罠だけ? ― 2017/05/29 13:07
震災後立ち入れなくなった市街区域をいろんな動物がうろつくようになって、住民が帰還に困るという。
「居住制限区域は、イノシシが他のエリアの約九倍、アライグマやハクビシンは数十倍という過密状態だった。」「こうした事態を受けて、町では一昨年十月に猟友会の会員などで有害鳥獣捕獲隊を結成。週に二回のペースで九人が避難先から通い、わなを仕掛けて動物を捕る作業を続けてきた。」
私が前あのあたりいったときも、道路沿いに、獣に注意とか猪に注意とか看板が出ていた。それから2年以上たって、さらに獣は増えたでしょう。
そら居心地ええやろなあと思うのですが、あきらかにヒトのすんでない区域なんだから、なんで銃使わんのやろうと思うのですが。
200m以内に10軒以上住居があれば駄目、は基本ですが、立ち入り禁止にしてあればそこにはヒトは基本的にはいないはずなので、交差点の真ん中にでも餌つみあげて、夜間に照明つけてそのへんの家の中から撃つ、程度のことは認める立法措置したらあかんのやろうかと思うのです。
市街地に入ってきた野生動物に対してじつは社会は弱い。入ってこないことを前提に法規制されているから、いったん入り込んだら打つ手が非常に限られる。
でも、夜間立ち入り禁止にした時点で、すくなくとも夜間においてはそこは野山とかわりはない。
和歌山のほうではきびしい制約付きながらも夜間猟が行われるようになったとききます。
流れ弾で家がいたむとか心配はあろうが、住めなかったらそもそもいたみっぱなし。
居住地として人間の手に戻したいなら、生活圏から野生動物をおいたてていった歴史を再現する必要がありましょう。
それが無理なら、もと市街の中心から野生動物のサンクチュアリになっていくばかりです。
by 稲亀石 [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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