地域医療とオンライン2020/11/01 15:43

厚労省はここのところ、集約化と効率化をかかげつつ、地域医療に手を突っ込もうとしていた。

ベッド数だの、病院機能だの、研修医の配置だのをとっかかりに、医療機関数や診療内容をコントロールしようとしてきたわけですが、コロナで風向きがかわったようです。
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ある程度の冗長性がないと緊急事態には対応できない、そもそも医療機関がいうこときくかどうかもわからない、のはなんとなくわかったようです、なんとなく、ですけどね。

でも、無誤謬の彼らは、だからっておおやけに方針を変えることも方向を自重することもないわけで、ここで、いままでの方針はそのままで、コロナを奇貨として、オンライン診療を喧伝し始めた。

たしかに、オンラインを導入すれば、地域格差は大きく縮小される。
これは、都市部でもオンラインがメインになったら、便利かもしれんが医療レベルが下がるという代償を前提にしているが、そんなことはいわない。

さすがにほんまの初診に導入するのは抵抗が強いが、「かかりつけ医の初診」とかいいだした。
つまりこれは、いわゆる、「初再診」のことでしょうか。

これは、「かかりつけ医」という、現状では介護がいるような方以外では、正式に制度化はされてないありようを前提にしている。
誰にでもかかりつけ医がいればそれはいいだろうが、なにもないのに人間は医者にはいかんよ
ひごろの状況を把握しておくためになにもなくても定期的に通うんか?

それでも、です、たぶん国の方は、僻地の医療機関の再編成なんかすぐにできないという見切りはつけたんではないかと思う。だったら、医者を無理やり配置するより、医者にオンラインでもつながるようにすることが解決になる、と、いかにもシステムだけ考えてるもんが考えそうな話。
だもので、周囲に医療機関がなくても医者にかかれるシステム、ということで、当分オンライン医療関係が国の「推し」になるだろう。

オンライン診療関係の事業が、当面「買い」と思います。
すでにシステム設営の会社もあって実績もあり、資料をおとしたうちにも連絡がちょこちょこくる。
紙カルテなのにどうしようと、思っております。オンライン資格確認できるようには動いてますがね。端末は富士通jにしたw

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