HPVワクチン報道2020/10/14 12:58

「質の高い総合情報サービスを通じて、最高の介在価値を追求し、医療・介護・福祉業界の永続性に寄り添い続けます。」
と企業理念
でうたうCBホールディングス(もとキャリアブレイン)が、以下のようなニュースを出したらしいんですが、、、

「積極的な勧奨の内容含めないよう留意を - HPVワクチン情報提供で厚労省健康課長が通知」  10/12(月) 13:00配信 CB News
「厚生労働省健康局健康課長は9日、HPVワクチンの情報提供に関する通知を都道府県衛生主管部(局)長に出した。HPVワクチン接種に関する既存のリーフレットを改訂したことなどに伴う措置で、情報提供資材の個別送付や接種日時・場所などの周知に当たっては、「接種を受けましょう」「接種をおすすめします」など、定期接種の積極的な勧奨となるような内容を含めないよう留意する必要性を挙げている。【新井哉】」

とまあ、この引用内容みて、あいかわらず厚労省はなにゆうてるねんと思った人は多いと思うし、ワクチン脳は喜んだかもしれない

で、これのもとが、

健発1009第1号
令和2年10月9日
各都道府県知事 殿
厚生労働省健康局 長
ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の対象者等への周知について

という公文書で、見てもらったわわかりますが、
「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について(勧告)」(平成 25 年6月 14 日健発 0614 第1号厚生労働省健康局長通知)
を改正した内容になっているのです。

その改正内容たるや、

(旧)接種機会の確保を図ること。ただし、その周知方法については、個別通知を求めるものではないこと。
(新)接種機会の確保を図ること。(そのあとの文言削除)

(旧)、積極的な勧奨を行っていないことを伝えるとともに、接種を受ける場合には、
(新)  (この文言削除)

(旧)ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン接種の有効性及び安全性等について十分に説明した上で接種することを周知すること。なお、同ワクチンの有効性及び安全性等について記載した説明用資料については、別紙のとおりである。
(新)ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン接種の有効性及び安全性等について十分に説明した上で、対象者等が接種を希望した場合に接種することを周知すること。

(旧)副反応
(新)副反応疑い

(旧)合同会議において、今後、早急に調査すべきとされた副反応症例について、可能な限り調査を実施した時点で、速やかに専門家による評価を行い、
(新)引き続き、合同会議において副反応疑い報告等について専門家による評価を行うとともに、国民への情報提供を進めつつ

てな感じで、副反応は疑いのレベルに押し込め、これ以上の調査についても言及せず、勧奨を行わないという姿勢もあらため、接種する方向にシフトした内容になっている。

いったいどこをみて記事を書いたのか、そもそも通知を出したのは健康課長ですらない。

質の高い情報どころか、ちょっと話にならないレベルの誤報なのですが、そんなにワクチンを鑑賞したくない理由がどこかにあるのか、もとキャリアブレイン。