騒音雑音BGM2018/01/27 08:56

日比谷線車内でBGMかける試みがあるそうな。

「東京メトロによると、今回の試行運用は「より快適な車内空間をご提供すること」が目的とのこと。「通勤用列車における営業列車内でのBGMの放送は国内で初の試みで、当面の間運行する予定」としており、利用者からの意見をもとに、今後のBGMの有用性などを検討していくとしています。」

アホですかとしかいいようがない、いったい誰の発案か、すくなくともこういうものを求める乗客がたくさんいたので、というわけではないでしょう。

生活音は仕方ない、たとえば商店街なんかのBGMは、やめてほしいとは思うが広告という理由があるのでまだ我慢する気になる。

しかし、いい音だのどうのどういう理由つけても、自分の趣味ではなく必要で入らねばならない公共空間に、「癒し」だののためにBGMをかけるのは、余計なお世話です。

癒しは人によって違う。知人には、チャイコフスキーをきくといらいらするという男がいた。でも、アンダンテカンタービレくらい、かかってもおかしくないですよね。

各人イヤホンのかしゃかしゃの不満が大きいので、いっそみんなで同じ音聞いてくださいということか、たぶんそのぶんかしゃかしゃが大きくなると思う。

なにより、こういういらん音が邪魔することで、本当に必要な聴覚情報をききおとす可能性があることがこまる。私も最近とくに聴力がおちているのでそろそろ他人事ではない。
まして、障碍者とまでいわれる方には死活問題の筈だ。

ちょっと考えてもそれくらいのことはわかるだろうに、いったいどういう経過を経てこういう馬鹿な決定がなされたものなのか、予算もかかるわけでしょう、公共交通として、車内どこからみても停車中の駅の名がすぐわかるように工夫するとか、やることはいくらでもないか?

つか、なんかやればいいというものではない、ん仕事を自分で増やしてひとのためですと胸を張るのは役人のもっとも困る性癖です、やめてください。


ところで、手術室で術者がかけるBGMは、術者が集中もしくはリラックスするためのもので術者が選ぶので、あれでいいのです。私はエンヤか、グールドのゴルトベルクをよく使った。ちゃんと知った曲ならどこでどんな音がするか知っているので、違う音をききのがすリスクも下がる。
出先だと、そこにあるものが適当にかかったりしますが、日本語が入ると集中できないのでそれはやめてもらいます。
勘違いしたナースが自分の趣味のものをもってきて「みんなのためにかけよう」とかいうことがあったが、それは違う。

さらにむかし、細胞培養の実験してたときには、細かい作業はずっと、デュトワ指揮ベルリオーズの幻想交響曲かけてたりした。ルーチン作業の肝心なところで同時にもりあがりがくるのがよかった。

白内障手術の説明時に、手術の間好きな音楽かけていいですよといったら、舘ひろしのテープもってこられたおばあさまがおられた。はにかみながら「好きなんです」といわれるのでかけました。舘ひろしBGMでフェイコやったのは、あのときだけです。
以来、もってきていいですというのはやめました。舘ひろしというお好みに文句つける気はぜんぜんありませんし、カッコいいとも思いましたが、すみません術者の集中のほうが大切なので。ひとの嗜好はかように多様