風邪やらインフルエンザやら肺炎やら2020/02/05 08:52

ずっと風邪で不調、ブログもほったらかしでした。

昨年末東京のとある会にいって、人も多くてちょっとのぼせた感じがあって、しまったかなと思ったら、案の定、28日にツアーで旅行に出かけての正月前から、咳がとまらなくなった。

それでも熱は上がらないので、5日には戻って、しつこい風邪やなと思いつつ、マスクしてふつうにすごしていたが、食欲もなくなりまして。
同時に家内も、これは高い熱を出しインフルエンザAで寝込んだが、発症のタイプが違うので、家内は家内でツアー中に誰かからもらったんだろうと思っていました。

家内は食事をつくることもできす、私自身つくったりちゃんと食ったりする気にならず、カロリーメイトをポカリスエットで流し込む生活になった。大塚製薬ダイエット
ま、体調最悪は5日ほどでおわりましたがね。あとはなかなかやまない咳しながらだらだらしている。声がしばらくかわっていたが、それは元に戻りつつあります。
経過、長いです。

体調がわるくて食えないのでついでにダイエットする、というのはむかしからちょくちょくやります。
歳食うと、食事を少々減らしてもすぐに体重には反映しない
2週間で2キロほど減って、反応なかなかせんなと思ったら、いきなり1キロほどがたんと減った。
会食が数回あって、リバウンドとまでならないがしばらく体重の減りがなくなったりする。
それでもじわじわ減り続け、はじめから4キロちょっと減にまできた。
体重減らすと誰でもいうことでなんですが、階段が楽になった。現状で、BMI23以下にはきたのですが、もうちょっと続けたい。
これについてのオチはありません。

これではあんまりなので、新型コロナ肺炎、通称武漢肺炎(中国自体でもそう称されてるときいた)とやらについて、当たり前のことを書きます

「「潜伏期間中も人に感染。致死率低い」北大グループ解明 高リスク者に対応を」
毎日新聞2020年2月4日 22時14分(最終更新 2月4日 22時14分)
「北海道大の西浦博教授(理論疫学)は4日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、新型コロナウイルスの感染者の2人に1人が、発熱などの症状が出ていない潜伏期間中の感染者からうつされていたとする研究結果を発表した。一方、実際の致死率は0・3~0・6%程度にとどまるとも分析。「過度な封じ込め対策ではなく、一部の重症化した人に対する医療態勢の整備に注力すべきだ」と強調した。」

日本の対応がぬるいのどうのという話が出ていまして、、、

症状がゆるく、潜伏期間内にも伝染する、ということであれば、いったん国内に入ってしまったのだから、国内での感染の広がりはもう防ぎようがないです。
マスクマスクという人もいあるが、マスクは飛沫をとばさないためのもので、うつされるのを防ぐことはない。ただ、マスクしてると手で顔をさわる頻度が下がるので手から頭部粘膜経由でウイルスがはいりこむリスクは下がるようです。
ま、よく手をあらうのは前提

寒中出かけて人ごみの中でマスク買いに並ぶとか、ご冗談でしょう。
こないだは奈良の北の方のなんてことのないコンビニで、中国系父子らしい3人がマスクのパックをひとつづつ買ってた。観光バスも来ないような場所にまで買いに来るのに感心しました。
マスクが全体に足りなくなると医療機関に回らなくなって困る。マスクせず手術なんかするわけにいかない。また、N95とか、そういう、いいマスクばかり皆ほしがる。
医師会から1パック50枚回ってきましたが、長引くと焼け石に水。

他人と接触する限り防ぎようないのであるから、集団免疫が成立するまで、せめて発症者は重症化せんようケアする、しかないんでないですかね、記事にあるごとし。
爆発的に患者が増えると診療看護体制が追い付かないので、これ以上感染リスクの高い集団を入れないこと、みな心がけて人混みは避け気味にするくらいですか。

「免疫力を高める」という、わかったような何を言ってるのかわからない表現がありますが、「無茶せず、体力を落とさず」程度の表現でええんやないんですかね。
免疫力あり過ぎても困るんだし、そもそもそれを意図的につくりだす具体的な方法があるわけでもないが。乾布摩擦?ww

ウイルス高濃度の集団を入れないのが基本なんだから、感染地域からの人が入るのは止めなければならない。
感染者の出たクルーズ船の乗客5000人を、しばらく船内にとどめたうえで野放しにするなんてもってのほかと思うんですがねえw
船からは出られんし各部屋に配るだけの配膳力もなく、飯食わんわけにもいかんやろうし、伝染しあってgdgdになっていくことがわかりきっていてもひたすら飛沫のおちまくったビュッフェで飯食うしかなかったんでしょうが、これって患者を培養してるようなもんです。
それやってから、全数検査もせずおろしてしまうなら、もっとはやくおろして、濃厚感染の機会をへらしたほうが、まだましだったんではないか、結果論ですが。

外に出られないひとたちがネットに集中して、炎上しやすくなるかもしれないと思ったが、いつも最大炎上してるようなもんだから、違いも判らないかもしれない。

僻地勤務させたい人達2020/02/07 15:05

僻地に医師が行かないからといって、とにかく行かせるためにあれこれ考えてる人たちがいるが、「いかないこと」に罰則的なものを考えてばかりなんですね。

医師少数区域での勤務経験「全病院の管理者要件に」:達増知事、自民議連で

IDPASSつきのところですみませんが、、、

「自民党の「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」(河村建夫会長)」の「6日の総会で」、「達増拓也・岩手県知事は」「医師少数区域での勤務経験を地域医療支援病院に限らず、全ての病院の管理者要件とすることなどを提言した。」

ということらしい。

僻地を抱える知事さんのしんどさはわかるけどねえ、、、、

管理者になんかならなくていいやという医師が増えて、結局有名無実化するんじゃないですか。
そういう手前勝手な条件って、該当者が居なかったら困る方がつけたらダメなもんですが。

そもそも病院管理者の適性と僻地勤務には関係ないんではないか。
早い話、管理者にしたい人が、僻地勤務がなくて管理者にできず、管理者にできそうな人が、どうしようもない人しかいなくても、それでもいいの?

病院会のほうも、

「議連に出席した日本病院会の相澤孝夫会長は」、「医師が中堅になり、専門性を高度に高めようと思って、都会を選ぶことを止めることはできないが、せめてその前までは強制が必要だ」と強調した。」

だそうです。
もっぺん書く。医業は免許さえあればできますんでね、アホらしい制度から逃げてけっきょくちゃんとした医師に育てなかったひとがごろごろ増えたら、困るのは受診者側ですぜ。

むかし僻地に仕方なくでもみんないってたのは、医局のなかで、そのあとましな目にあわせてくれるだろうという、それなりの信頼関係が成立してたからです。

それをぶっつぶした今になって、「僻地に行かなきゃこんなに損なめにあわせてやる」ばかり論議してるんですが、それが本当に有効なのか、自分がその立場になったらどうするか考えてみればいい。
そのうち「医者になっても仕方ねーなー」ということにたぶんなる

新型コロナと多世代住居2020/02/12 16:11

医師会で講習会があり、 COVID-19と呼ばれるに至った新型コロナによる肺炎(2019-nCoV感染症と冊子では表記してる)についてきいてきて、思ったこと。

これ、子供は発症がみあたらなく、発症者家族の10歳の子供調べたら無症状だが感染してたそうでして。

季節性インフルエンザ同様、免疫反応 (cytokine stormなど) で症状が重症化するとしても、この感染症はことさらに、免疫反応のゆるい子供ではあまり顕在化しない特徴があるようです。
そして、日本国内発症者をみても、AYA世代(= adolescence and young adult)や全身状態に問題ない大人でも、経過の長い風邪程度の症状だそうで。

ついでに書くと、上気道症状が少ない(鼻汁くしゃみ咽頭痛が少ない)そうです。なので、喉が痛くて声のかわった私の長かった風邪はたぶん違う。

基礎疾患のある年長者や高齢者だと重症化するということです。

これを考えると、小学校なんかに入り込んでもわからないだろう。
小学校で蔓延して、そこから各自家に持って帰り、その家にいる、基礎疾患のある年長者や高齢者に感染させてはじめておもてに出るわけですね。
先生に感染するだろうが、先生から感染するかもしれない、わからない。

中国の大都市ででああも壊滅的なことになっている(ようにみえる、おもてにでてからの対策が大袈裟大がかりなので余計そう見える)のは、大気汚染や、たぶん喫煙者が多く、もともと COPD 率が年長者に高くて(日本でもけっこう高いですw)、かつ大家族で、そうでなくとも密集して生活してるからじゃないんですかね。

それを考えると、この感染症は、日本でも、減ってきた3世代同居というものに、とどめをさすものなのかもしれません。


ところで、この感染症は基本的再生産数が2くらいだそうです。
これは、ひとりの感染者は周囲の免疫のない人に感染させる二次感染者の数で、インフルエンザの2-3とそんなにかわらない
これで大騒ぎするんだから、もっとそれの高い、かつあとあと難を残す風疹(7-9)やら麻疹(16-21)なんか、ちゃんとワクチンうってほしいものだと、ありきたりですが書いておきます。
アメリカでは、いま、日本について風疹流行地として渡航制限が出ている。先天性風疹症候群の赤ん坊の眼底は、それはそれはひどいものです。
HPVにしたって、わけのわからない団体が反対つきあげるのを、さも両論併記してバランスとるふりするのはただの風評被害です(北海道新聞のことね)。

エビデンス上、よりましな選択肢はちゃんと肯定的に扱われるべきで、それを言っている人がいるからといってましでない選択肢と、同等に扱われる理由はない。
二者択一にするべき案件でもない。

汚染国ですね2020/02/14 09:01

経路のわからない感染者があちこちに現れ死人までいるんだし、COVID-19 について、もう日本は立派な汚染国です。

さらにあきらかなパンデミックになった場合の社会活動の制限はどう法制化されてるんですかねあるならちゃんと広報してほしい
感染者、そう疑われるものに対する、対個人の個別対策については、ちまちま変更しつつ小出しに報道されてますが、「人ごみ自体の規制」を考えとく必要もあるでしょう。
コンサートや各種大会、集会はもちろん、満員電車や、果ては繁華街まで。中国ではそうしている。
医者の集談会とか学会とか、実は危ないと思う
参加してるセンセイの誰かが受診者からひっかけてる可能性は、ふつうの人間集団より高いんじゃないですか。今週末ひとつあるんですがw

もし不十分なものしかないのであれば、独裁国じゃないといっても公衆衛生上の必要は違うんだからどうやって混雑状態の規制等するか法制を今からでも考える必要あるんでないか。

豚コレラのときもそうでしたが、規制したときの損害の賠償が問題なんでしょうがそれも整理して

オリンピックはやめないとか意地はってる場合じゃないと思うんですが

繰り返しますが、、小学校かなんかで、子供の中だけで無症状でひろがる可能性があるわけですね。
若年感染者無症状というのがとにかくコワいと思うんですがねえ。
病人老人がじっとしてても近づいた若年者が感染力のある無症状者だったらアウトなんですがみんなどこまでわかってんのかね。
最近の感染者の感染経路もわからんというならすでに相当蔓延してると考えるほうがいいと思うが、集団対策がまったく見えません。

老人病人に接する医療機関にいるひとは、入院外来に限らずみな簡易でいいのでマスクする方がいいと思うが、そのレベルのマスクも払底してる。
そんな状況でなんで中国になん十万枚もマスク送るのか。

ボクの考えたコロナ対策(キリッw2020/02/15 08:54

まず書くが、私の予想は外れることが多い。騒いだら違う結果になるというゲンを担いで、以下、煽ります

きのうの報道では、厚労省が専門家をよんで COVID-19 感染症対策を、ということでしたが、今まで専門家おらんかったんかい

政府、感染抑止へ専門家会議設置 帰国第5便16日派遣―中国温州市に渡航中止勧告 2020年02月14日18時58分 時事コム
「政府は14日、新型コロナウイルス感染者の死亡が国内で初めて確認されたことを受け、安倍晋三首相が本部長を務める対策本部の下に「専門家会議」を設置した。」「首相官邸で開いた対策本部会合で、首相は「第一線で活躍する感染症の専門家を構成員とする会議を設置し、対策を強化していく」と表明。」

わかりもせんくせにあれこれ財務省の手先になって医療界を指図する厚労省ですから、こういう対策も自分らが医療界に指図すれば何とかなると思ってたんかもしれませんが、君たち素人なんだから。
すみません日ごろの鬱憤がたまっています。

報道される限り、以下の特徴を持つ感染症なのですね。

若年者とくに子供は無症状であることが多い
高齢者、基礎疾患のある年長者は症状が強く、死ぬこともある

で、一気にアウトブレイクさせたら、死ぬ人は死ぬ代わりに感染が社会に広がり終息も早いんでしょうが、医療が回らなくなって助かるものも助からない

となると、なるべく感染を小出しにするしかない。
これは長引くことを意味するので、オリンピックとか、できないかもしれないという保険はいまからおいておくしかないのだが、その気はないらしい。政府はアウトブレイク派かw

飛沫や飛沫核、接触で感染するというので、手洗いの励行とかあたりまえのことはさておき。

無症状のひとがいるということは誰が感染者かわからないのだから、外出時は特に若年者は全員マスク着用
高齢者や基礎疾患のある年長者はなるべく若年者と接しない
発症時は、早期に医療機関で隔離される。

これしかないでしょう。

60歳以上の医者は、患者の相手してはいけないww
結膜炎を初発にすることがあるというんだからね、目医者だって危ない。
若年者は、若年の医師が見て下さらないと、高齢開業医師があっというまに発病して大量入院、医療インフラ壊滅するかもしれない。

加えて、人ごみのない社会とかいうと、なるべく仕事は非対面オンラインで済ませるとか、感染陽性者が休みやすいよう日数制限なしの有給扱いとする、のも重要。
そのあたり、本当にできてるかはともかく中国ではそう動いている。たぶん社会インフラとか財源とかの問題で日本では動かない。
日本は、無意味に対面で仕事するようにできていて、おかげで新幹線も大繁盛です。その仕組みをかえると交通機関が困るという突き上げがきそう。
使用者のせいで休むんじゃないから有給にしないというと、感染者がだまって出てきてウイルスばらまくに決まってるだろう。

役人は「いまの制度がこうだからその中でどう対応するか」しか頭が動かない
そのくせ、できもしないプランをたてて、できなければひとのせいにする。ムーンショットプロジェクトとか、金も出さずに「選択と集中」の亡霊を担ぎ出して、恥ずかしいぞ。

ろくな初動もしてない WHO にまでこういわれる。
WHO専門家「いま一番、世界中が心配しているのが日本」 2020/02/14 12:28 読売新聞

はじめはWHO勧告に従ってたにしても、いつまでも、役人と政治家が場当たり的に抜け穴だらけの水際作戦を続ける日本が問題にされるのは仕方ない。
未だに無制限渡航を認めているのが何ともですが、それも含めていろいろと制限するとうるさい業界とか議員とかいるんですかね
政府の対応は、後手に回ったというより、各方面の権利侵害とそれにたいするクレームを恐れて、状況に後ろから押されないと進めない感じ
長いクレーマーたちが、ついに日本をここまで仕上げたのか、防衛医療に倣えば、防衛政治といいうのかね。

感染症防御は、歴史も長くデータもあるはずで専門家もいる。
どこにどう金を遣えばより有効かわかっている事柄で、専門家はそれを指摘できる。さっさとまとも意見をうかがうべきだったし、そのとき制度が邪魔するなら、制度でできないとか言わず、制度を何とかするのが、政治の役目でしょうがね。

クルーズ船にしたってです。
日本の船じゃないし、明らかな感染者以外はほんらい救護義務はたぶんないんだろうから、受け入れキャパがない以上船に乗せっぱなしになるのは、問題ないはず、というのが役人頭。
といっても、培養槽になるのは見え見えやから、実験台かといって乗客の母国が文句言うのは、まあ、あたりまえですわな。
そこで受け入れキャパがないから全員下船はできない、問題があるならさっさと迎えに来いやと、きっちり早いうちに要請するところまで、ちゃんとイメトレしてやってるのか
いや、さすがにアメリカは飛行機だすようです。武漢並みの扱いになったな。

文系理系という分け方はどうかと思うが、何か問題がある時、「制度がこうなってるから」と、得々と説明始めてそれでおわる人がいる。私はこれを文系頭と呼んでいる。いわゆる文系の方々偏見すみません。
光速を超えるのは無理だが、人間の作った制度は変えられるし、それを念頭に制度がいかに問題か語っているのに、「でも制度ガー」といわれても、こいつはアホか、としか思えないのです。

とくに国会議員がた、あんたらは「立法の府」にいる。
制度を守らないのがどうのと責めるのが仕事ではない。制度に問題がないかそれは変える必要がないかちゃんと議論してほしい。