保険審査おぼえ2018/07/13 16:30

医家むきの内容です。一般の方には何のことやらでしょう。

知人が、保険審査をいろいろ考える会に入ったそうで、あれこれ教えてくれる。
あくまでも外部のひとらが、返戻や差戻についての相談に乗ってるだけで、内容も重要とおもわれるものは公開してるそうだから、情報漏洩でもなんでもないのです念のため。
で、きいていて、ここは気をつけんとあかんな、というところを、覚えのために書いた。

大したことは書いてません。たいがいの、特に開業医には常識に属することでしょう。
きいたそのままではなく、あくまでも、眼科としての受け止め方をメインにしております。

用法に「適宜増減」とあれば、必要である説明を書けば2倍までは可であることが多い
 なので、出血性内痔核へのパオスクレー硬化療法は、用法に1‐3㎎とはあるがいちどに5㎎入れるのは症例によっては可だそうな。そもそもこの療法は根治療法ではないので、わざわざ3㎎づつ2回数週開ける程度で入れたら査定される、3か月くらい開けろ、ですと。ほんまかどうかしらんし、他科のことだが、眼科でも応用の利く考え方。

ある治療や手術のあとに特有の検査は、治療終了日や手術日を明記したほうが無難。
 白内障手術後の内皮検査なんかそうでしょうね。眼科じゃないが、何回かにわたる治療の終了を明記しなかったため点数取り損ねた施設があった模様。

投薬内容の変更は、同月内なら「AからBへ変更」と明記すること。
 併用とおもわれて削られることが目立ってきたそうです。ほか、DMにたいし、ビデュリオン皮下注を開始する場合、ほかの治療であかん場合にと用法にあり、併用ではなく、それらがいまいちだったのでこれにした、とわかるようにしないといけない模様。内科のことはわからん。

手術したら、麻酔薬はちゃんととる、でないと処置とみなされる。
 損傷にたいする治療などではとくに重要なようです。これは霰粒腫切除の時もいわれましたわ。

笑気ガスの評価は1l≒2g、4l/分で計算するそうな。全麻してる先生用。

加算は、加算の元の点数を忘れないこと。
 一般処方加算をとるのに、処方料を入れ忘れるあわてものがおられたそうな。

いろいろと厳しくなってきてますなあ、今後も、教えてくれたら覚書にします。

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