コロナと民間病院と皆保険とマイナカード2021/01/15 20:18

新型コロナに、あまり民間病院が対応してないのはけしからんとか、医師会の陰謀だとか、変な話が流れるようになってきて、どんどん煮詰まった感がありますが。

京都では民間病院にもよるが受け入れていて大変な目にあっているという話を等の民間病院の先生からも聞くのですがそれはともかく。

民間病院がコロナ対応しないのであれば、それは、民間病院が厚労省の施策でいろいろ削られて体力もなくコロナ協力どころではない、ということです。

医師会と民間病院は相互にそれほどつよい影響力はないから、医師会をからめるのも間違っている

で、菅首相がなんか不明瞭な言語で記者会見にこたえたのをとりあげて、国民皆保険をなくすんだ新自由主義もここまできたと騒ぐ人まで出てきた。

国民皆保険をなくしたら、行政の側も医療側に対する首輪をなくしてしまうわけだから、皆保険をなくしたいと政府が考えているというのは実態ではないと思います。

むしろ、いろんな資格や施設基準でぐるぐるまきにしながら公的保険制度を使って医療者をコントロールしようとしているというのが正しい。
それがかなり功を奏して、医療機関側のシステムに冗長性がなくなったから、コロナ対応もできなくなった

そのうえ、このどさくさにまぎれて、オンライン診療を伸ばす気らしい。その前提のオンライン資格確認だの、口実としてマイナカードの保険証化だの、厚労省はどんどん話を進めている。

どんなに頑張ったってマイナカードの使用率は100%にはならないんだからシステムが2重化するだけ。
生化データや処方データがみられるったって、災害時にそんな端末がつかえるとはぜんぜん限らない。デジタルデータほどあてにならないものはない

結局半端な普及のまま次のシステムを次の代の役人が考えるんだろ
こういうのやめてほしい。