育てなかった子供や売り飛ばされる子供と併存していたわけですね。

未成年を食い物にする親、子供を道連れにしてしまう親、から子が逃げられる制度、子にその制度があることを子にしらしめられるシステムがまず必要という気がします。

生保の子供に大学進学の援助を、という人がいて、それは反対ではないが、そもそも、
現状では子供に対する援助は親を経由するし、その親がなんだかでは話にならない

ヤングケアラーじゃないが、親による子供の収奪が問題。

「親ガチャ」はそういうことで、出来の悪い子をもったと思う親が「子供の方がガチャや」というのとは次元が違う。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://inakameishi.asablo.jp/blog/2022/06/19/9501601/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。