皆保険崩壊序曲2018/09/13 22:56

あまり話題になってませんが、国保の管掌が市町村から都道府県になったのを背景に、医師会と不仲な奈良県知事が、奈良県での保険点数を一律一点9円にするといいだして、界隈がかなりもめています。

June 1, 2018 / Last updated : June 2, 2018 user
「奈良だけ「1点9円」は実現するか 地域別診療報酬、裏で糸を引く財務省」
医薬経済 2018/6/1
「奈良県は、国が例外的に認める「地域別診療報酬」を積極的に検討する方針を打ち出した。18年度からの第3期医療費適正化計画で、23年度の医療費目標を4813億円と設定。16年度の4614億円から199億円増に抑える計画だ。地域医療構想に基づく病院機能の分化・連携の推進、後発品の使用割合全国1位の水準(23年度)など適正化の取り組みを進め、それでも医療費目標を達成できない場合、国民健康保険の保険料水準を引き上げるか検討するのと併せて、地域別診療報酬を検討する。」

これ、「利益が一割減る」ではなく「売り上げの一割分、利益が減る」。
薬の差益で言うと、いまどきは純正品一割ない、ゾロでも2割超えたらいいほうだから、それがメインなら食っていけない。
安い医療求めてまわりの府県から患者がきて忙しくはなる。赤字の増えた公的病院の補助も増やす必要。
ことによっては保険医療崩壊の蟻の一穴になるかもしれません。実施されたら大変な社会実験で、実験台は医師も患者も大変。つか、実験で済むの?

これに対して保険医返上くらいせんと、あかんのちゃうかと思うが今どきできるんだろうかね。