猟期のおわりの雑感2018/03/09 18:55

今年もじきに猟期が終わります。

今年は事情があり、エアライフルは手放し、鳥は撃ちに行かなかった。
10回あまり巻狩りに出猟、出会って自分で撃ったのは一度で半矢。あとは、猟場で遠くを走るのは1度見たが向きが悪くて撃てず、という惨憺たる成果。
出入りしているグループ、猟場でも、いまいちの成果だったようです。
ひとのおとした、ヤマドリとアナグマを分けていただいたのは、うれしかった。

最近は、どの猟場でも、鹿は、大きな群れをあまりみないという話。そうなんですかね。オフ期の大々的な有害駆除でいろいろかわってるんじゃないかしら。やりすぎたら、昔のニシン最近のウナギといっしょで、あっというまにおらんようになりませんか。
補助金で伐採しまくってるが、使うわけじゃないので倒しっぱの木の多いこと。ふつうに林道にも倒れかかってるし、歩きにくくて仕方ないし、斜面あがるのもこわくって。けもの道があっというまにかわってしまう。

装備についていろいろ感じたこと。

今年から Sako Tikka T3Xライトステンレス なる 308win のライフル銃導入。シンセティックで軽くていいです。
1-10倍のスコープをつけています。待ってるときはたいがい2倍にしています。
一度だけ獲物にむけました。上記、半矢になったもの。
目の前にでた鹿を撃ったらそのまま走っていってしまった。
その場にすこし泡だった赤い液が飛んでいて、肺を抜けたのか。
逃げてよじのぼった斜面を、苦労して私も上がったら、上に1か所、さらに2か所でかい赤い痕。そのむこうはシダのしげる急斜面で、しつこくうろうろしたのだがその先がわからず、そのままロスト。
上空にカラスが集まってきてたし、どっかで亡くなってるのでしょう、回収できず申し訳ないことをしました。

12番自動銃ベレッタ Beretta A400XplorLight  は、今期は出会いなし。
この銃については、まえに1-3倍のスコープをつけてました。猟では22インチスラッグ銃身ですが、26インチリブ交換チョーク銃身がデフォルトで、これも買わざるを得なかった。そこで、オフ期にちょっとでもクレーが撃ちやすくならないかと、 EOTech XPS2-0ホロサイトに替えてみたのですが、でかくて重い。銃の軽さが台無しです。
トラップ斜面で正面にだけ飛ぶようにしたらたいがいあたるが、左右に振ると、とたんにぜんぜん当たらない。練習不足ですがね。

猟場で遠いものも狙いたいので、ホロサイトに加え、脱着できるマグニファイアもつけようとしたのだが、さらに重いうえに、A400用のマウントベースにはのりきらない。
拡張ライザーマウントも、いいものは日本では手に入らず、中国製の、エアライフル向けと思われる、固定ネジの2本中一本が半分にけずられたものを2つ買った。強く締めると半削ネジがかんたんに折れたので、けずられてないネジを2コイチでそろえて使用。
視点が高くなって、頬付けがわるくなったため、さらに、樹脂製のチークピースつけることにした。
重くなるうえに、どんどん嵩がふえる

こういうホロサイトは、戦場で自動小銃を、「そのあたり」にぶちまけるためのもので、精密なスナイプのためのもんじゃないだろうと思う。
バックショットには向いてるとは思うが、大日本猟友会からバックショット使用禁止のお触れが出て、バックショット弾製品自体が店頭からどんどん減ってる現状です。

素直に、この銃でオフ期はスコープもなにもつけずクレーを楽しみ、猟期前にスコープつけてスラッグ練習して猟に臨むべき、なんでしょう。

あと1丁所持する、上下2連の20番ミロク Miroku 2700MC は、ですから今期はクレーのみの使用になりました。
クレーだと連続でたくさん撃つことになる。銃尻が硬く衝撃で肩が痛くて、ゴムのリコイルパッドつけ、銃床ごとつつみこむカバーを家内につくってもらい、やっとなんとか使えています。練習会でみかけた、やはりこの銃を所持する女子は、銃床を切ってもらってリコイルパッドつけたとか。
たしかに単にパッド足すだけじゃ、小柄だと腕の長さが足りなくなるのはわかりますが、よくやるなあ。
26インチのやや短い銃ですが、肩当て頬付けをしっかりやればトラップで18くらいはたまにあたることもあるので、まあいいかと。ええかげんやとあっというまにアンダー13w

ところで、以前も書いたような気がするが、上記のように口径の違う散弾銃をだぶって持つと弾の管理が面倒なので、上下2連と自動銃を、12番か20番どっちかでそろえたいと思っている。

12番にそろえるのか20番にそろえるのか、ということになりますが、私はとにかく重いのが嫌
いうまでもないが上下2連は銃身が2本だから、より重い。

12番の上下2連でいまどき軽さが売りというと、ベネリ Benelli 828Uになる。2店で触らせていただいたが、折るときに、ちょっと馴染めそうにない癖を感じた。
ベレッタの上下2連のウルトラライトDXもみたのですが、28インチで、実測3kg近かったので手を出さず。もった感じは悪くなかったのですが、見送ってしまいました。ミロクの20番が軽すぎてねえ。
これらベネリもベレッタも、50万円コースで、それも躊躇した理由。ちょっとなんだかなあ。
面倒な登録が必要で、資産にもならない銃に、競技で成績競うわけでもなし、あまり高い金かけたくないのだが、買う人がいないから高くなる悪循環。
トランプ大統領が、非関税障壁と騒ぐべきところじゃないのかここは

12番はリコイルもきついです。軟弱ですね、わたくし。

なもので、20番でスコープつけられるスラッグ銃がほしいわけで。
さらに書くとポンプもボルトも連射時の操作が面倒で嫌なもので、軽い自動銃がほしいのです。
自動銃でも、スラッグ銃身がハーフライフルしかないものもあります。サボット銃は銃弾が馬鹿高価いし、鳥がいた時にふつうの散弾も撃ちたいのでそれはほしくない。たいがい重いし。

現行のベレッタのカタログには、スラッグ銃身のついた20番自動銃がない。 A400XplorActionに20番リブ銃身のみがある、しかも、なんだかよくわからない液晶カウンタがついてる模様。
薬室から一時的に手早く銃弾をとりだせるカットオフが欲しかったら、ベレッタの以前の自動銃のスラッグ銃身20番中古を探しに行くしかない。古いと重い。先代になる A391 ウリカとか、売買の痕跡はネットでみますが、いつも出回るものでもないようです。あらたにベレッタがまた22インチのスラッグ銃身20番を出してくれたらいいんですけど、望み薄か。

カットオフ気にしないならベレッタにこだわらなくてもいいのですが。
20番で、平筒セミオート銃スラッグ銃身付が新品で買えるのってマロッキMarocchi とベネリだけ、なのかな、どうもそのような。カタログみつけるのに苦労するマロッキの A20 なんて、買った人いるんだろうか。
マロッキやベネリのホールドオープン機構がじつはカットオフ同然という話もあるのですが触ってないのでわからない。マロッキは24インチ。22インチとどんだけ違うもんやろか。

中古ではレミントン Remington の1100が安くて多く出回ってるからいいじゃんという話もあるでしょうが、1100は12番を以前に使っていた。松葉状金具に往生したし、スコープマウント金具を外すたびに内部のカシメも外れやすかったので、避けたい。こいつには明らかにカットオフはない。
そもそもふつうの平筒散弾自動銃は、世界標準では鳥向けなのね。
ネットで大型獣にもいいという評判の散弾銃を調べたら、ベネリの BlackEagleIII 推しのサイトがあった。尊いな、、カンチレバーが素敵です。使ってる人も実際に知ってますが、20番はない。

スラッグ銃身自動銃がほとんどもう出ないということは、リブ銃身でやればいいじゃんつーことなんでしょうけど、スラッグ銃身は肉厚なのでいいという人もいる。
バックショットやめろとお触れが出て製品も減る中、近距離の大物猟がスラッグになっていくのは仕方ない。
いまから銃買うクラスタはクレーじゃなく狩猟メインと思いますし、スラッグが前提でそのうえ狩猟女子が流行るなら20番がセールスに有利だろうと思うのですがねえ。
リブ銃身ならクレーも楽しめるったって、本気でクレーするなら専用銃に勝るものはない。トラップ銃なんて、中古銃わんさかあるんだし、まともにやるなら安い専用銃でも成績はそっちのほうが絶対出る、と思う。
なんちゃってクレーするだけなら、スラッグ銃身でスキートやって何が悪いと、勝手に決めている。

つぎのシーズンにはまた、あらためて、エアも買いたいと思っている。
ヒヨとか、ちっさいもん狙うのが好きなのですが、4.5 のエアライフルなんてもういまどきあまり出てないのですね。
FX Cyclone では現行であるようですが、スムースボアになってますよね。今までも、ほとんど売れてないと、銃砲店がいっていた。
最近のエアの流れは大口径、6.35を導入した人を何人もみたし、もひとつ上も出てきました。100m先の大型鴨もカワウも一発というと、大型鳥類の猟の仕方がかわってしまう。でも、私はいまのとこ鴨はいいのです、理由はいろいろある。

5.5でまたやるなら、私の優先順位トップは、まず、静かなこと、です。次に軽いこと、なんか間違った優先順位のような気もするがw
新品だと、銃砲店での買いやすさやいままでのつながりで、FXを考えてしまうのですが、FX Bobcat がレギュレータもついていいけどちょい重い。プルバップはそれでもバランスがいいとはききます。FX Royale350 はレギュレータないし、同型の Royale250 にはトラウマが以下略。いま推しらしい、FX Streamline はけっこう音がでかかった。 FX Crown で銃身替えるなら複数口径持っても登録はちょっと楽になるけど、いちいちスコープの調整なあ、、、
いきなり変わるが、 Matador なんか静かで軽くてよさそうやけど近所の銃砲店で扱ってない。Benjamin が静かでよかったという人もいるのですがどのモデルかわからない。だいたい、試し打ちもできず買うのは大変な無理がないか、日本の銃規制

しかし、、、諸外国では、鳥猟はふつうに散弾銃でやるもので、たくさん鳥を射獲して嬉々としてSNSに写真あげてることを考えると、銃による鳥猟の肩身がどんどん狭くなってエアに追いやられつつある、日本の狩猟事情はなかなか特殊。地域にもよるんでしょうけどね。
エアもって忍び寄って、一発必中という凝り性は、日本人向けとは思いますけど、すぐに「道」っぽくなるのはなんとかならないのだろうか。

2年前に廃業されたサンフランシスコのハイブリッジさんが、後継者を得て近く再開という噂をきいているので、むこうのものでいいものが個人輸入できないか、ひそかに期待しているところ。
故障したら自分でなんとかできないとどうしようもないのですが。
東京銃砲の扱ってない FX impact をEガンショップ経由で買ったら撃ってるうちにどっかの部品が折れて困った人がいたという話をききました。そうでなくとも、FX 製品は繊細(ゲホンゴホン)とあちこちできく。

自力でなんとかしてしまう人がいたりするのがすごいのですが、自分はそうではない。何を買ったものかなかなか難しい。そして、モノに淫するのは、なかなか楽しい。

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